プロダクトマネージャー(PdM)の仕事は、ただ機能を作ることではなく、事業やユーザーにとっての価値を最大化することです。そのためには「何を測るか」を決め、日々の意思決定に活用できるKPI(重要業績評価指標)が不可欠です。
この記事では、PdMが成果を最大化するためのKPI設計と運用の実践方法を、現場で使える形で解説します。
KPI設計の目的
KPIはチームの方向性を合わせるためのコンパスです。目的を明確にしないまま指標を決めると、「測るために測る」という状態になりがちです。
- 事業のゴールとつながっているか
- チームが日々の意思決定で使えるか
- 定量的に比較可能か
KPI設計のステップ
- ゴールの明確化 – 「何を達成したいのか」を事業戦略とリンクさせる
- 主要指標の選定 – ゴールに直結する1〜3個の指標を決める
- 補助指標の設定 – ゴール達成の先行指標や改善ポイントを補足
- 計測方法の定義 – データの取得元・集計ルールを明文化
KPI設計の具体例
例:新規会員登録を増やすプロダクトの場合
- ゴール:登録者数を増やす
- KPI:月間新規登録者数
- 補助指標:登録フォーム到達率、登録フォームCVR
- 計測方法:Google Analytics+DB抽出
運用で意識すべきポイント
- 見える化 – ダッシュボードや週次レポートでチーム全員が見られる状態に
- 更新頻度の設計 – 指標の性質に応じて日次・週次・月次で更新
- 振り返りの習慣化 – 定例会議でKPIの進捗と施策の関連性を確認
よくある失敗例
- 指標が多すぎてフォーカスが失われる
- データ取得が困難で更新が止まる
- KPIとチームの行動が結びついていない
KPI運用の成功パターン
- シンプルな指標に絞る
- 取得・更新の仕組みを自動化する
- チーム全員がKPIの意味を理解している
まとめ
PdMにとってKPIは、プロダクトの方向性を定める羅針盤です。目的を明確にし、現場で使える形に落とし込むことで、短期的な成果と長期的な成長を両立できます。
具体的なKPI設計テンプレートやダッシュボード例は、未経験PdMが最初に取り組むべき「ユーザー理解」とは?や有料note「PdM初心者のための仕事大全【保存版】」で公開しています。


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