はじめに
プロダクトマネージャー(PdM)としての重要な役割の一つが「優先順位の決定」です。特にジュニアPdMや未経験からキャリアを始めた方にとって、これは非常に難しい判断業務となります。
「ユーザーの声は全部大事に聞きたい」「とにかくすべて実装したい」——そう思っていたら、リソースは枯渇し、スケジュールは崩壊します。本記事では、優先順位づけの基本と、ジュニアPdMがよくやりがちなミス、その対処法を紹介します。
なぜ優先順位が重要なのか?
プロダクトの成功には「限られたリソースで最大の価値を生み出す」ことが求められます。つまり、すべてをやるのではなく、何をやらないかを決めることがPdMの価値です。
初心者がやりがちな優先順位ミス
- 目立つ声=重要と誤認:問い合わせ件数が多い=重要ではありません。
- 要望をそのままタスク化:「◯◯したいです」という声を機能に直結させてしまう。
- 上司の意見を最優先:組織的に正しくても、ユーザー価値を損ねる可能性があります。
- 判断基準が人によってブレる:開発チームとPdMの間で判断軸が統一されていない。
優先順位をつけるためのフレームワーク
1. RICEスコア
RICEは「Reach(影響範囲)」「Impact(インパクト)」「Confidence(確信度)」「Effort(工数)」の4つで構成される指標です。定量的に比較しやすく、誰にでも納得感を与えやすい方法です。
2. MoSCoW法
Must / Should / Could / Won’t の4分類で、開発チームとの共通認識を持ちやすくなります。限られたスプリント内で、何に注力するかを明確にできます。
3. ビジネスインパクト×ユーザー価値マトリクス
縦軸にユーザーの課題深度、横軸にビジネスインパクトを設定したマトリクスで施策の粒度を評価すると、組織内での説得力も高まります。
優先順位決定の際に意識すべきポイント
- 判断基準はドキュメント化し、チームで共有
- 施策ごとにKPIと仮説を明確に設定
- ユーザー起点+ビジネスゴールの両立を常に意識
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まとめ
優先順位の判断は、PdMが担う「意思決定」の核心です。判断基準を明文化し、チームと共有しながらプロダクトを前に進めていくことが、結果的にユーザー満足度とビジネス成果を両立する最短ルートになります。
判断に迷ったときは、ユーザーの課題に立ち返りましょう。迷いながらでも、ひとつずつ実践していくことが成長への近道です。


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