はじめに
PdM(プロダクトマネージャー)にとって、KPI(Key Performance Indicator)は、プロダクトの方向性や成果を定量的に示す重要な指標です。この記事では、KPIの基本と、実務で使える設計の考え方をわかりやすく解説します。
KPIとKGIの違いとは?
まずはKPIとKGIの違いを明確に理解しましょう。
- KGI(Key Goal Indicator): 最終的なゴール(例:年間売上5億円)
- KPI(Key Performance Indicator): そのゴールに向けた進捗を測る中間指標(例:CV率、リテンション率)
KGIが“ゴール”、KPIが“道中のマイルストーン”のような役割を果たします。
良いKPIの条件
有効なKPIは、以下の要素を備えています。
- 達成可能性: 現実的な数字である
- 具体性: 曖昧さがない(例:「使いやすい」ではなく「継続率90%」)
- アクション可能性: 改善施策に結びつく指標である
KPI設計のステップ
- プロダクトの目的を明確にする
まずは「このプロダクトは何のために存在するのか?」を言語化します。 - ユーザー行動をマッピング
カスタマージャーニーに沿って、利用状況や離脱ポイントを洗い出します。 - ビジネス指標と結びつける
CVR、LTV、継続率など、ビジネス成果に直結する数字を選びます。 - 週次・月次で追える形にする
定点観測できるよう、データ収集体制を整備します。
事例:マッチングアプリの場合
たとえば、マッチングアプリのKGIが「有料会員の継続率を60%以上にする」だった場合、以下のようなKPIが考えられます。
- プロフィール入力率
- 1週間以内の初回マッチ数
- チャット開始率
- アクティブ日数
ユーザーの行動ステップに沿って、各フェーズに指標を置くことで、改善ポイントが明確になります。
まとめ
KPIはただの数字ではなく、チームの行動を方向づける羅針盤です。PdMとしては、数値の意味とその背景を理解し、チームに伝えられる力が求められます。KPIを通じて、より良いプロダクトの意思決定につなげていきましょう。


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