仕様書(PRD)の書き方|課題→要件→受入条件の“最短ルート”(テンプレ付き)

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PdM

🔧 AI、テンプレによる
価値提供の効率化
現役PdMの「実務の武器庫」

企画書、PRD、KPI設計...。
「フォーマット作り」に時間を使っていませんか?
シニアとして現場で磨き上げられた「Notionテンプレート」を複製し、空欄を埋めるだけで、プロのドキュメントが完成します。

📂 収録テンプレート(一部)

  • PdM企画テンプレ
  • KPI設計テンプレ
  • PRDミニテンプレ
  • Slack運用テンプレ
  • 検証ログ/振り返りテンプレ
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※Notionにワンクリックで複製可能


「仕様書、どう書けば“前に進む”んですか?」——転職初週の私が最初にぶつかった壁です。長いだけのドキュメントは誰も読まないし、短すぎると誤解が増える。そこで学んだのは、PRDは“課題→要件→受入条件”の一本線だけで良いということ。今日は、現場で使い倒した最短ルートを、コピペできるテンプレと一緒に共有します。

1. まず“仕様書のゴール”を決める

背景:PRDは「合意して、作って、測って、学ぶ」ための道具。
狙い:読み手(Dev/Design/CS/事業)の誤解を最小にし、受入条件で完了を定義する。
この章で分かること:PRDが満たすべき最低限の役割。

  • 誰の何の課題を解くか(行動と摩擦を一文で)
  • 成功の定義(先行指標:Aha/TTV/翌日活性)
  • 境界(スコープ外・やらない案)

課題の定義や言語化に迷うときは、ユーザーインタビュー完全ガイド|質問例&失敗回避を併用すると精度が上がります。

2. PRDの骨格:課題→要件→受入条件(テンプレ)

まずは“そのまま使える”最小テンプレから。ここを起点に議論を進めます。

## 背景
誰(セグメント)が、どの状況で、どんな行動で詰まっているか(1〜3行)

## 目的(成果の定義)
・Aha到達率 / TTV / 翌日活性 のどれを、どれだけ動かすか(数値と期間)
・実際のユーザーは現在どのような状態→それをどんな理想状態にしたい

## 課題(事実)
・◯◯入力で離脱(◯%)
・「間違えそう」など不安の発話が多い(定性ログ)
・翌日活性が低い(△%)
・アンケート結果など課題のエビデンス(最重要)

## 仮説
・不確実性>入力労力。事前サジェストと説明で“安心”を先に与えると進む

## 要件(機能・文面・導線)
・候補の自動サジェスト(既存データから推定)
・説明文:間違えても後で直せる旨を明記(20字以内)
・完了後、次の一歩(推奨アクション)を単一提示

## 非機能(最小)
・応答:P95 < 500ms(サジェスト)
・可用性:SLO 99.5%
・監査:入力/修正の履歴をイベントで計測

## 受入条件(検証方法を含む)
・初回設定の平均時間が30%短縮(TTV)
・Aha到達率 +8pp(A/B or Before/After、N>=◯◯)
・完了後の推奨アクション到達率 +5pp
・イベントがダッシュボードで当日確認できる

## スコープ外(やらない案)
・◯◯の完全自動化は次期(精度が不足)

## リスクと対処
・サジェスト誤爆 → 取消/上書きの容易化、ログ監視

## ロール(DACI)
Driver:PdM / Approver:EM / Contributor:Dev,Design,CS / Informer:Biz

## 計測と期間
観測窓:14日、採択基準:Aha +5pp 以上かつ副作用なし

要件定義の全体像は、要件定義の壁:未経験でも乗り越える実践ガイドも合わせてどうぞ。

受け入れ基準の書き方(Gherkin雛形10)

1) Given 新規ユーザー When 住所1文字→候補選択→保存 Then 成功トースト+次導線表示
2) Given 成功直後 When 10秒滞在 Then 非モーダルヒント表示(入力保持)
3) Given 初回画面 When 主ボタン押下 Then 最近の作業3件が最上段
4) Given 成功直後 When 24±6h経過 Then 通知1回(直行リンク・解除導線)
…(以下略、合計10本)

