【2025年版】【図解】ビルドトラップ#11|“兆候チェック”と48時間脱出プラン(Aha/TTV/D1×PRD一枚)

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結論:ビルドトラップは“兆候”で判定し、Aha→TTV→D1へ線を引き直すだけで48時間で脱出できます。

深夜の定例後、机に残るのは「出荷予定」のメモだけ——数字は動かず、議論は好みへ流れる。そんな夜、私はPdMのマネージャーとしてチームに言いました。「兆候を数で確認して、線に戻す。今日から48時間でやる」。出荷の物量から、Aha(初回価値)・TTV(価値到達時間)・D1(翌日活性)へ視線を切り替えると、会議も資料も一気に軽くなります。

意思決定と価値づくりの両輪はここが基礎です。課題解決型PdM 完全ガイド価値提供型PdMの設計図で全体像がつながります。

1. いま“罠”にいるか?兆候を5つで即診断(事実だけで判定)

導入:兆候は感覚でなく“言葉遣い”に出ます。週次が「リリース本数」「工数」で終わる、Ahaの定義が人ごとに違う、TTVを平均で語る、D1をチャネル別でしか見ない、資料が分厚い。どれか2つ以上当てはまれば、価値の線が切れているサインです。オンボーディング面なら「動画は増えたのに、翌日戻らない」——これが最も典型的な症状です。

要点:①出荷数で語る②Aha定義が主観③TTVは平均④D1が体験別でない⑤資料が重い——2/5で要介入。具体例:toB導入で「設定の“理解度”」をAhaにしてしまい、議論が永遠に終わらないケース。

【兆候チェック(コピペ可)】
□ 週次が“出荷本数”の読み上げで終わる
□ Ahaの一文が人により違う(“理解した”など主観)
□ TTVを平均で見ている(中央値でない)
□ D1をチャネル別にしか見ていない(体験別でない)
□ 提出物が多ファイルで重い(最新版のみでない)
→ 2つ以上で“線の再接続”を48時間で実行

まとめ:兆候は“会話の型”に出る。2/5で脱出プランへ移行。

2. Day1-AM:定義と計測を“線”で揃える(Aha/TTV/D1×命名)

導入:最初の半日は設計ではなく“定義”に使います。Ahaは「誰が何をできたか」の行動文、TTVは intent_shown→aha_completed の“中央値”、D1はnew対象+副指標に再開TTV。命名は日付で最新版のみ共有。オンボ例:「Aha=初回設定完了」「TTV=説明→完了までの秒」「D1=翌日の再開」。これだけで、会議の言葉が揃います。

要点:対象はnew限定/判定は前後2週間/実数は出さず相対差分/イベントは最小(intent→aha)。toBは意思決定者Ahaと実装者Ahaを分けます。

【定義テンプレ(貼り替えOK)】
Aha:newが「◯◯を完了」できた(行動の事実)
TTV:intent_shown → aha_completed の中央値(秒)
D1 :翌日活性(%)/副=再開TTV(分)
命名:value_line_dashboard_vYYMMDD(最新版のみ共有)

まとめ:“定義を合わせる”が最速の改善。設計より先に言葉を揃える。

3. Day1-PM:PRDを“一枚”に畳む(Scope/Trade-off/撤退/変更窓)

導入:次の半日はPRDを薄く。GoalはAhaの一文、Whyは阻害(用語難/分岐/入力)、Scopeは1SP×2に限定、Trade-offは“情報量↓・自由度↓”を先に宣言。MetricsはAha/TTV中央値/D1、撤退は“未達×2週”、変更窓24hでUI細部は現場裁量。オンボ例:動画はNon-Goalsへ退避、「説明2行化/導線1本化」だけを先に当てます。

要点:PRDは“合意の器”、重さは敵。最新版のみ共有、前後スクショで十分。toBは導入工数(TTV)を中心に。

【PRD一枚 断片(コピペ可)】
Goal:newが「◯◯を30秒で完了」(Aha)
Why :詰まり=用語難/分岐/入力(定性/行動ログ)
Scope:説明2行化/導線1本化(各1SP)
Trade-off:情報量↓・自由度↓ を許容
Metrics:Aha +◯pt/TTV中央値 -◯%/D1 +◯pt(new/前後2週)
撤退:KR未達が連続2週 → 施策Bへ
変更窓:UI細部は24hで現場裁量

まとめ:一枚PRDが“線”を守る。重い議題は後送で速度を確保。

4. Day2-AM:10分レビューで採択(上位2件だけ動かす)

導入:二日目の朝、会議は読み上げ10分で締めます。価値ICE(ΔAha/ΔTTV/ΔD1×Conf÷Effort)で並べ、上位2件のみ採択。結論→論点→決定→変更窓→合意ログの順で短く締め、未達は称賛して撤退。例:候補即表示(TTV-15%/1SP)と説明2行化(TTV-20%/1SP)を今週着手、動画は後送。

要点:序列は式で決める/採択は2件だけ/判定は前後2週間×中央値/ログは一行でSlack直着。toBでは“意思決定者Aha”の阻害を先に潰すのが効率的。

【10分レビュー台本(Slack貼り付け可)】
結論:TTVの裾締め。Aha=黄/TTV=赤/D1=黄
決定:#001 説明2行化、#003 候補即表示(各1SP)を本日着手
判定:金曜18:00 前後2週×中央値(対象=new)
変更窓:文言/位置の軽微は24hで現場裁量
合意ログ:[Decision][期限][変更窓] を1行で記録

まとめ:決めるのは“2つだけ”。速度が学習量を最大化する。

5. Day2-PM:逆指標と提出パックで“迷子ゼロ”(軽い証拠だけ)

導入:午後は“止め方”と“提出物”を整えます。逆指標(問い合わせ↑/戻る率↑/再開TTV↑)に触れたら停止、連続未達2週で撤退。提出はAha/TTV中央値/D1の3カード+前後スクショ×2+PRD一枚のみ。オンボ例:通知は「1通・直着・抑制」を原則に、D1が上がっても再開TTVが悪化したら即撤退します。

要点:最新版のみ共有/回遊禁止(Slack直着)/相対差分で回答/命名は日付。toBでも同様に機能します。

【提出パッケージ(コピペ可)】
- value_line_dashboard_vYYMMDD.png(Aha/TTV中央値/D1)
- before_after_ttv_vYYMMDD.png(前後比較)
- prd_onepager_vYYMMDD.pdf(PRD一枚)
【逆指標ルール】
- 相談・戻る率・再開TTVが悪化→即停止→B案へ
- KR未達が2週連続→撤退(ログを1行で残す)

まとめ:“止め方と証拠”が先にあると、政治は入れない。

有料note(特典あり)

48時間脱出パック(チェックリスト/PRD一枚/10分台本)は下記にまとまっています(特典PDF2点:PdMスキルテンプレート集/キャリア戦略シート)。

FAQ

Q. 48時間では小さすぎませんか?
A. 目的は“線の復旧”です。小粒で再現性を作り、翌週以降に重い施策を再評価する方が最短で成果に届きます。
Q. 実数を開示できない現場ですが、説得力は?
A. 相対差分(+pt/-%)と中央値、前後2週間・new対象で十分に合意可能です。再現性が説得力になります。
Q. toB導入で関係者が多く混線します。
A. Ahaを意思決定者/実装者に分け、先に導入工数(TTV)を詰めます。好みは変更窓へ、重い要望はNon-Goalsへ退避。

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