現役PdMが後輩育成に使うお勧め書籍

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PdM
リクルートでPdMという職種が世界中で人気!っという記事を見つけ、同じ職種で10年近く過ごしている私にとっては嬉しい記事でした。(「世界中で人気の職種「プロダクトマネージャー」に新卒でなれる機会、ここにあります!」

元々私がPdMになりたての頃はWEBディレクターやブランドマネージャーという言葉の方がよく耳にしていたと思います。厳密にPdMはこれだよ!っという定義があるわけではないのですが、実際に実務を行うと違いを感じることでしょう。そもそも日本ではPdMという言葉が出てきたのは最近のように感じます。以前も書籍などで見た気がしますが、日本ではプロジェクトマネージャーをPMと呼ぶ習慣があったため、後から入ってきたプロダクトマネージャーをPdMと呼ぶそうです。

つまり、海外ではPMといえばプロダクトマネージャーを指すのだと思っていた時、たまたま社内のアメリカ国籍の同僚に聞くと、アメリカでもPMておいう言葉はあまり使わないと言われてしまいました。。。
まあ正解はないということですね。

さて、PdMの方は自分のおすすめの書籍を紹介していることがよくありますので、読書好きの私としてもぜひご紹介したいと思い、掲載することにしました。ただ、皆さんが紹介しているように単に自分のお勧めや概要を説明するのも体験としてどうなのかな?っと思い、私は去年の新卒と中途のPdMたちにお勧めした書籍となぜそれを彼らに勧めたのかというポイントでご紹介して参ります。


PdMは大きく2種類に分類されると勝手に想像しています。ビジネス価値型と顧客価値型、どちらが先に来るかというだけで求めているものは同じ、ただし、根本に求めることが違うのでやっていることは同じでも微妙に違いが出てくるところが面白いですね。

新卒・中途にお勧め書籍ロードマップ

これは昨年入社した新卒と中途のPdMたちに私が実際に進めて、自己研鑽で読んでもらった本になります。読む前にポイントを伝えて、読み終わった後にPdMとしての方向をどう向いてほしいかという気持ちも込めて勧めました。

PdM書籍

<初級>ゼロから始めるプロダクトマネジメント

これは主に新卒の子に最初に勧めていました。中途の子でもあまり経験のない人はこの本を読んでみると入りやすく、仕事の内容がわかりやすいので勧めています。

内容はPdMをしている兄にアドバイスをもらいながら、弟が学校のクラスメイト向けにアプリを開発し、みんなに使ってもらうためには?という課題を一つずつクリアしていくというものです。ポイントポイントで丁寧に課題が湧いてくるのでとてもシンプルですが読み進めるのにストレスもありません。1時間〜2時間程度で読み終えてしまうので、初心者にお勧めですし、読書が苦手という方にもお勧めできますね。

ゼロから始めるプロダクトマネジメント

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<中級>プロダクトマネージャーのしごと 第2版 ―1日目から使える実践ガイド

こちらは初級を読み終わってPdMとして、ある程度仕事を理解し、1人でも要件をふんわりまとめられるくらいに勧めています。この本の良いところはPdMとして何を大切に考えて仕事をすることが良いのかというところを学べます。

ビジネス価値と顧客価値の両面からケアしている書籍なので、どちらのタイプに進むのかという選択をする際に良いと考えています。私個人的にはビジネス価値を求める人材になってほしいので、若干そちら推しに勧めるようにしています。

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<中級>プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

こちらも中級ですが、「プロダクトマネージャーのしごと」よりは少しシニア寄りという感じです。ビルドトラップ?っと思われるかもしれませんね。私もなんのことだろうと思いましたが、この本から発信されている言葉ですので、出版当時は中身を読むまでわかりませんでした。

皆さんも後輩のPdMの仕事を見ていると、リリース数が目標やOKRになりがちな人を見たことがあるのではないでしょうか。本質を見失い、プレスリリースに載せるようなプロダクトリリースを追い求めてしまう。これがビルドトラップです(かなり簡単に言うと)プロダクトマネージャーなら誰しも一時期はそのような経験がないでしょうか。私自身、思い返すと確かにあの時という場面があり、とても共感できました。その脱却と本質に辿り着くためにはという感じで、いろいろな方にお勧めしています。

プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

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<中級>プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

私はこの本が好きで定期的に読み返してしまうというものになります。やはりプロダクトマネージャーの醍醐味は事業戦略、つまりはビジネス価値を高めるプロダクトを作り上げるということ。まさに私の考えとどっぷり一致しているため、この書籍が好きなのです。

ただ、この書籍は本当にビジネス価値や事業戦略にまで考えが及ぶ後輩以外にはなかなか理解が難しいと思い、あまり勧めてはいません。中級後半やシニアの方はぜひ読んでほしい一冊になりますので、ぜひお試しください。

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最後に

PdM関係の書籍は決して多いわけではありません。最近のものだけならすぐに読み終えてしまうほどの数しかないでしょう。ただ、海外の方の翻訳本などは日本で仕事をしていると感じることのできない部分もあり、とても参考になります。
顧客価値を求めることを好む日本のPdMが多い中、ビジネス価値の重要性とそちらを優先する海外PdMの方の考え方はとても参考になります。皆さんもぜひ、ビジネス価値という面白さを感じ取っていただきたいと思っています。

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