宅建試験の5点免除

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
不動産関係
さて、前回は初めて宅建試験を受験される方、受験を検討されている方向けに、私が不動産業界に全くの未経験から宅建を受けるに当たって疑問に思ったことを記載いたしました。
同じような境遇の方はおそらく、似たようなことがわからず、モヤモヤしていると思いますのでご覧いただければ、宅地建物取引士ってこういうことなんだという解決になるかと思います。

今回は、宅建試験を受験される方にとても有利な5点免除についてご紹介いたします。


宅建試験は50点満点というのは前回お話ししましたが、そのうちの5点を免除してくれる制度があります。免除してくれる項目は決まっていますが、間違いなく5点正解となりますので、宅建試験に必ず合格したい方は間違いなく受けておいた方が良いでしょう。

宅建試験の5点免除とは

「5点免除(5問免除)」と呼ばれるものになります。指定機関による講習を受け、修了試験に合格すると宅建試験(本番)で特定の項目を正解扱いにしてくれるというものになります。
私はこの5点免除のことすらよくわからず、調べても申し込み方法などしか出てこず、知りたいことが中々わからない状態でした。私のように本当に何も知らないまま宅建試験を受けようとする方は、ぜひこちらをご覧いただくと、私のように無駄な心配や検索する時間をなくすことができるかと思います。

5点免除とは、要は「本番の宅建試験前に簡単な試験を受けて、本番の宅建試験の際、5点あげるよ」っということです。つまり、宅建試験とは別に修了試験という別の試験を受けて合格する必要があるということです。
私はこれを知った時、「え、2回も受けるなら申し込まない方がよかった」と率直に思いました。が、結果受けておいて正解です。もちろん、5点免除を入れて48点でしたので、仮にこの5点分を全て間違えていたとしても合格ではありましたが、5点免除の範囲を勉強しなくても良い、という部分と5点はあるから実際は33点くらい取れれば合格できるという安心感がありました。

5点免除は不動産関係者だげが利用できる

ここで注意が必要なのは5点免除は誰でも利用できる制度ではない。ということです。5点免除は宅建業に従事している方しか受けることができません。つまり、不動産業の中で、宅建免許を必要とする業種で働いている方だけの制度になります。
登録講習・修了試験の際、社員証を確認されますので、偽ることはできませんので注意が必要です。逆を言えば、宅建業に従事している方なら、どなたでも登録講習を受け、修了試験に合格すれば、宅建試験の5点免除制度を利用することができるのです。

免除される範囲

次に免除される範囲になります。
宅建試験は基本的に下記の試験分野と問題数になっています。5点免除は表の1番下、「税・その他」の「その他」の部分の分野が免除されます。具体的には住宅金融支援機構法や統計といった分野になります。
もちろん、本番の宅建試験で免除となりますので、5点免除で行う登録講習でこのあたりについて勉強をすることになりますね。近年の統計情報や知識を問う問題で、法律関係の知識は不要な部分なので比較的簡単ではあるのですが、宅建試験で全く気にしなくても良いというのは5点免除のメリットです。

出題分野 出題数
権利関係 14問
宅建業法 20問
法令上の制限 8問
税・その他 8問

5点免除を受けるためには

5点免除を受けるためにはどのようにすれば良いのでしょう。冒頭でも触れましたが、指定期間が行う登録講習を受け、修了試験に合格すると、宅建試験で5点免除制度を受けることができます。
登録講習を受けることのできる指定機関はさまざまあります。ご自身の通いやすいエリアで講習を行なっているところで良いかと思います。どこで登録講習を受けようと、修了試験に合格すれば5点免除制度を利用することができます。
ちなみに私が受けたのは「株式会社東京リーガルマインド」というところです。5点免除制度を知ったのがだいぶ遅かったので、とりあえず検索で出てきたところに申し込んだという形になりますね。
※登録講習の登録講習機関一覧(国土交通省HPへ)

