結論:潜在課題は「行動→仮説→定量」の反復でしか見つかりません。だからこそ“本当に価値提供できるPdM”は少数で、そこがあなたの目指すべき姿です。
「ユーザーの声は集めているのに、刺さらない」——それは潜在課題が“言葉”ではなく“行動”の中に隠れているから。顕在課題は見える摩擦(フォームが長い等)を潰せば進みますが、価値提供は違います。ユーザー自身も言語化できない未充足の仕事を、行動ログと現場観察から仮説化し、Aha%→TTV→D1で定量検証して初めて掴める。あなたの周囲に、ここまでやれているPdMはどれくらいいるでしょう? 稀少だからこそ、習得すれば差がつきます。
価値提供の正体:言葉ではなく“行動に現れる未充足の仕事”
【導入】「価値提供」と聞くと機能追加を連想しがちですが、本質は“戻りたくなる理由”の設計です。未充足の仕事(ジョブ)はユーザーの行動に現れます。アンケートや要望欄では出てこないから難しい。ゆえに、現場での行動観察とログ分解が起点になります。
【要点】1) 言葉より行動:直前の環境・感情・制約をメモ化 2) モーメント特定:開始/中断/再開の瞬間に注目 3) 過去の事実を聞く:直近の利用状況と“止まった地点”を特定 4) ログで裏取り:到達率・TTV p50/p95・D1で痕跡を探す 5) 仮説は一文で:誰が読んでも同じ解釈になるように
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「モーメント:◯◯直前/制約:◯◯(片手・3分)/成功:◯◯が完了/阻害:◯◯」
【まとめ】行動が語る。例:通勤10分×片手操作→「残り時間が見えないと再開しない」。
発見の手順:行動→仮説→定量(Aha%→TTV→D1)
【導入】価値提供は創造ではなく検出です。観察から仮説を立て、必ず定量で返す——この往復がなければ“思いつき”で終わります。検証はAha%→TTV→D1の順に。
【要点】1) Aha仮説:価値の初回成立を「行動+完了条件」で定義 2) TTV短縮:その行動に最短で着地する導線を設計 3) D1判定:翌日に“続きたくなるか”で価値提供を測る 4) p95監視:最悪体験(p95)悪化は即撤退 5) セグメント別:勝ちセグメントを横展開
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「価値仮説:A(状況)でB(行為)が最短でできるとC(成果)に近づく。判定=D1 +2pt/安全=TTV p95悪化なし」
【まとめ】価値はD1で示す。例:学習アプリで“続きカード+残り3分表示”→D1 +2pt。
着地の統一:すべては“続きカード”に戻す
【導入】価値提供の芽は「着地」で枯れます。通知・バナー・レコメンドの行き先がお知らせ一覧なら、再開の意思決定をユーザーに投げ返すだけ。行き先は一択にします。
【要点】1) 続きカード=前回到達点+推定残り時間+再開ボタン 2) 通知は前回行動+23〜27時間帯で個別最適 3) 保存/共有=帰還理由の設計 4) 計測は着地→Aha→D1の分解 5) UIは1画面1目的・主要ボタン1つ
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
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「通知文:昨日の◯◯、残り3分。1タップで再開できます」
【まとめ】行き先が9割。例:通知→“続きカード”着地でCVR議論より先にD1が動く。
最小実装(スモールベット):重く作らず“価値”を先に見せる
【導入】価値提供は当たれば大きいが、外せば重い。だからこそ“表の体験だけ”を最小で出し、裏側は人力でも良い。学習速度が本命です。
【要点】1) Wizard of Oz:擬似自動化で体験を先に 2) テンプレ出力で“進んだ錯覚”を排除 3) 撤退条件を先に宣言(例:D1 +2pt未満は撤退) 4) 週次判定:YES/NO/MIXで次行動を即決 5) 横展開:勝ちはセグメントと導線にコピー
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「価値ベット#07:続きカード×残り時間。判定=D1 +2pt未満で撤退/安全=TTV p95 +5秒でロールバック」
【まとめ】速さが希少性を生む。例:擬似自動のレコメンド→“型”が当たれば本実装へ。
あなたはどちら側か?:“価値提供できるPdM”のチェックリスト
【導入】周囲を見回してください。行動観察なしに会議室で“価値”を語っていないか? 本当に価値提供できているPdMは驚くほど少ない。だからこそ、ここで差がつく。
【要点】1) 行動ログと現場観察を毎週セットで回している 2) 仮説は1文で、誰でも同じに読める 3) 検証はAha%→TTV→D1で表記統一 4) p95悪化で即撤退できる 5) 着地は常に“続きカード” 6) 学びはテンプレ化して横展開
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「今週の価値提供レビュー:D1 +2.3pt/勝ち=残り時間提示。次週は通知帯の個別最適を検証」
【まとめ】積み上がる“型”が、あなたを希少なPdMにする。例:勝ちテンプレの再現で別機能でもD1 +2pt。
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FAQ
Q1:潜在課題はどうやって“数”に落とす?
A:仮説→Aha定義(行動+完了条件)→TTV短縮→D1判定の順で。Aha%は%表記、TTVはp50/p95、D1はptで統一します。
Q2:アイデアが枯れたら?
A:行動観察に戻るのが最短です。開始/中断/再開の“モーメント”を3件追加で採集してください。
Q3:B2Bでも通用する?
A:通用します。初回の業務成果をAhaに置き、テンプレ/自動化で“戻る理由”を作ればD1が動きます。
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