はじめに
プロダクトマネージャー(PdM)として転職したばかり、もしくは未経験からPdMに挑戦した方の多くがぶつかる壁。
それが「KPIが決められない」「設計したKPIがチームで機能していない」といった課題です。
KPI設計は、プロダクトの方向性やチームのモチベーションに大きく影響する重要な仕事。
本記事では、ジュニアPdMが押さえておくべきKPI設計の基本と、実務での応用例を解説します。
KPIとは何か?目的を再確認しよう
KPI(Key Performance Indicator)は、プロダクトやチームの成果を定量的に測るための指標です。
KPIの目的は「評価」ではなく「方向の確認とチームの合意形成」にあります。
つまり、KPIが曖昧だったり意味のない数字だったりすると、プロダクトの成果に直結してしまいます。
未経験PdMが陥りがちなKPI設計の落とし穴
- なんとなくの数字(PV数や登録数)をKPIにしてしまう
- プロダクトの目的とKPIがずれている
- 部署や上司の指示だけでKPIが決められてしまっている
KPIは数字であるがゆえに、一見「明確」に見えますが、意味のない数字を追っても、チームは迷走します。
KPI設計に必要な3つの視点
1. プロダクトの“Why”を起点に考える
KPIを決める前に、「このプロダクトは誰に何を届けるためのものか」を明確にしましょう。
事業の目的とプロダクトの目的が一致しているかどうかを確認することが重要です。
2. ユーザー体験のどこに変化を起こすか
「どの行動を変えたいのか?」を明確にすることで、ユーザー体験のどこがレバレッジポイントかが見えてきます。
例:無料会員から有料会員への転換を増やしたい → 無料会員の特定機能利用率をKPIにする
3. チームで定期的に見られるKPIにする
どれだけ良いKPIでも、「誰も見ない」「行動につながらない」指標では意味がありません。
ダッシュボードに表示し、週次・月次でレビューすることで、チームの一体感が生まれます。
実体験:KPI設計でチームが変わった
以前、私が関わったプロジェクトでも、初期は「PV数」「CVR」など、表面的な指標ばかりがKPIとして使われていました。
しかし、実際には“問い合わせ後に意思決定に迷う”というユーザー課題が大きく、KPIを「面談後の購入検討率」に切り替えたことで、改善施策の精度が大きく向上。
チーム全体で「成果を生む行動」に集中できるようになりました。
おすすめのKPI設計ツール
- Notion:OKR / KPIの可視化とチーム共有に最適
- Googleデータポータル:ダッシュボードで視覚化
- スプレッドシート:初期設計や仮説整理に活用
関連リンク(内部リンク)
まとめ
未経験PdMでも、正しい視点を持てばKPIは必ず設計できます。
大切なのは、「何を達成したいか」「そのためにどこを改善すべきか」という本質を見失わないこと。
KPIは“指標”であると同時に、チームの羅針盤です。
あなたのプロダクトに最適なKPIを、チームで見つけていきましょう。


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