5点免除の費用

ここが1番悩むところではないでしょうか。
各社多少の違いはありますが、登録講習を受けるためには費用がかかります。中々高額となりますので、申し込みを躊躇される方もいるでしょう。私も少し悩みましたが、合格すると会社の資格手当もありましたので、まあよしとして5点免除を受けました。
登録講習の費用相場:15,000円〜19,000円
※実際の価格は各社のHPで確認ください。

5点免除までの内容

ここも事前に調べた内容と実際に私が体験したことで違いがあり、戸惑ったところになります。
検索などで調べてみると申し込みの後、通信教育を1〜2ヶ月行うと記載があったのですが、実際は教科書一式が送られてきて、講習当日に講習を受けて修了試験を受けるという内容でした。通信教育というものを受けていないのですが、検索すると必ず通信教育→登録講習→修了試験となっています。
通信教育とは、教科書一式を送って自主学習しておいてということなのかもしれません。とりあえず、登録講習と修了試験の二つを行なって合格しておけば5点免除制度を利用することができるということでした。

登録講習とは

さて、ここまで何度も出てきている登録講習とはどういったものなのかをご説明いたします。
あくまで私が受けた「株式会社東京リーガルマインド」の登録講習になります。他社の講習を受けたわけではありませんので、参考までにご覧ください。
講習の内容は事前に送られてきた教科書の中から修了研修で出題される分野を動画で見ていくという内容です。一日で講習を終わらせられるコースや2日間連続で受けるコース、1週間あけて2日間受けるコースとありました。
私は一週間あけてのコースだったのですが、講習から修了試験までの期間が空いてしまうと、せっかく受けた内容を忘れてしまうので、もしスケジュールが空いているのであれば、1日もしくは、2日間連続で受けた方が良いと感じました。実際に講習で勉強するのは下記項目になります。

  • 宅建業法その他関係法令に関する科目
  • 宅地及び建物の取引に係る紛争の防止に関する科目
  • 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関する科目
  • 宅地及び建物の需給に関する科目
  • 宅地及び建物の調査に関する科目
  • 宅地及び建物の取引に係る税務に関する科目

これは5点免除される範囲以外も含んでいます。本番の宅建試験に向けた勉強にもなりますので、登録講習はしっかりと受けておくようにしたほうが良いですね。

修了試験とは

修了試験は登録講習の最後に受ける20問の試験になります。出題されるのは登録講習で学習した範囲から出題となり、ある程度登録講習の中で教えてくれますので、講習を真面目に聞いていれば、ほぼ問題なく受かることでしょう。
この試験があるというのも、私はギリギリまで知らず、講習を受ければ5点免除と思っていたので、かなりヒヤヒヤしました。

登録実務講習との違い

ここで今回の5点免除制度とは少し離れますが、似たような言葉で登録実務講習というのがあります。宅建試験についてまだそんなに勉強をしていない状態ですと混同しやすいと思いますので、補足しておきます。

講習名 内容
登録講習 宅建試験5点免除制度を利用するための修了試験を受けるための講習
登録実務講習 宅建試験に合格した方が受ける講習(一部の方)

登録実務講習は宅建試験合格した方で実務経験が2年未満の人が取引士(宅建士)になるために受ける講習になります。宅建試験の勉強で学習する項目となりますので、現段階では違う講習なのだということだけ理解しておけば大丈夫です。
※私は実務経験が2年未満のあので登録実務講習を受けます。

5点免除の申込先

5点免除の申込先は先ほどご紹介した指定機関に直接申し込む必要があります。私が受けた東京リーガルマインドはすでに2024年の申し込みを開始していました。登録講習を受ける会場は人数に制限がありますので、早めに申し込んでおかないと、日程や場所が好ましくない場所になってしまうと思いますので、申し込みをされる場合は早めが良いでしょう。
私はたまたま東京リーガルマインドでしたが、後々過去問や模擬試験問題なども出していたので、割と公的機関に近いのかも?っと勝手に思い込んでいます。
どの指定機関が良いというのは、大差ないと思いますので、もし5点免除制度を利用されるのでしたら早めに申し込んでおくようにしましょう。
※登録講習の登録講習機関一覧(国土交通省HPへ)

