はじめに
プロダクトマネージャー(PdM)として働き始めて最初にぶつかる壁の一つが「ユーザー理解」です。
「どうやってユーザーの本音を掴むのか」「ニーズや課題をどう把握すればいいのか」…多くのジュニアPdMが悩みます。
しかし、ユーザー理解はPdMとしての成果に直結する最重要スキルのひとつ。
この記事では、未経験PdMでも実践しやすいリサーチ手法と、プロダクトに活かすためのポイントを解説します。
なぜPdMにとって「ユーザー理解」が不可欠なのか
PdMの仕事は「何をつくるか」を決めることですが、それは「誰の、どんな課題をどう解決するか」によって決まります。
つまりユーザーの理解なしに、よいプロダクトは絶対に作れません。
- ユーザーの言葉をそのまま機能にするのではなく
- 行動や背景にある“本当の理由”を見つけ出す
これができて初めて、価値ある改善が可能になります。
未経験PdMが実践しやすいリサーチ手法
1. 問い合わせログの分析
カスタマーサポートや営業部門が受けているユーザーからの問い合わせは「生の声」の宝庫。
「どのフェーズでつまずいているのか」「どんな不安を抱えているのか」を時系列で見ることで、ペインの傾向が掴めます。
2. ユーザーインタビュー(5人でOK)
「何人に聞くべき?」と不安になる方も多いですが、最初は5人でも十分。
共通した言葉や行動パターンが見えてきたら、それがユーザーインサイトです。
重要なのは「どう聞くか」。
「なぜそう感じましたか?」「他の選択肢は考えましたか?」と深掘りしましょう。
3. 定量データと掛け合わせる
定性情報だけでは仮説止まりになりがちです。Google Analyticsやイベントログなどを活用して、「どの機能で離脱しているか」「再訪率はどうか」などの事実と照らし合わせて考えましょう。
ユーザー理解の落とし穴
- ユーザーの言葉をそのまま鵜呑みにする
- リサーチ結果をプロダクトに反映できない
- 現場の共感を得られず、意思決定に活かせない
このような失敗を防ぐには、PdM自身が「ユーザーの行動理由」に想像力を持ち、ストーリーとしてチームに共有する力が必要です。
実体験:文化として根づかせたユーザーリサーチ
私が以前担当したプロダクトでは、定量データのみで施策を決める文化が根づいており、改善の質に限界がありました。
そこで、PdM・デザイナー・エンジニア全員が月に一度ユーザーインタビューを行う仕組みを構築。
結果として、意思決定に「ユーザーの顔」が見えるようになり、開発チームの納得感とアウトプットの質が格段に上がりました。
ユーザー理解のためにおすすめのツール
- Notion:リサーチログやインタビュー記録をチームで共有
- Miro / FigJam:インサイトの構造整理やマッピングに便利
- Googleフォーム:簡易アンケートを素早く実施可能
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まとめ
未経験PdMにとって「ユーザー理解」は難しく感じるかもしれません。
しかし、難しく考える必要はありません。ユーザーと対話し、その声を咀嚼し、プロダクトに活かす。
この積み重ねが、あなたを優れたPdMへと育ててくれます。
まずは一歩、ユーザーの声に耳を傾けるところから始めてみましょう。


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