火曜の夕方、レビューが終わったあとに若手PdMが言いました。「OKRを書いたのに、来週の動きが決まらない」。私は返します。「まず“言い方”を直そう。Oは題名、KRは先行指標の差分」。
結論:OKRは「O=変えたい体験の題名」「KR=Aha/TTV/翌日活性の差分」に書き換えると、会議が短くなり施策が回り始めます。
なぜ動かない?(ねらい→やり方→失敗と直し方)
ねらいは「翌週の行動が1つ増えるOKR」。やり方は、KRを先行指標に限定し、撤退条件をペアで合意。失敗は、Oに数字、KRに感想、遅行指標に寄ること。以下の置換テンプレをそのまま使えば、明日から回ります。
価値と短期運用の全体像:課題解決型PdM 完全ガイド/価値提供型PdMの設計図。
OKRの完全版テンプレ
OKR例文50/レビュー台本/チェックリストのPDFセットは下記にまとめています。
PdM初心者のための仕事大全【保存版】 /
PdMキャリア戦略:ゼロイチ〜スケールの実務
特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)/キャリア戦略シート(PDF)
【コピペOK】失敗→直し方(置換テンプレ20)
- NG O:「オンボを改善し売上UP」→ 修正O:「初回体験を“迷わない”にする」
- NG KR:「UIを最適化」→ 修正KR:「Aha到達率 +7pp/TTV −1.0分」
- NG KR:「NPSを上げる」→ 修正KR:「成功直後の次導線遷移率 10%→25%」
- NG O:「CVR改善」→ 修正O:「“住所記入で止まらない”初回体験」
- NG KR:「動画を作る」→ 修正KR:「ヘルプ閲覧→完了の到達率 12%→25%」
- NG KR:「通知を強化」→ 修正KR:「通知オプトアウト率 −20%/通知経由D1 +2pp」
- NG O:「顧客満足度を上げる」→ 修正O:「“成功直後に次へ進める”習慣をつくる」
- NG KR:「ABテストを回す」→ 修正KR:「キーアクション2回目到達率 18%→30%」
- NG KR:「レポートを整備」→ 修正KR:「Aha/TTV/D1の更新頻度 週1→日次」
- NG O:「問い合わせ削減」→ 修正O:「“想定外”問い合わせを減らす」
- NG KR:「FAQを充実」→ 修正KR:「『想定外』問い合わせ比率 −30%」
- NG KR:「SLOを守る」→ 修正KR:「初回導線のP95 0.8→0.5秒」
- NG O:「教育を強化」→ 修正O:「“読み合わせで線を通す”開発にする」
- NG KR:「レビューを丁寧に」→ 修正KR:「30分内の意思決定数 1→3」
- NG KR:「関係者と連携」→ 修正KR:「撤退条件合意済み施策比率 25%→70%」
- NG KR:「タスク消化を促進」→ 修正KR:「寝かし→削除比率 20%→50%」
- NG O:「オンボ率を向上」→ 修正O:「“ゼロ状態の不安”を消す」
- NG KR:「チュートリアルの充実」→ 修正KR:「動画視聴完了率 20%→35%/ヘルプ依存 −20%」
- NG KR:「ユーザーの声を反映」→ 修正KR:「一次解決率 50%→75%/平均TTV −0.8分」
- NG KR:「ログを綺麗に」→ 修正KR:「意思決定ログの週次公開率 0%→100%」
30分レビュー台本(OKR運用)
[00-05] 目的:「先行指標の差分で入れ替え/撤退を決定」
[05-12] Aha/TTV/D1の差分のみ共有(口頭)
[12-20] 上位3施策から撤退1・継続1・新規1
[20-25] 受け入れ基準を読み合わせ(未達1点は“入力→自動化”で是正)
[25-30] 意思決定ログ読み上げ→Close
提出前チェック(3分)
- Oが1文で“題名化”されているか(誰の何をどう)
- KRがAha/TTV/D1の差分に置換されているか
- 撤退条件が明文化されているか(Aha +◯pp未満 かつ TTV悪化)
FAQ
- Q. 売上やCVRはKRに入れないの?
- A. 週次レビューでは非推奨。遅行指標は別の会で、週次は先行指標に固定します。
- Q. KRが3つを超えます。
- A. 最大3つ(Aha/TTV/D1)。増えるほど焦点がぼけます。
OKRの“完全版”セット
OKR例文50/レビュー台本/チェックリストのPDFはこちら。
PdM初心者のための仕事大全【保存版】 /
PdMキャリア戦略:ゼロイチ〜スケールの実務
特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)/キャリア戦略シート(PDF)


コメント