結論:PdMのポートフォリオは「Aha→TTV→翌日活性(D1)」の前後差を1ページで見せれば十分に通ります。
深夜の応募準備。スクショが増え、説明文が伸び、気づけば10ページ——。私はPdMのマネージャーとして、候補者には必ず「1枚に畳もう」と伝えます。採用側が知りたいのは“価値の線を動かしたか”だけ。Aha到達率、TTV中央値、D1の前後差が一目で分かれば、機能名の羅列よりずっと強い印象になります。
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
1. なぜ“1枚”が最短か:採用側の視界は価値の線だけ
提出物が多いと、読み手の前提がバラけます。1枚に絞ると、Aha(初回価値)→TTV(価値到達時間)→D1(翌日活性)の一本線で成果が伝わり、判断が速くなります。文章は最小、図と前後差を主役に。Scope(自分が握った範囲)を明記すると、任せられる範囲が即伝わります。
要点:①差分を「Aha率/TTV中央値/D1」で統一 ②新規ユーザー(new)を主対象に ③実数より相対差分 ④前後2週間の比較 ⑤Scopeを一行で宣言。
具体例:オンボ導線を1本化し、説明を2行に圧縮。TTVの裾が短くなり、翌週のAhaが持ち上がった、を1枚で可視化。
【1枚ポートフォリオの骨子(コピペ可)】
タイトル:価値の線(Aha→TTV→D1)の前後差
上段:Before/Afterスクショ(同じ画面・同倍率)
中段:Aha +◯pt|TTV中央値 -◯%|D1 +◯pt(new/前後2週)
下段:Scope(課題定義/PRD/実験/優先度/CS)
脚注:計測定義・撤退条件・変更窓24h
まとめ:1枚は“前後差の証拠”を最短で伝えるための器です。
2. 素材集め:スクショ・指標・Scopeを整える(200字で十分)
素材は3つだけ。スクショ(Before/After)、指標(Aha/TTV中央値/D1の前後差)、Scope(自分の守備範囲)。スクショは同じ画面・同倍率・同要素で揃え、注釈は最小。指標はシンプルなカード3つにし、補助は再開TTVを小さく添える程度でOKです。
要点:①同じ画面の比較 ②TTVは秒単位で中央値 ③Ahaは「できた」の事実で ④D1は“戻って何をしたか” ⑤Scopeは名詞列挙。
具体例:「候補即表示」を入れてTTV短縮→Aha上昇。Scopeは「PRD一枚化/実験設計/優先度/CS連携」を一行表記。
【素材チェックリスト(コピペ可)】
- スクショ:Before/After(同倍率・同要素)
- 指標:Aha率/TTV中央値/D1(対象=new/前後2週)
- Scope:課題定義/PRD/実験/優先度/CS
- 付記:再開TTV/撤退条件/変更窓24h
まとめ:素材は3点固定。迷いは“撮り方”で消す。
3. レイアウトと文の型:見出しは3行、本文は140字以内
採用側は流し見をします。見出しは3行で完結。「目的(Aha)→施策(1SP×2)→結果(差分)」の順。本文は140字以内の短文に圧縮し、数字は相対差分。図のキャプションに「計測の起点/終点」を書くと、データの信頼度が上がります。
要点:①見出し3行 ②1SP(1〜2日)×2で行動を示す ③相対差分で記述 ④図キャプションに起点/終点 ⑤冗長な裏話はリンク外出し。
具体例:「説明2行+導線1本(1SP×2)でTTV中央値-20%/Aha+8pt/D1+5pt(new/前後2週)」の3行で完結。
【文章テンプレ(貼り替え用)】
目的:newが◯◯を30秒で完了(Aha)
施策:説明2行+導線1本(1SP×2)
結果:Aha +◯pt/TTV中央値 -◯%/D1 +◯pt(前後2週)
まとめ:3行+140字。読み手の時間を奪わないのが正解。
4. 計測の前提を明記:中央値・new・前後2週でズレを防ぐ
同じ数字でも前提が違えば解釈が割れます。TTVは平均でなく中央値、対象は原則new、判定は前後2週間で統一。Ahaイベントは「できた」の一発で、代理指標は注記に逃がします。これだけで“数字の強度”がぐっと上がります。
要点:①TTV中央値 ②対象=new ③前後2週 ④Ahaは行動の事実 ⑤再開TTVを副指標に。
具体例:「intent_shown→aha_completed」を計測線に採用。図の脚注へそのまま記載。
【計測定義シート(コピペ可)】
Aha:aha_completed(初回設定完了)
TTV:intent_shown→aha_completed(中央値・秒)
D1 :翌日活性=day1_active/new_users(%)
副:再開TTV(翌日初動までの秒)
判定:前後2週間/対象=new/相対差分のみ
まとめ:計測の“仕様”を書けば、説得力は自動で上がる。
5. 提出と運用:ATS・命名・リンクは“1つだけ”
仕上げは運用です。ATS(応募管理)は装飾に弱いので、PDF1枚に。ファイル名は日付で管理し、最新版のみ共有。リンクは1つ、職務経歴書の末尾に置きます。X告知する場合も1枚画像+本文3行だけでOK。面接ではこの1枚を読み上げ、30-60-90プランへ接続します。
要点:①PDF1枚 ②命名=portfolio_pdm_vYYMMDD ③リンク1つ ④面接は読み上げ台本 ⑤後続のPRD/OKRへ接続。
具体例:応募フォームではリンク1つ、面接はこの1枚で5分説明→逆質問で現場の価値線を確認。
【提出運用テンプレ(Slack文面)】
件名:ポートフォリオ提出(1枚)
内容:Aha/TTV中央値/D1の前後差を添付。計測定義とScopeは脚注に記載。
命名:portfolio_pdm_vYYMMDD.pdf
補足:面接ではこの1枚を読み上げ、30-60-90の初月施策に接続します。
まとめ:提出は“1枚・1リンク・最新版のみ”。速度が武器になります。
有料note(特典あり)
ポートフォリオの実例と台本は下記にまとまっています(特典PDF2点:PdMスキルテンプレート集/キャリア戦略シート)。
FAQ
- Q. 実数が出せません。相対差分だけで大丈夫?
- A. 大丈夫です。Aha/TTV中央値/D1の前後差と前提(new/前後2週)を明記すれば評価に十分耐えます。
- Q. 複数案件を入れたい時は?
- A. 代表1枚+サブ1枚まで。面接で深掘りが出たら、PRD一枚やダッシュボードの図へ外出ししてください。
- Q. 研究開発系でAhaが定義しづらい場合は?
- A. 代理として「探索→学習速度(学習TTV)」を置き、次フェーズのAha候補を脚注に明記しましょう。


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