はじめに
「改善案を出したけど、なかなか通らない」「会議で提案しても、うまくいかない」
未経験PdMや転職直後のジュニアPdMがよくぶつかるのが「説得の壁」です。
良いアイデアを思いついても、周囲を動かせなければプロダクトは前に進みません。
本記事では、PdMが「提案を通す力」を高めるために必要な視点と、すぐに実践できるアプローチを解説します。
なぜ提案が通らないのか?よくある原因
- 根拠が弱い:データや事例が不足し、「感覚ベース」に聞こえてしまう
- 目的と手段が混同されている:なぜその改善が必要なのか、背景やKPIと結びついていない
- 相手に合わせた伝え方ができていない:聞き手が気にする観点(売上?リスク?コスト?)を無視してしまう
説得力を上げるための3つの基本
1. データ × ストーリーの組み合わせ
定量データ(例:離脱率やCVR)で課題の大きさを示し、定性データ(例:ユーザーの声)で背景を補足する。
さらに「ユーザーがこう困っていて、放置するとこうなる。だからこの改善が必要」というストーリーで展開すると、共感と納得を得やすくなります。
2. 「相手が得をする」提案にする
提案相手がエンジニアなら工数や技術的な整合性、上司なら売上やROI、CSなら運用のしやすさなど、「相手にとってのメリット」にフォーカスしましょう。
3. 代替案・比較案を持つ
「この改善しかない」という押しつけではなく、「他にもA案・B案があり、C案が最も効果的と考えています」と複数案を提示することで、納得感が増します。
私の経験から学んだこと
初期の私は「これやった方が良くないですか?」という伝え方しかできず、反論されると詰まってしまっていました。
しかし、提案を「一つの仮説」と捉え、データとユーザーの声を添え、選択肢として提示するようにしたことで、ステークホルダーの反応が変わりました。
PdMの仕事は「提案を押し切ること」ではなく、「納得と共感を得て前に進めること」だと気づいた瞬間でした。
提案時に使えるフォーマット
- Before→After:現状の課題と、改善後の理想像をセットで伝える
- KPI連動:改善案がどの指標にどう影響するかを明示する
- 工数見積もり付きの提案:開発チームとの合意形成をスムーズにする
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まとめ
良い提案をしても、伝え方や根拠が不十分では受け入れられません。
PdMに求められるのは「良い案を出す力」ではなく、「案を通す力」です。
説得力を高めるには、相手目線の工夫・データの準備・複数案の提示が鍵になります。
あなたの提案が動き出すとき、プロダクトの成長も加速するはずです。


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