【保存版】事業フェーズ別・ビルドトラップの抜け方——スタートアップ/成長期/大企業の“最短ルート”

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結論:ビルドトラップは“フェーズ別の罠”を踏むと加速します。スタートアップはスピード過多、成長期は合意過多、大企業は儀式化。まずAha到達率(%)・TTV(p50/p95)・D1(%)に言語を揃え、30分台本と順番票で抜けます。

同じ「作っているのに成果が静か」の症状でも、原因は事業の段階で異なります。早く進めたいがゆえに測らない、巻き込みが増えるほど決め切れない、ルールが厚くなり指標が奥に隠れる——こうして“件数主義”が育ちます。本稿は、スタートアップ/成長期/大企業の三場面を物語でたどり、各フェーズで機能する最短ルートをテンプレ付きで提示します。


1. スタートアップ:スピード過多の罠を“3指標”で締める

(導入)朝10時に決めて夜にはリリース。速いのに、翌朝の数字は動かない。理由は、速度そのものが評価になり「何をどれだけ動かしたか」が抜け落ちるからです。やるべきは速度を落とすことではありません。速度の指揮系統をAha到達率・TTV・D1で統一することです。

(要点)Ahaは%で固定(昨日/7日移動の2系列)/TTVはp50とp95の二面図で“詰まり”を可視化/D1はAha達成者だけ分母にする。これで“速いだけ”を止め、速い=効果が出る、に変えられます。

【コピペ:スタートアップ用ミニ運用(週次)】
・Aha到達率:昨日△pt/7日移動の傾き
・TTV:p50, p95(p95>目標+20%で要救済)
・D1:Aha達成者の翌日比率
・台本30分:骨→順番(今やる3つ)→受入基準→ゲート日

(まとめ)速さは残して、物差しを揃えるだけ。
(具体例)Aha到達率の音読を始めた週、施策件数は変えずにAha+7pt/TTV p95−110秒。

2. 成長期:合意過多の罠を“台本と順番票”で切る

(導入)仲間が増え、関係者が多い。“全員合意”を目指すほど議論は拡散します。背景には、意思決定の順番が固定されていない問題があります。30分台本で決裁の場に戻し、順番票で今やる3つを固定します。

(要点)会議は30分で決め切る/PRD(価値の骨)とAP(順番)を分離/「今やる/後でやる/今回はやらない」に日本語で仕分け/Aha到達率・TTV・D1で受入基準を条文化。これで“説明会”を“投資判断”に戻せます。

【コピペ:30分台本(成長期版)】
00-05分  価値の骨を音読(Aha到達率・TTV・D1)
05-15分  順番票の差分確定(今やる3つ)
15-25分  受入基準の条文読み(クリック/時間/観測)
25-30分  判定日・担当・決裁ログの更新

(まとめ)同意より“順番”を整える。
(具体例)順番票導入で前倒し依頼が半減、D1+5pt/Aha+4pt。

3. 大企業:儀式化の罠を“数字の条文”で貫通する

(導入)レビューは重厚、資料は豊富。にもかかわらず、判断は曖昧。原因は、出すべき数(Aha到達率・TTV・D1)が資料の奥に沈むからです。儀式を壊すのではなく、儀式を一撃で通過する“条文”を先頭に置きます。

(要点)資料の冒頭1枚に“条文”を固定/Aha到達率の閾値、TTV p50/p95の基準、D1の下限を明文化/合否はYES/NOで言い切る/Won’t(今回はやらない)を票に刻み再審日で逃がす。これで儀式の速度は保ったまま、方向が定まります。

【コピペ:数字の条文(表紙固定)】
Aha到達率 __%以上(昨日/7日)
TTV p50 ≤ 3分 / p95 ≤ 7分(起点=view_entry/終点=achieve_aha)
D1 __%以上(分母=前日Aha達成者)
合否:上記基準を満たすための施策。満たさない案はWon’t(再審:_週)

(まとめ)厚い資料より“冒頭の条文”。
(具体例)条文表紙に統一後、決裁の持ち越しが月9件→2件へ。

4. フェーズ横断の“共通落とし穴”を先回りで塞ぐ

(導入)違うフェーズでも、同じ落とし穴に落ちます。特に、リリースが目的化/アウトプットで評価/上司の感覚。ここは表現と言葉を先に変えるのが早道です。

(要点)称賛は件数でなく差分(ΔAha、ΔTTV p95、ΔD1)/会議の目的は意思決定に固定/決裁ログ1枚で“言った/言わない”を無くす。これだけで、戻り癖が消えます。

【コピペ:称賛と決裁の型】
称賛:「Aha到達率 +_pt」「TTV p95 −_秒」「D1 +_pt」
決裁:1枚ログ(誰が/何を/いつまで/どの数字で判定)
変更:v+0.1で差分だけ追記

(まとめ)文化は言葉で設計できる。
(具体例)称賛の置換だけで“早いけど効かない施策”が減り、Aha到達率が四半期で+9pt。

5. 4タイル運用:毎朝5分で“次の一手”に到達する

(導入)フェーズに関係なく、ダッシュボードは増やすほど遅くなります。だから、4枚だけに固定します。Aha到達率(%)/TTV p50・p95/離脱Top3/入口別Aha到達率。理由は、翌朝5分で手が打てるからです。

(要点)アラートはp95の+20%超をトリガに/離脱Top3は項目単位で原因を特定/入口別は広告・直打ち・招待で傾向を掴む。最短で“救済施策”に着地できます。

【コピペ:4タイル定義】
・Aha到達率(昨日/7日)
・TTV p50/p95(warn: p95>目標+20%)
・離脱Top3(error / wait_over_5s / no_candidate)
・入口別Aha到達率(ad / direct / invite)

(まとめ)数字を静かにして、順番で動かす。
(具体例)4タイル運用に切替後、朝会5分化+週次の“持ち込み議題”が半減。

u-note:意思決定の順路を固定する

Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。


フェーズ別まとめ表(配布用)

【スタートアップ】速度過多
・Aha到達率(%)を音読/p95救済をMustに
・台本30分&今やる3つ
【成長期】合意過多
・PRDとAPの分離/順番票で日本語仕分け
・受入基準を条文化
【大企業】儀式化
・条文を資料表紙に固定/Won’t+再審日
・決裁ログ1枚+変更はv+0.1

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FAQ

Q. スタートアップで“測る”とスピードが落ちませんか?
A. 落ちません。台本と順番票で“測る手間”を30分に閉じ込めます。Aha到達率の音読だけでも、施策のムダが減ります。
Q. 成長期で関係者が多すぎます。
A. 役割をPRD(価値)とAP(順番)に分け、会議台本で決裁に集中してください。Won’t+再審日で期待を固定できます。
Q. 大企業で条文化は通りますか?
A. 表紙一枚に固定し、合否をYES/NOで言い切る形にすれば通ります。決裁ログとセットで“儀式の速度”を保ったまま通過できます。

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