はじめに
PdMにとって、KPI(Key Performance Indicator)の設計は非常に重要な業務です。目標設定が曖昧だと、チームの方向性がぶれたり、成果が評価されなかったりします。本記事では、初心者PdMでも失敗せずにKPIを設計するための基本と、よくある落とし穴をわかりやすく解説します。
KPI設計の目的とは?
KPIとは、目標達成の進捗を数値で可視化するための指標です。PdMがKPIを設定する目的は主に以下の3つです:
- ● チームの優先順位を明確にする
- ● 経営・上層部への説明根拠にする
- ● 施策の仮説検証を回す基準にする
良いKPIの条件
意味のあるKPIにするためには、以下の条件を満たすことが望ましいです。
- ビジネス成果と直結している:ただの“作業量”ではなく、事業に貢献する指標であること
- 自分たちでコントロール可能:運に左右されず、チームの行動で改善できること
- 定期的に計測できる:毎週・毎月で数字の変化が追えること
ありがちな失敗例
KPI設計に慣れていないPdMが陥りがちなミスを紹介します。
- 目標が高すぎて達成感がない:「月間売上1000万円アップ」など非現実的な数字
- ユーザー行動と直結していない:たとえば「メルマガ配信数」はKPIにはなりにくい
- KPIが多すぎる:指標が5個以上あると、チームがどれに集中すべきかわからなくなる
おすすめの設計ステップ
- 1. ゴールの明確化:今回のプロジェクトで何を実現したいのか
- 2. 成果につながる因子を分解:売上なら「利用者数 × 単価 × 継続率」など
- 3. 仮説に基づいたKPI設定:どの部分にレバレッジがあるかを見極める
- 4. 週次/月次でトラッキング:スプレッドシートやBIツールで定点観測
OKRとの使い分け
OKR(Objectives and Key Results)は、より「定性的」な目標管理に向いています。たとえば:
- Objective:ユーザー満足度の高い体験を届ける
- Key Results:CSATを80%以上に/NPS+10ポイント
KPIとOKRを併用することで、数値と感覚のバランスが取れたマネジメントが可能です。
まとめ
KPI設計は、プロダクトの成果を最大化するための設計図です。数字だけにとらわれず、「どんな仮説のもとにこのKPIを追っているのか?」という視点も大切にしましょう。まずは一つの指標に集中し、小さな成功体験を積み重ねてください。


コメント