「RICEを回しているのに、順番が毎週変わる」。若手PdMの悩みは、採点の“物差し”が人によって違うことでした。私はホワイトボードに3つの文字を書きました。Aha、TTV、D1。ここに合わせればブレは消えます。
結論:RICEは“先行指標版”(Impact=Aha/TTV/D1への効き)で採点すると、短時間で合意できます。
先行指標版RICE(全体像)
ねらいは「短時間で決め切る」。やり方は、Impactを売上ではなく先行指標に、Confidenceを一次情報に基づいて採点。失敗は、詳しすぎる加重や“期待売上”に寄ることです。
KPIの並べ方はKPI設計と運用ガイド、合意の作り方は課題解決型PdM 完全ガイドが役立ちます。
採点テンプレ(コピペOK)
Reach:小=1/中=2/大=3(影響ユーザー数)
Impact(Aha/TTV/D1への効き):弱=1/中=2/強=3
Confidence(一次情報の強さ):低=0.5/中=0.8/高=1.0
Effort:小=1/中=2/大=3(人日)
Score = (R×I×C) / E
撤退条件:Aha +5pp未満 かつ TTV悪化 → 入替
ルーブリック(判定のブレを抑える)
毎回の議論を短くするため、境界線を固定します。次の表現をそのまま会議で読み上げてください。
- Reach:対象ユーザーが全体の30%超で「大」、10–30%で「中」
- Impact:Aha/TTV/D1のどれに効くかを宣言してから採点
- Confidence:原文・行動ログ・数値の三点が揃えば1.0、二点で0.8、一点で0.5
- Effort:依存数が2超なら「大」へ繰り上げ
会議台本(30分)
読み上げ式で判断だけに集中。迷いを残さず終えましょう。
[00-05] 目的:先行指標に効く施策だけを残す
[05-12] 反証チェック→3区分(残す/寝かす/捨てる)
[12-22] 残すにRICE採点(上のルーブリックで)
[22-27] 上位3件を次スプリントへ、撤退条件を合意
[27-30] 意思決定ログを読み上げ→Close
FAQ
- Q. Impactの採点が人によって違います。
- A. Aha/TTV/D1のどれに効かせるかを先に宣言してから採点してください。
- Q. 数字の根拠が弱いです。
- A. Confidenceを0.5に落とし、一次情報(原文→行動→時間)を当日集める運用に切り替えます。
バックログ精査の運用は課題解決型PdM 完全ガイドを参照。KPIの定義はKPI設計と運用ガイドへ。
優先順位の完全版セット
RICEの先行指標版シートと会議台本のPDFは下記から。
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