今更だけど老後2,000万円って本当に必要なの?

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人生100年時代と言われて数年が経ちましたが、定年の年齢は大きく変化がありません。定年後もまだまだ働くことのできる方が多い中、収入面で大きく変化があるため、それまでと違った生活を強いられることでしょう。
どれだけ老後の準備をしているかで、定年後のライフスタイルが変わってくるため、しっかりとした資産形成が必要なのではないでしょうか。

とはいえ、実際に20代30代で老後のために今の生活を我慢するっということを徹底している方も少ないかと思います。実際にどのくらいの準備が必要なのかということを把握しておくことが大切で、それに向けて行動をしておくことが重要なのではないでしょうか。


NISAはメディアで取り上げられたこともあり、多くの方が投資資産として実践し出しています。そして、ある程度の年齢になった際にその資産を切り崩して生活をしていくということになります。実際に資産を使っていくと利回りも減っていき、何年生活できるのか心配ですよね。投資資産と現預金や不動産などの現物資産を組み合わせていくことが大切なのでしょうね。

定年時に2,000万円が必要?

今回は金融に関する広報活動を行う金融広報中央委員会に調査データがありましたので、ご紹介していきたいと思います。その中で、「老後のひと月当たり最低生活費・年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」という問いに対しての回答は下記になります。

  • 「老後のひと月当たり最低予想生活費」が27万円
  • 「年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」は2,160万円

全国無作為に8,000世帯へのアンケートなのでデータの母数としては信憑性がかなりあるのではないでしょうか。
引用元:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年~令和2年)」

年金受給の平均は月22万円

一方で厚生労働省の発表によると2021年度の厚生年金受給額の標準は22万496円となり、この時点で必要金額の27万円に届いていません。ちなみにこの標準的な厚生年金は夫が平均的収入(賞与を含む月額43.9万円)で40年就業して国民年金保険料を完納し、妻が専業主婦だった場合の年金を受け取り始めるときの給付水準となっています。
最近よく耳にする日本人の平均年収より高いのでは?っということも思いますが、厚生労働省からのデータではこれが平均的収入となっていたのでこちらで話を進めます。
引用元:厚生労働省「平成31年度の年金額改定についてお知らせします 」

平均の年金受給額が22万円で必要な金額が27万円ということは、ひと月当たり5万円、年間で60万円不足するということになります。仮に定年が70歳まで伸びたとして、100歳までは30年、60万円×30年=1,800万円不足すると考えると、定年時に2,000万円が必要というのは決して大袈裟なことではありません。

いつからどのくらい準備すればいいの?

これは人それぞれになるかと思いますが、仮に40歳の人が毎月3万円をNISAで積み立てをすれば、1年間で36万円たまります。30年後の70歳になる頃には元本が1,080万円になりますので、年利2%で運用したとしても1,500万円弱と少し足りません。積立額を増やす、もしくは期間を早める必要が出てきます。
年利2%?っと思われる方も多いかもしれません。しかし、単純に今は株価が高く、NISAなどで年利5%でもちょっと物足りないと感じる方も多いというだけで、年利2%は高くはないものの、決して現実味のない利率ではありません。
それにこれは平均という形で考える必要があります。利率5%を常に維持できるという保証はありません。悪い年も必ずあります。そこを慎重に考える必要があると言えるでしょう。

NISAに頼りすぎない

NISAはとても素晴らしい制度だと思います。そして、オールカントリーなどの投資信託もとても信頼できる商品です。しかし、あくまで投資ですので絶対ではありません。自分達が資産を現金に変えて生活をするとき、価格がどうなっているのかは誰にもわかりません。
変動リスクの高い商品に全額投資するのでなく、利率は低くても確実な預貯金もポートフォリオに入れておく、不動産資産も持っておくなど、分散投資をするということを忘れずに今後の資産形成を行っていくことが重要になってくるのだと思います。

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