KPIの並べ方はKPI設計と運用ガイドに揃えます。

3. “受入条件”の作り方:先行指標から逆算

いきなりCVRや売上にすると遅い。まずはAha/TTV/翌日活性で素早く判定します。

  1. Aha:ユーザーが価値を感じた最小行動(例:初回データ表示を確認)
  2. TTV:Aha到達までの時間(中央値で監視)
  3. 翌日活性:翌日(営業日)に再起動した割合

指標設計の詳しい考え方は、KPI設計完全ガイド|事業価値×顧客価値の両立を参照。

4. 仕様は“軽く検証してから重く作る”——MVPの挟み方

背景:仕様が重いほど、学習は遅くなる。
狙い:PRDの要件をMVPで先に学習し、重い実装は確度が上がってから着手。

  • 文面・導線のA/Bで「不安消し」の効果を先に確認
  • サジェストはまずルールベースで試す(精度と体験を観測)

設計と検証の詳しい回し方は、MVP検証設計(BtoBtoC向け)完全ガイドが近道です。

5. レビューが速くなる“台本”とSlack文面(コピペOK)

レビューを短く鋭く終わらせるため、結論→根拠→受入条件の順で。

件名:PRDレビュー|初回設定の不安解消(サジェスト+説明文)
結論:Aha +8pp / TTV -30% を14日で狙う
根拠:定性で「間違い不安」多数、ログで◯◯欄の離脱が最多
受入条件:本文参照(Aha/TTV/翌日活性)
依頼:本日17:00までに Approve/Comment

6. よくある失敗 → こう直す

リストに入る前に一言:失敗は“型”で潰せます。下の型を手元に置いておくと安全です。

  • 長文で目的が不明 → 冒頭に「目的(先行指標と幅)」を一行で。
  • 要件が機能名だけ → 文面・導線・機能に分解、各に期待効果を紐づけ。
  • 受入条件が曖昧 → Aha/TTV/翌日活性のどれか+観測期間+閾値。
  • 非機能がゼロ → 応答・可用性・監査の最小値だけ明記。
  • 優先順位が決まらないRICEで迷わない優先順位付けでKRに対する賭けの強さを揃える。

7. PRDチェックリスト(印刷・貼り出し推奨)

背景:抜け漏れは「見れば気づく」ようにするのが一番。
狙い:レビュー前に自主チェック。

□ 目的(Aha/TTV/翌日活性のどれを何%・何日で)
□ 課題の事実(ログ/定性の根拠)
□ 要件(文面/導線/機能)と期待効果
□ 非機能(応答/可用性/監査 最小限)
□ 受入条件(観測方法・閾値・期間)
□ スコープ外(やらない案)
□ DACIと期日(誰が決めるか/いつまで)
□ ダッシュボード項目(当日確認できるか)

8. 物語:PRDが“短く”なった日

以前、私のPRDは長文の説明が多く、レビューに時間がかかりました。そこで「課題→要件→受入条件」に削ぎ落し、目的は先行指標で一行に。さらに、重い実装前にMVPで検証。結果、合意は早まり、手が動く時間が増えました。短く、でも判断できる——このバランスがPRDの肝です。(企業名や実数は非公開)

9. “次の一手”に繋がる関連記事(回遊推奨)

10. FAQ(よくある質問)

見える形のFAQを置いておくと、検索でもクリックが伸びやすく、読者の不安も先回りで解消できます。

Q. PRDは長いほうが良いですか?
A. いいえ。意思決定に必要な最小限で十分です。受入条件を明確にして短く。
Q. 受入条件はCVRでも良い?
A. 初速は遅くなります。まずAha/TTV/翌日活性で速く判定し、CVRは副指標に。
Q. 非機能はどこまで書く?
A. 応答・可用性・監査の最小セットを。危険な抜けだけ潰せばOK。

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