結論:PdMの年収は「希少×証拠×交渉」で決まります。希少=Aha/TTV/D1で語れる実務、証拠=再現性のある成果物、交渉=台本で臆せず言い切る。この順で積み上げれば最短で上がります。
深夜の1on1。私は若手にこう伝えます。「明日の会議で“どれだけ忙しかったか”は通用しない。Aha到達率とTTV、翌日活性(D1)で語れたら評価は変わる」。ここでは匿名PdM組織のマネージャー視点で、未経験〜転職〜現職交渉まで、年収を上げる実戦手順をまとめます。
意思決定と価値づくりの両輪はここが基礎です。課題解決型PdM 完全ガイド/価値提供型PdMの設計図で全体像がつながります。
年収の方程式=「希少×証拠×交渉」を分解する
(導入)年収は市場の気まぐれではありません。希少スキルを証拠で示し、適切に交渉する人が一貫して伸びます。PdMにおける希少は「Ahaを速く作る力」「TTVのp95を下げる力」「D1で定着させる力」。証拠はそれを再現できる“型”と成果物。交渉は言い切る習慣です。
(要点)希少=UI文言/導線/受入条件でAhaまでの距離を縮める運用力。証拠=PRD一枚・実績3行・スクショ3点の“再現パック”。交渉=市場相場ではなく提供価値で話す。数字は厳密でなくても先行指標の差分で十分。たとえば「Aha到達率+◯pt、TTV p95 −◯分」。
コピペ素材:スキル棚卸しシート(1分)
希少=Aha(作った体験)/TTV(短縮の打ち手)/D1(継続の兆し)
証拠=PRD一枚/実装スクショ3点/週次“三行”
交渉=希望年収/代替案(基本+成果連動)/入社後30/60/90
(具体例)問い合わせフォームの見出しを「2分で結果を保存—電話はかかりません」に変え、バリデーションを遅延化。Ahaが早まり評価会議で“先行指標の差分”として通りました。
まとめ:希少(先行指標)→証拠(型)→交渉(言い切り)。順番が命です。
30/60/90日で“証拠”を作る:明日からの行動表
(導入)実務の証拠がないと年収は上がりません。だから最初の90日で「Ahaを定義→TTVを詰める→D1で定着」の三段をやり切る。部署やドメインが違っても通用するのは“先行指標の差分”だけです。
(要点)30日=Aha定義とイベント実装。60日=コピー/導線/受入p95でTTV短縮。90日=D1の仕掛けと再現手順の文書化。週次は“三行”(差分→学び→次)だけにし、数字は代理指標でも構いません。遅行は確認用に回す。
コピペ素材:30/60/90テンプレ
30日:Aha=「◯分で◯◯完了」定義/計測導入/フォーム摩擦の棚卸し
60日:見出し=結果の約束/クリック1つ/遅延バリデーション/受入p95 ≤ 1500ms
90日:D1の仮説(保存→再開など)/通知や再開導線/再現手順のドキュメント化
(具体例)p95が遅いユーザー向けに初回UIを軽量化。画像は遅延、推薦は次画面。TTVが一気に短縮し、翌日再開率も伸びました。
まとめ:90日で“差分の束”を作れば、職務経歴書にそのまま貼れます。
職務経歴書はAha/TTV/D1で語る:「実績3行」フォーマット
(導入)多くの職務経歴書はタスク羅列で終わります。採用側が知りたいのは「どの価値を、どの速さで、どの再現性で出せるか」。Aha/TTV/D1の言語に直すだけで評価は別物になります。
(要点)最初に“体験の一行”を据え、TTVはp50/p95の差分で語る。D1は保存・再開・起動頻度など小さな継続でよい。数字が完全でなくても“相対差”で十分。施策はコピーと導線、受入条件の3点セットでまとめると伝わります。
コピペ素材:実績3行テンプレ
【Goal】Aha=◯分で◯◯完了(定義と計測導入)
【Action】見出しを結果の約束に/クリック1つ化/遅延バリデーション/受入p95一本化
【Result】Aha到達+◯pt/TTV p95 −◯分/D1 +◯pt(代理指標可)
(具体例)「CSV10万行の取込 p95 90秒以内」など、受入条件で語るとテック面接でも通りやすくなります。
まとめ:タスクではなく、先行指標の差分で語る。それが“希少”の証拠です。
面接と現職交渉の台本:言い切るだけで変わる
(導入)面接・評価は即興で勝てません。言い切る台本を持ち込むだけで、評価は1段階上がります。ポイントは「希望ではなく提供価値」でアンカーを置くことです。
(要点)面接=実績3行→一枚PRD→スクショ3点で語る。現職交渉=希望年収と代替案(基本給+成果連動)を同時提示。入社後30/60/90で貢献の絵を先に見せる。反論は“数字の取得方法”で受けると議論が止まりません。
コピペ素材:交渉スクリプト
「私の提供価値は“初回価値の到達を速めること”です。直近はAha到達+◯pt、TTV p95 −◯分、翌日活性+◯pt。
この役割で貢献します。希望は年収◯◯万円、代替案として基本◯◯+成果連動◯◯%をご提案します。」
(具体例)相場の話題になったら「価値基準に沿ってご判断ください。入社後30/60/90はこの通り進めます」と一枚PRDを差し出します。
まとめ:希望ではなく価値でアンカー。台本で揺れなくなります。
ポートフォリオ=「一枚PRD+スクショ3点」で十分
(導入)分厚い資料は読み飛ばされます。一枚PRDと“ビフォー→アフター→受入条件”のスクショ3点で、再現性が伝わります。閲覧側のTTVを下げること自体が実力の証明です。
(要点)PRDはGoal/Non-Goals/Metric/Acceptance/Risk→MVPの順。スクショは(1)見出しの結果の約束(2)フォーム導線(3)エラー文の一行化。各画像に“Aha/TTV/D1のどれに効いたか”の注釈を付けます。
コピペ素材:一枚PRDテンプレ
【Goal】Aha=3分で◯◯完了(到達率+◯pt)
【Metric】Aha到達率/TTV(p50,p95)/D1
【Acceptance】Given◯/When◯/Then 応答p95 ≤ 1500ms(例外◯◯時は◯◯)
【Risk→MVP】最大不確実性×最小実験(判定=先行指標)
(具体例)初回は画像遅延+推薦次画面に退避でp95短縮。スクショで説明すれば技術者にも素早く伝わります。
まとめ:一枚PRD+スクショ3点=“再現パック”。これで十分に戦えます。
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設問セット/コピー文例/受入条件・PRD雛形は、下記の窓口からnoteにご案内しています。
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FAQ
- Q. 数字が取れない環境です。どう始めれば?
- A. 代理指標でOKです。完了率/再開率/応答p95の差分だけでも十分に評価は動きます。
- Q. 未経験でポートフォリオがありません。
- A. 一枚PRDと“結果の約束コピー”の差し替え前後を作り、仮説→検証→学びの循環を示せば評価はされます。
- Q. 現職で交渉が苦手です。
- A. 台本の一行をそのまま使ってください。希望ではなく提供価値(Aha/TTV/D1の差分)でアンカーを置きます。
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