はじめに
未経験や転職したばかりのPdMが最初につまずきやすいのが、「全部自分でやろうとしてしまう」問題です。
プロダクトの成功を真剣に考えているからこそ、あれもこれもと手を出し、自分で仕様を固め、デザインまで指示し、営業資料も書いて…と、結果として自分の手が回らなくなってしまうケースは少なくありません。
今回は、PdMが「何でも屋」になるのではなく、「チームで成果を出す人」になるためのマインドセットと具体的な行動を解説します。
なぜ自分で抱え込みすぎるのか
- 責任感が強く、手を抜けない
PdMはプロダクトの最終責任者であるという意識から、全部を自分で把握・管理しようとする傾向があります。 - 他人に任せる不安
「自分でやった方が早い」「クオリティが保てないかも」と思い、頼ることができないという心理が働くことも。 - チームマネジメント経験の不足
特にPdM未経験者は、人に任せることや巻き込むことの難しさを経験したことがなく、具体的なやり方がわからない場合があります。
自分でやりすぎることで起こる問題
- 意思決定のスピードが落ちる
- チームメンバーの自律性が育たない
- PdM自身の消耗による思考力・判断力の低下
- 結果としてプロダクトの成長が鈍化
「巻き込み型PdM」になるための3ステップ
1. 役割を明確にし、任せる範囲を意識する
PdMの仕事は「全部やること」ではなく「全体を導くこと」です。
自分が意思決定すべき領域と、専門家に任せるべき領域(例:UIデザイン、技術実装)を分け、任せることで全体最適を図ります。
2. 「Why」を伝える
仕事を振るときは、「何をやるか」だけでなく「なぜやるのか」を共有しましょう。目的や背景を伝えることで、メンバーは自発的に動きやすくなります。
3. 意見を求め、意思決定のプロセスに巻き込む
「この仕様で進めます」ではなく「この方向性どう思う?」と投げかけることで、チームの納得感や一体感が生まれます。
巻き込むことで、PdM一人では気づけない視点や課題も拾えるようになります。
私の経験から学んだこと
過去に、自分で仕様・画面設計・資料作成を抱え込み、リリースが遅延した経験があります。
その後、デザイナーとの共創プロセスを整え、CSチームとも早期から連携するようにしたことで、アウトプットの質もスピードも改善。
「一人で抱えないこと」は、PdMとしての成熟に不可欠なステップだと実感しました。
使えるフレームワーク・ツール
- RACIマトリクス:誰が責任者で、誰が実行者かを明確にするマネジメントツール
- FigJam / Miro:巻き込みながらアイディエーションする共同作業ツール
- Slack + Notion:情報の透明化と非同期連携を推進
関連リンク(内部リンク)
まとめ
PdMは、プロダクトの「なんでも屋」ではありません。「自分がやった方が早い」と感じても、チームを信頼し、巻き込んでいく姿勢こそが、結果としてプロダクトの成功につながります。
ジュニアPdMの方は、まず一つでも「任せる勇気」を持ってみましょう。チームでの成功体験が、あなたのPdMとしての成長を大きく後押ししてくれるはずです。


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