登録講習の会場

会場は各社全国に展開しておりますので、ご自身の通いやすい地域を選択すると良いかと思います。ただ、上でも書きましたが、早めに申し込まないと会場が埋まってしまい、遠くの会場で登録講習を受けることになってしまいますので、早めに申し込むようにしましょう。
私も選択肢がほぼない状態でギリギリ登録講習を受けることができたという感じでした。

修了試験に向けての勉強

修了試験に向けての勉強は登録講習の内容をよく聞いて、教科書を一緒に読んでいくことだけだと思います。事前に送られてくる教科書は宅建試験全般に対応したものですので、かなりのボリュームがあります。修了試験に向けてこれを全部学習するというのは宅建試験自体の勉強ということになりますので、時間的にかなり厳しいでしょう。
講習前に流し読みなどしておいて、宅建試験はどんな分野を勉強するのかということを把握しておく程度で良いでしょう。あとは登録講習で重要ポイントを説明してくれますので、講習当日にマーカーペンなどを持っていききちんと話を聞くようにしてください。

修了試験で不合格になる可能性

はい、これは私も1番気になりました。過去に5点免除の登録講習を受けて修了試験を受けた同僚の話を聞くと、全員が「絶対受かるから」「簡単だから」といっているのですが、中には落ちたことがある人もいました。
修了試験に「絶対受かる」や「簡単」というのを鵜呑みにしてはいけないと感じましたし、実際に修了試験は普通に試験です。登録講習を聞いていないとまず正解できません。
検索しても99%受かるなど出てきますが、普通に試験ですので、油断せずに真剣に臨むようにしましょう。検索していてどこかで見たのですが、講習の1クラスで数人は落ちると記載している人もいました。

修了試験の結果

修了試験の合格結果は数日で郵送されてきます。
その後、約一週間程度で登録講習修了の通知が届きますので、それを本番の宅建試験申込書に添付して本試験に申し込みをしましょう。

5点免除の有効期間

5点免除の有効期限(登録講習修了の)は3年間有効です。つまり、修了試験に合格すると3年間は宅建試験で5点免除の制度を利用することができます。さすがに2万円近くしますので、毎年宅建試験のたびにかかってしまうと出費が嵩みますので助かります。
とはいて、本来であれば宅建試験も一回で合格できることが望ましいでしょう。
なんとか次回の宅建試験までには、私のまとめノートの内容をこのサイトに公開できるよう頑張ります。

宅建試験の申し込み

5点免除ですと宅建試験の申し込み時点で登録講習修了書の添付をする必要があります。郵送されてきた書類を宅建試験申し込みまで保管し、必ず添付するようにしましょう。
宅建試験の申し込みは遅くて7月中ですので、日にちが空いてしまう人は注意が必要です。

インターネットと郵送で締切が違う

また、宅建試験の申し込みはインターネット申し込みと郵送申し込みで締切が違います。こちらもどちらで申し込むのか決めておき、ギリギリで申し込みとならないように、注意したいですね。
※宅建試験スケジュール

今日は宅建試験にとても有利な5点免除についてご紹介しました。
こちらも、私が実際にわからずに調べた内容を載せています。それ以外でご不明点ある方は指定機関に問い合わせてみる方が良いでしょう。
また、私個人の体験した内容はあくまで個人の意見となります。

疑問などある方は質問フォームも設置しました。コメントよりこちらの方が確認が早いのでご利用ください。
質問フォーム

ただし、あまりにも悪戯や冷やかしが多い場合、こちらの質問フォームは削除します。
純粋に宅建試験を受けようとして、本気で考えている方のみご利用ください。

コメント

Copied title and URL