結論:ジュニアPdMの最初の90日は「Aha→TTV→D1」だけを見て、毎週“差分→学び→次”で進めれば実績が積み上がります。
初日の夕方、先輩から「まず何をやる?」と問われて固まった――そんなあなたへ。匿名のPdM組織のマネージャーとして私が新人に渡すのは、分厚い資料ではなく“3つの物差し”です。Aha(ユーザーが価値をわかる瞬間)、TTV(そこに届く時間)、D1(翌日も続く兆し)。この3点で道を作り、30/60/90日の節で成果を言い切る。ここでは会話調で、現場でそのまま使える台本を渡します。
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
1. Day 1–30:Ahaを“時間つきの一行”にし、計測だけ入れる
(導入 200–300字)入社1ヶ月目は「正解を作る」より「正しい判定装置を作る」期間です。多くのジュニアが仕様に飛びついて迷子になりますが、最短ルートはAhaを時間つきで言い切り、イベントを最小3種だけ実装すること。するとチームの会話が「何を作るか」から「価値に最短で届くのはどれか」に変わります。会議は軽く、意思決定が早くなり、あなたの評価が上がります。
(要点)Aha=「◯分で◯◯完了」と一行で決める/イベントはaha_reached・saved・revisit_next_dayの3種/TTVはp50とp95を分けて見る/フォームはまずコピー・導線・エラーの順で軽量化(初回は画像や推薦を遅延)/判定日は先置きして週次で必ず判断。
コピペ素材:上司への初回報告Slack
「Aha=3分で◯◯完了で合意。イベント3種(aha/saved/revisit)を今週実装し、来週からp50/p95で見ます。判定は毎◯曜。」
(具体例)見出しを「2分で結果を保存—電話はかかりません」に差し替え、電話番号を後段任意化。翌週、Aha到達+5ptを確認。
(まとめ)30日目のゴールは“測れるAha”と“軽量な初回体験”。
2. Day 31–60:TTV(特にp95)を短縮する—コピー→導線→検証の順
(導入 200–300字)2ヶ月目は“遅い人を救う”ことに集中します。p95を放置すると、D1も学習速度も上がりません。テクニックは単純で、順番を守ること。まずはコピーで不安を一行否定、次に主ボタンを1つへ統合、最後にエラーを「原因→行動」の一行へ。小さな変更でも、p95には劇的に効きます。
(要点)見出し=結果の約束+不安否定/副次行動はテキストリンクへ退避/入力は自動→選択→手入力の順/確定後バリデーションと例示/応答p95 ≤ 1500msを受入に設定/A/B判定は先行指標だけで週次採否。
コピペ素材:TTV短縮チェック12項
①主ボタン1つ化 ②副次行動をテキスト化 ③保存導線を上部固定 ④自動入力ON ⑤選択肢を先に ⑥手入力は最後 ⑦見出しに所要時間 ⑧電話番号は後段任意 ⑨例示つきエラー ⑩確定後に一行表示 ⑪フォーカス復帰 ⑫プログレッシブ表示
(具体例)二択ボタンを一本化し、入力順を入れ替え。TTV p50 −30秒、p95 −70秒。
(まとめ)60日目のゴールは“p95救済の差分”。
3. Day 61–90:D1を伸ばし、“実績3行”にまとめる
(導入 200–300字)3ヶ月目は“続く体験”を作ります。保存→再開の導線を目立たせ、翌日の小さな成功を用意。ここまでの差分を「実績3行」に凝縮して、上司・面接・社内レビューのどれでも通る言語化にします。厚い資料ではなく、“短く強い証拠”がキャリアの通貨です。
(要点)保存導線の上部常設/再開のファーストビュー表示/翌日メールやOS通知は最小の数で十分/前後スクショ3枚(見出し/導線/エラー)を添えて説明TTVを短縮/一枚PRDにNon-Goalsと受入(G/W/T+p95)を明記。
コピペ素材:実績3行テンプレ
【Goal】Aha=3分で◯◯を◯◯まで完了
【Action】見出し=結果の約束/クリック1つ化/遅延バリデーション/受入p95 ≤ 1500ms
【Result】Aha+◯pt/TTV p95 −◯秒/D1+◯pt(前後スクショ添付)
(具体例)保存導線を上部常設+復帰時は編集状態で再開。D1+3pt。
(まとめ)90日目のゴールは“短く強い提出パック”。
4. 週次運用と合意形成:三行レポと一枚PRDで“決める速さ”を見せる
(導入 200–300字)優秀さは“速さ”で伝わります。週次は先行指標だけを見て、三行で済ませる。合意がもつれそうなときは、一枚PRDでNon-Goalsと受入p95を先に置く。これだけでレビューの温度が下がり、実装が進みます。ジュニアでも場を整えられるのです。
(要点)レポはAha/TTV p50/p95/D1の差分→学び→次/判定日は先置き/PRDはGoal(Aha)→Metric→Acceptance(p95)→Risk→MVP/売上やCVRは“下段の確認”。
コピペ素材:週次“三行”台本+一枚PRD断片
【週次】Aha(+◯pt)/ TTV p50(−◯秒)/ p95(−◯秒)/ D1(+◯pt)
学び:◯◯が効いた → 次:◯◯を◯日まで(判定日先置き)
PRD:Goal=Aha3分/Metric=Aha/TTV/D1/Acceptance=応答p95 ≤ 1500ms
(具体例)レビュー前にNon-Goalsを3点先置き。「今期は自動レポ除外」で議論が短縮し、A/Bが即決。
(まとめ)“決める速さ”がそのまま評価になります。
90日プラン早見表(貼って使える)
30日=Aha定義とイベント実装/60日=p95救済(コピー→導線→検証)/90日=D1と提出パック(実績3行+前後スクショ+一枚PRD)。
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FAQ
- Q. 数字が取れない現場です。どう進めれば?
- A. 代理指標でOK。完了率/応答p95/保存→再開(D1)をまず実装し、翌週からp50/p95の二面図にします。
- Q. どの順で改善すれば最短ですか?
- A. 見出し(結果の約束)→主ボタン1つ化→遅延バリデーション→保存導線の常設。Aha/TTV/D1に直撃します。
- Q. toBでも同じプランで良い?
- A. 良いです。合意の多いtoBはNon-Goalsと受入p95を先に置くと、レビューが一気に速くなります。
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