PdMの仕事

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PdM
今日は初めてPdMについて記事を書いていきたいと思います。最近は宅建試験のために宅建業の記事ばかり書いていましたので、ちょっと羽休めという意味でPdMのことを紹介していければと思います。
あまり聞きなれない方もいるかもしれません。PdMとはプロダクトマネージャーです。一昔前はブランドマネージャーなどと呼ぶ企業もいたのではないでしょうか。
今回は、私の考えるプロダクトマネージャーについてお話しさせていただきます。


ベンチャー企業、大手美容メーカーでDtoCサイトのマネージャーを経て、現在は大手IT企業でPDM(プロダクトマネージャー)をしています。
そのほか、居住している地域のPRとして、行政と共同で新規サービスを立ち上げ中。

PdMとは

PdMという職種が日本で呼ばれるようになってまだ日は浅く、これがPdMという明確な線引きはまだないと考えています。PdMを名乗る人の数だけいろいろなPdMが存在し、そのどれもが正解であり、不正解なのでしょう。
そして、実績を残していくPdMが正解と呼ばれ、今後の「PdM」という仕事を作っていくのだと考えています。

私の考えるPdM

その中で、私の考えるPdMについて少しお話しします。これもあくまで個人としての考えにはなります。PdMはミニCEOと言われているのを耳にしたことはないでしょうか。そこから深掘りしていきたいと思います。わかりやすくいうと小さな経営者ですね。
経営者というと会社という組織をより発展させる役割ではないでしょうか。自分で立ち上げた会社で売上を立てたくない、倒産させたい経営者はいないですよね。

つまり、事業収益を伸ばし社会に貢献していくことが経営者であり、共に会社で仕事をする従業員たちを物心共に豊かにしていく必要があります。これをミニで考えてみましょう。
例えば、PdMの管轄しているプロダクトを会社として、それに関わる人を従業員と置き換えてみましょう。プロダクトを成長させ、関わる人に実績をつけていける存在がミニCEOと言えるのではないでしょうか。

顧客体験

PdMは「顧客になりきる」「顧客の課題を見つる」「顧客の課題を解決する」っと顧客体験についてばかり話しているPdMは周りにいませんか?
おそらく、ほとんどのPdMは「顧客のため」という耳障りの良い言葉を口にしていることでしょう。
もちろん、お客さまのために事業を行うことは正しいです。ただ、お客さまのためだけではいけません。そこに事業として利益が出るのかをきちんと考える必要があります。
顧客のことだけを考えたいのであれば、多少使い勝手が悪くてもボランティアで無料で使えるプロダクトをリリースし続ければ、それが顧客にとって1番嬉しいでしょう。ただし、そのようなことをおこなっていては事業として成り立ちません。
この「課題」を解決することによって、「いくら」利益を生み出すのか。これを明確に打ち出すことのできるPdMに私は今まであったことがありません。唯一AmazonのPdMの方のセミナーで同じことをおっしゃっていた方くらいです。海外の方で名前も覚えてはいませんが、とても共感できました。

先ほど記載しました経営者なら、間違いなく「いくら」利益を生み出すのかを間違いなく気にするはずです。

KPIを勘違いしてはいけない

特にWEB系のPdMの方はKPIの設定を間違うことがあると感じます。KPIは最終的なKGI(売上や利益)につながるための小さなゴールであるべきです。以前、ECサイトを運営している頃にメンバーと1on1をした時のことです。
「(メンバー)今期は売上を伸ばすために月間のアクセスを120%に設定します。」
何も気にせずに表面上だけ聞くとMAU数を昨年同月対比120%は良いことだと感じます。ただし、どのようにそれを行うのか、現時点での考えを聞くと広告予算をもっと広げ、商品に関心の薄い人も集めるという考えでした。その中で商品を気に入ってくれた顧客は購入してくれるだろうと言った感じです。

何がいけないのかは明白ですね。
関心の薄い顧客を集めることはまだ良いでしょう。潜在層を集めるのはよく行う施策です。ただ、潜在層を集め、ニーズを起こすコンテンツもなく、これまでの顧客と同様の購入率で購入されるというのは良くありません。さらに、その場で簡単なシミュレーションをすると、売上は若干上がるが、広告費の増加で利益が下がる結果になります。
嘘のように感じるかもしれませんが、同じように最終的なKGIを達成できないKPIを設定しているPdMは本当に多いです。PdMとしてではなく、ビジネスパーソンとして事業収益を考えて行動することを忘れてはいけませんね。

プロダクトの方向性

ここは難しいところですね。プロダクトごとにビジョンやミッションが設定されていることがほとんどでしょう。そのビジョンはきっと素晴らしい理想が込められてものであり、経営層の意志が込められています。
ただ、そのビジョンが必ずしも事業収益につながるとは限りません。どこまでビジョンを広く捉え、事業収益に結びつけるのかはPdMの企画プレゼン力にかかっていると言ってもいいでしょう。
経営層のビジョンを最大限尊重し、事業収益につながるロードマップを作成する必要があります。

最後に

ここまで私のこれまでの経験から、自分の理想とするPdMをつらつらと書いてきましたが、PdMやマーケッターといった職種なら、自分達の収益をきちんと考え、計画をすることが大切です。
顧客課題を考えることはPdMにとって大切なことです。ただし、課題や仮説をいくら考えてもそれは机上の空論の域を出ることはありません。実践してみて初めて結果がわかります。大切なことはその結果からどう行動するのかということです。
机上の空論ばかり突き詰める組織に未来はないでしょう。実践、失敗改善をいかにスピーディにこなしていけるかが事業成長には大切なのです。
Appleでさえ、iPodの前の製品はイマイチの結果しか出していません。iPodの後にもイマイチの結果の商品も多く存在し、即改善を繰り返すからあれだけのプロダクトに成長させることができたのでしょう。

ある程度の失敗は取り返すくらいの気概を持ってプロダクトと向き合うこと、そして事業を成長させることがPdMが成功する近道なのだと考えています。

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