はじめに
プロダクトマネージャー(PdM)に求められる重要なスキルの一つが「優先順位をつける力」です。特に未経験や転職直後のジュニアPdMにとって、要望や課題が山積みの中で「何から手をつけるべきか」「どの機能を先に開発するか」は大きな悩みの種です。
本記事では、PdMとしての実務で役立つ「優先順位の付け方」について、基礎から応用までを解説します。
なぜ優先順位付けが重要なのか
限られたリソースの中で成果を出すには、やるべきことを選ぶ「意思決定の軸」が必要です。PdMの役割は、単に多くの機能を作ることではなく、価値の高い機能に集中することです。
判断軸は3つの観点
- ① ユーザー価値:本当にユーザーの課題を解決できるか?
- ② ビジネスインパクト:売上や成長に寄与するか?KPIに貢献するか?
- ③ 実行可能性(開発コスト):どのくらいの工数で実装できるか?
この3軸をベースに整理することで、主観や好みによらない客観的な優先順位がつけられます。
優先順位付けのフレームワーク
MoSCoW法
代表的な方法が「MoSCoW法」です。以下の4分類で要件を整理します。
- Must:必須(今リリースしないと価値が出ない)
- Should:できれば入れたい(なくても使えるが不便)
- Could:余裕があれば(Nice to have)
- Won’t:今回はやらない(将来の検討課題)
Impact vs Effortマトリクス
縦軸に「インパクト」、横軸に「コスト(工数)」を置き、タスクをマッピングする方法です。高インパクト・低コストの「Quick Win」を優先する判断がしやすくなります。
優先順位付けの実務での注意点
- 全てをMustにしない(バッファと現実性を持たせる)
- ステークホルダーとの合意を取る(理由を明文化)
- スプリント単位で再評価する(状況は常に変化する)
ツールを使って見える化しよう
- Notion:要件整理・タグ分類・優先度表記がしやすい
- FigJam / Miro:Impact vs Effortのマトリクス作成に最適
- Google Spreadsheet:簡易的なスコアリングに便利
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まとめ
優先順位付けは、PdMとして「何をしないかを決める力」に直結します。ユーザーの課題、ビジネスの目標、開発の現実性を見ながら、冷静に取捨選択を行うことが成功の鍵です。
「全部やる」ではなく「本当に必要なことに集中する」ことを意識して、プロダクトを前に進めていきましょう。


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