はじめに
未経験PdMやジュニアPdMにとって「ユーザーインタビュー」は、やり方がわからず後回しにされがちなタスクの1つです。
「どんな質問をすればいいの?」「何人に聞けばいいの?」「インタビュー内容はどう使えばいいの?」という疑問をよく耳にします。
本記事では、PdMとしてユーザーインタビューを行う際の準備〜実施〜活用までの流れを、私自身の経験を交えて解説します。
なぜユーザーインタビューが重要なのか
- 定量データでは見えない「行動の背景」や「感情」が分かる
- 仮説の検証や、課題の深掘りに最適
- チーム内での意思決定に説得力を持たせる根拠になる
ユーザーの本音を把握することは、プロダクトの方向性を誤らないための「コンパス」となります。
ステップ1:準備編
1. インタビューの目的を明確にする
例:◯◯機能の使われ方を知りたい、新規ユーザーの初期体験を改善したい、など
目的が曖昧だと、質問内容も分析もブレやすくなります。
2. ターゲットユーザーを定める
プロダクトのペルソナやセグメントから対象者を選びましょう。ユーザー属性がバラバラだと比較が難しくなります。
3. 質問項目の設計
- 「事実ベース」の質問にする(例:◯◯を使ったとき、どんな場面でしたか?)
- 「なぜそうしたか?」を深掘りする質問を準備する
- 誘導質問やYes/No質問は避ける
ステップ2:実施編
1. 雰囲気づくり
インタビューは対話です。緊張を和らげ、ユーザーが本音を話せる雰囲気づくりが大切です。
私の場合は冒頭に「今日はプロダクトの改善に向けてお話を聞かせてください。正直なご意見が何よりありがたいです」と伝えるようにしています。
2. 記録方法
- 録音+メモが基本(録音は事前許可を取る)
- 「Notion」や「Googleドキュメント」でテンプレートを活用
ステップ3:分析・活用編
1. ユーザー発言を「構造化」する
たとえば「予約操作が面倒だった」という声は、「UIが分かりにくい」「途中でエラーが出た」など、複数の要素に分解できます。
行動・感情・背景の3つの視点で整理するのが効果的です。
2. チームと共有し、改善施策へ
発見した課題は、必ず開発・デザイン・CSなどと共有し、次のアクションにつなげましょう。
FigJamやMiroでの可視化も有効です。
失敗しがちな例と回避策
- 質問リストに頼りすぎる:会話の流れを優先。柔軟に深掘る
- ユーザーに提案を求める:「どんな機能が欲しいですか?」ではなく、「なぜそう感じたのか?」を掘り下げる
- 結論を急ぐ:数名のインタビューで全体像を決めない。パターンや傾向を見つけることが大事
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まとめ
ユーザーインタビューは「やる前は怖いけど、やると世界が変わる」施策です。
特に未経験PdMにとっては、机上の空論を抜け出す第一歩になります。
完璧を目指す必要はありません。まずは小さく、でも丁寧にやってみること。
そうすれば、次第に「ユーザーの声が聞こえるPdM」へと成長していけます。


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