RICEで迷わない優先順位付け|ジュニアPdMが明日から決め切るための実践ガイド

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PdM

🔧 AI、テンプレによる
価値提供の効率化
現役PdMの「実務の武器庫」

企画書、PRD、KPI設計...。
「フォーマット作り」に時間を使っていませんか?
シニアとして現場で磨き上げられた「Notionテンプレート」を複製し、空欄を埋めるだけで、プロのドキュメントが完成します。

📂 収録テンプレート(一部)

  • PdM企画テンプレ
  • KPI設計テンプレ
  • PRDミニテンプレ
  • Slack運用テンプレ
  • 検証ログ/振り返りテンプレ
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※Notionにワンクリックで複製可能

はじめに:会議室で止まる足を、前に出すために

「どれも大事に見える。どれからやるべきでしょう?」——ジュニアPdMの1on1で、いちばん多い相談です。私自身、BtoBtoC領域でゼロイチからグロースまで経験してきましたが、“決め切る”技術は最初の壁でした。事業価値(収益・成長)と顧客価値(体験・満足)を両立させるには、感覚ではなく共通の物差しが要ります。その代表がRICEです。

RICEとは?4つの要素で「効果÷コスト」を公平に測る

RICEは、施策や機能をReach・Impact・Confidence・Effortで評価し、スコア=(Reach × Impact × Confidence) ÷ Effortで並べる考え方。数字は厳密でなくてOK。重要なのは、同じ前提で比較することです。

  • Reach(到達):一定期間に影響を受けるユーザー/案件の数(期間を必ず明記)。
  • Impact(影響):対象に与える変化の大きさ(KPIへの寄与で語る)。
  • Confidence(確信度):上記見積りの根拠の強さ(定性/定量/実験)。
  • Effort(工数):実装〜リリースまでの総コスト(開発+CS/営業/法務など巻き込み含む)。

Impactは先行指標(例:TTV短縮、主要機能の活用率、オンボ完了率)に紐づけると、遅行指標(売上、LTV)も結果的に押し上げやすい。数値理解が不安なら、まずはデータ分析の基本から押さえましょう。

スコア算出:チームで5分、これだけ合わせれば回り出す

  1. 比較期間を固定:Reachは「四半期に影響を受けるユニークユーザー数」のように期間を揃える。
  2. Impactは段階評価:1(小)/2(中)/3(大)。KPIへの寄与シナリオを一行で明記。
  3. Confidenceは根拠付き:ユーザーインタビュー/既存データ/実験のどれで裏付けたか書く。
  4. Effortは総コスト:開発だけでなく、CSマニュアル、営業トーク、法務確認も含める。

「数字を読まずに雰囲気で決める」失敗は典型です。基礎は数字を読まない失敗と対策をどうぞ。

簡易ケース:どれを先にやる?(会話形式)

後輩:「A: 新規LP改善、B: オンボ導線改善、C: 既存顧客向け機能チップ——どれから行きます?」
私:「四半期で比較しよう。Reachは、A=新規訪問UU、B=新規登録者、C=既存MAU。ImpactはTTV短縮活用率に効くB/Cが高め。Confidenceはインタビューの裏付けがあるBが高い。Effortは、BはUI改修で中、Cは実装軽め、Aは関係者多く重め。……で、並べるとB→C→Aになりそう。」

なぜそう決めたか」が共有できると、納得度とスピードが同時に上がります。インタビュー設計はユーザーインタビューの基本、合意形成はコミュニケーション術が役立ちます。

現場あるあるの落とし穴(回避策つき)

  • Reachの期間が人によってバラバラ:四半期/1ヶ月など期間をヘッダに明記
  • Impactが“願望数値”:KPIへの寄与シナリオを文章化。意思決定の基礎は優先順位の本質を参照。
  • Confidenceの根拠が弱い:定性は発言ログ、定量はダッシュボードURLを必ず添える。
  • Effortが開発だけ:CS/営業/法務の工数も。抜けると実装後に詰まる。
  • スコアの“細かさ”にこだわる:1桁精度で十分。議論時間は仮説検証へ。

「ユーザー起点」の看板で視野が狭まる罠はこの解説も併読を。

RICEは“武器”であって“正解”ではない

RICEは合意形成の装置です。フェーズに応じて、Confidenceに重み(探索期)、Effortを厳しめ(リソース逼迫)など、基準をカスタムして構いません。中期の整合はロードマップ作成ガイドで。

私の現場メモ:事業価値×顧客価値の“両輪”で回す

私の強みは、機能開発だけでなく営業やCSまで含む広義のプロダクト視点です。RICEでも、Impactを「KPIに効くか」だけでなく、「顧客が価値を感じるまでの摩擦が減るか」で評価する。これだけで選択は大きく変わります。

明日から使える:チーム実装の手順(保存推奨)

  1. 四半期キックオフで評価軸の定義を配布(期間・段階評価の基準・根拠の書き方)。
  2. 各施策オーナーが1枚メモ(課題/仮説/Reach/Impact/Confidence根拠/Effort/リスク)。
  3. 週次で上位10件をレビューし、トップ3のみ実行へ。捨てた理由もログ化。
  4. 実行後はKPIダッシュボードとスプリント運用で振り返り、次のRICEに学びを反映。

関連リンク(内部)

note特典のご案内

この記事のRICE運用を現場に落とし込めるよう、「PdMスキルテンプレート集」(企画書・要件定義・KPT・仮説メモ)と、半年スパンで動ける「キャリア戦略シート」を有料noteで配布しています。RICE用の1枚シート段階評価サンプルも同梱。

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まとめ:決め切る勇気は、共通の物差しから生まれる

RICEは、完璧な予測のためではなく、チームで前に進むための速度装置です。Reach/Impact/Confidence/Effortを同じ前提にそろえれば、議論は短く、実装は速く、学習は早くなる。まずは今週のプランニングで、トップ3をRICEで決めるところから始めましょう。迷いは減り、成果は積み上がります。

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