夜のキッチンで履歴書を開いたまま、手が止まる。「未経験でも、PdMになれるのか?」──迷いを断ち切る方法はシンプルです。
結論:未経験→PdMは「Aha・TTV・翌日活性」の差分を作って見せれば通ります。施策名ではなく“再現できる変化”を示す。
ロードマップ(ねらい→やり方→失敗と直し方)
ねらいは「再現性のある意思決定」を短く伝えること。やり方は、7ステップで“差分→入替”の痕跡を作り、PRD1枚+履歴書+逆質問で面接に臨む。失敗は“努力の物語”を語ること。直すなら、数字は相対(+pp/−分)でOK、線の通し方と基準で見せます。
価値の全体像は課題解決型PdM 完全ガイド/価値提供型PdMの設計図にまとまっています。この記事とセットで読むと設計が速くなります。
未経験→PdM スタートセット(PDF)
この記事のPRDテンプレ/5行ログ/職務経歴・提出文テンプレをPDFでまとめました。
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PdMキャリア戦略:ゼロイチ〜スケールの実務
特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)/キャリア戦略シート(PDF)
ステップ1:テーマを決める(市場×時間×アクセス)
「何を題材にPRDを書くか」で迷いがち。ここは“自分で触って翌日も使う”領域が勝ち。家計/学習/ヘルス/タスク/不動産閲覧など日常行動に寄せれば、Aha/TTVの差分が作りやすいです。
- 選定基準:継続利用がある/行動データが取りやすい/改善余地を自分で観測できる
- アウトプット:題材メモ(1行)「家計アプリの初回入力が続かない」
ステップ2:PRD1枚を作る(非スコープ→G/W/T→指標)
長文のPRDは要りません。5分で読める1枚に集約。先に非スコープを出して議論を絞ります。
【PRD1枚(コピペOK)】
目的:初回価値(Aha)を最短化し翌日活性を伸ばす
非スコープ:会員登録のソーシャル連携/通知チューニング/レシートOCR
指標:Aha(初回入力を保存)/TTV(保存までの時間)/翌日活性( D1 )
基準:G=必須(主ボタン1つ/所要表示) W=望ましい(サンプル3件) T=許容(あとで設定)
案:エンプティにサンプル3件+主ボタン「テンプレで保存(30秒)」/成功トースト「続きへ(30秒)」
ステップ3:UI内化(動詞→所要→次の一手)
説明モーダルは封印。行内ヒントと成功トーストで前進を設計します。押下率が上がり、TTVが短縮。
- 主ボタン例:「テンプレで保存(30秒)」
- プレースホルダ例:「数字だけでOK(記号は不要)」
- 成功トースト例:「保存しました。続きへ(30秒)」
ステップ4:5行ログで“差分”を残す
面接では“再現性”が問われます。差分→入替→学習を5行で固定化しましょう。
前提|2週:Aha +pp/TTV −分(median/P95)/翌日活性 +pp
候補|サンプル3件/主ボタン統一/成功トーストに続き
判断|撤退=通知/継続=主ボタン/新規=再開導線
撤退条件|Aha +5pp未満 × TTV悪化 → 旧版へ
学習|“動詞→所要→次の一手”が効く
ステップ5:職務経歴書を“差分”で書き換える
施策名ではなく、Aha/TTV/D1の差分で並べ替えます。実数は守秘があれば相対でOK。
【3行テンプレ】
差分:Aha +pp/TTV −分/翌日活性 +pp
基準:G/W/T×3、非スコープ3点
入替:撤退/継続/新規(5行ログへのリンク)
ステップ6:面接の“逆質問”で運用を見抜く
逆質問は相手の運用レベルを測る場です。“再現性”の会話に切り替わると強い。
- 「Aha/TTV/D1のうち、直近で入替が一番多いのはどれですか?」
- 「非スコープを誰が決め、どう更新していますか?」
- 「PRDレビューは何分で、何を修正項目にしますか?」
ステップ7:提出メッセージ(Slack/メール)の型
説明は最小でOK。台本のまま送ってください。
件名:課題テーマのPRD1枚と差分ログの提出(未経験PdM応募)
本文:
・目的:Aha/TTV/D1の差分を週次で入替運用
・添付:PRD1枚、5行ログ(2週分)、UI案(スクショ3枚)
・守秘:数字は相対表現(+pp/−分)で記載
よくある落とし穴と直し方
- NG:「改善しました」──修正: 差分(+pp/−分)+入替宣言。
- NG: 成果が“施策名”の羅列──修正: 先行指標の差分でソート。
- NG: モーダル注意書き大量──修正: 行内ヒント&成功トースト。
今日からのチェックリスト(30分で前進)
- 題材を1行で決める(例:家計アプリの初回入力)
- PRD1枚を書く(非スコープ→G/W/T→指標)
- UI内化の文言を3点だけ実装(主ボタン/ヒント/成功)
- 2週間の5行ログを回し始める(週1で入替)
- 職務経歴の「施策名」を差分に置換
未経験→一次通過までの30日ロードマップ(台本つき)
“小さな実績×3”が一次突破の近道。定性→PRD断片→UI1枚→先行指標の順で、毎週1パック作ると通過率が跳ねます。台本のまま動けばOK。
【週次台本】
Week1:5分インタビュー×3→洞察1行×3
Week2:PRD断片(非スコープ→G/W/T→KR)
Week3:UI1画面+イベント定義(save_success / resume_opened)
FAQ
- Q. 実数が出せません。差分だけで弱く見えませんか?
- A. 差分で十分です。採用側は“再現性”と“線の通し方”を見ています。
- Q. PRDはどこまで詳しく?
- A. 5分で読める1枚でOK。非スコープを先に出し、G/W/T×3で判定可能に。
- Q. 何から始めれば?
- A. 題材を決め、主ボタン・ヒント・成功トーストの3点だけ先に直してください。
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