はじめに
「やることが多すぎて、どれから手をつけるべきかわからない」──PdMであれば、誰もが一度はぶつかる課題です。この記事では、機能や施策の優先順位を決めるためのフレームワークと判断の考え方をわかりやすく解説します。
なぜ優先順位が重要なのか
リソースには限りがあります。すべてを一度に実装することはできません。だからこそ、プロダクトの価値を最大化するには「何を後回しにするか」を決める勇気が必要です。優先順位を明確にすれば、開発チームの集中力も高まり、意思決定も速くなります。
優先順位決定でありがちな失敗
- ユーザーの声を全部盛りにしてしまう
- 上司や営業の意見に流されてしまう
- 「いつか使われるかも」で後回しにできない
これらはすべて、「判断軸がないこと」が原因です。
優先順位を決める4つの視点
以下の4つの視点を基準に、候補を整理しましょう:
- インパクト:売上・KPIへの影響は大きいか?
- 実現性:実装に必要な期間・コストは現実的か?
- 緊急性:今対応しないと大きなリスクがあるか?
- ユーザー視点:本当に困っている人が多い課題か?
フレームワーク:RICEスコアを使う
RICE(Reach, Impact, Confidence, Effort)は、施策の優先順位を定量的に評価するフレームワークです。
- Reach:影響を受けるユーザー数
- Impact:ユーザー体験・KPIに与える影響度
- Confidence:上記の精度に対する自信
- Effort:実装にかかる工数(人/週など)
スコア=(Reach × Impact × Confidence) ÷ Effort で数値化できるため、定量的な議論が可能になります。
社内調整で意識すべきポイント
優先順位を決めたあとは、「なぜそれを選んだのか」を関係者に納得してもらう必要があります。
- ・ビジネスインパクトや仮説を資料に整理する
- ・意見が割れたら、仮説検証やA/Bテストの提案をする
- ・あくまで“仮説ベースの判断”であることを伝える
まとめ
優先順位づけは、PdMの最重要スキルのひとつです。「すべてやる」のではなく、「今やるべきことを選ぶ」。そのためには、明確な判断軸と関係者との合意形成が欠かせません。今回紹介した考え方とフレームワークを、ぜひ明日からの企画会議で使ってみてください。


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