結論:ロードマップは「価値の順序付け」であり、単なる予定表ではありません。
「来月これを出す」「再来月あれを出す」という開発スケジュールではなく、「どの価値をどの順序で届けるか」を示すのがPdMの役割です。
1. ロードマップ作成の基礎
まずはロードマップの目的を理解します。
- 価値基点: ユーザーが体験する価値を基準に並べる
- 順序性: 施策の実装順ではなく、価値体験の提供順
- 透明性: チーム全体が「なぜこれをやるのか」を理解できる状態
2. 実務での進め方
- 価値仮説を整理: どのセグメントにどんな価値を届けるか明確化
- 価値を施策に翻訳: Aha体験/安心感/習慣化などの要素に落とし込む
- 優先度を決定: RICEやImpact/Costで評価
- 時系列に配置: 四半期単位で「価値ブロック」を並べる
3. 実例:経理SaaSのロードマップ
例:
- Q1:自動仕訳のAha体験を最速で届ける
- Q2:翌月安心の通知機能を追加
- Q3:チーム利用の権限管理を実装
- Q4:外部API連携で業務を自動化
→ 「何を作るか」ではなく「どんな価値を順序立てて届けるか」が明確になった。
4. よくある落とし穴
- 開発視点だけ: 実装の難易度順に並べてしまう
- 曖昧な価値定義: 「利便性向上」など抽象的すぎて伝わらない
- 更新されない: 一度作って終わり、現場の意思決定に使われない
5. PdMが意識すべきポイント
・OKRと接続する(Objective=価値の方向性、Key Result=数値での裏付け)
・チームだけでなく経営にも説明できる形にする
・「次の価値」が常に議論できる状態を保つ
おすすめ参考リソース
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FAQ
Q1:ロードマップはどのくらいの期間で作る?
A:基本は四半期ごと。中長期(1年〜2年)は価値の方向性だけ示し、細部は柔軟に更新します。
Q2:ステークホルダーからの要望はどう扱う?
A:すべて「価値ループ」に翻訳し、優先度をつけて議論するのが基本です。
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