結論:未経験PdMの最短ルートは「Aha→TTV→D1」で“再現できる証拠”を90日で作ることです。
夜の面談でよく聞かれる言葉。「何から始めたら…?」。私はこう返します。「まずはAha(ユーザーが価値を最初に感じる瞬間)を決め、そこまでの時間=TTVを縮め、翌日に続くか=D1で判定しよう」。実装量よりも“最初の成功までの距離”が武器になります。ここでは匿名PdM組織のマネージャー視点で、未経験から転職・面接を突破する最短手順をまとめます。
意思決定と価値づくりの両輪はここが基礎です。課題解決型PdM 完全ガイド/価値提供型PdMの設計図で全体像がつながります。
1. 採用が見ているのは「再現性の気配」:Aha/TTV/D1で語る
(導入)採用面接で重視されるのは“再現性”。未経験でも「こうやって価値を作る」を言語化できていれば通ります。ここでの言語はAha/TTV/D1。完璧な数字は不要、差分で十分です。
(要点)Ahaは「◯分で◯◯完了」の一行で定義。TTVはp50(ふつう)とp95(遅い人)を同時監視。D1は翌日の再開・保存など“小さな継続”を代理指標に。職務経歴書はタスクではなく先行指標の差分で語る。面接では「なぜそうしたか→どう測ったか→次に何をするか」の順で話す。
コピペ素材:実績3行の型(未経験でもOK)
【Goal】Aha=◯分で◯◯完了(定義・計測を導入)
【Action】見出しを“結果の約束”へ/クリック1つ化/遅延バリデーション/受入p95 ≤ 1500ms
【Result】Aha到達+◯pt/TTV p95 −◯分/D1 +◯pt(代理指標可)
(具体例)個人LPで電話番号の必須を後段に移し、見出しを「2分で結果を保存—電話はかかりません」へ変更。p95が短縮、翌日の再開率も微増。これで十分に語れます。
まとめ:差分で語れる=再現性の気配。ここが通過点になります。
2. 90日で“証拠”を作る:30/60/90日ロードマップ
(導入)実務がなくても、90日で証拠は作れます。小さな体験でもAha→TTV→D1の順で改善し、“差分の束”を作る。週次は軽く、判定日は先に置く。迷いを減らすのがコツです。
(要点)30日=Aha定義・イベント実装・フォーム摩擦の棚卸し。60日=コピー→導線→受入p95の順でTTV短縮。90日=D1仮説(保存→再開)に手を入れ、再現手順を文書化。週次は「差分→学び→次」の三行のみ。数字が取りづらければ完了率・応答p95などの代理指標を使う。
コピペ素材:週次“三行”テンプレ
【週次】Aha(+◯pt)/ TTV p50(−◯分)/ p95(−◯分)/ D1(+◯pt)
学び:◯◯が効いた → 次:◯◯を◯日まで(判定日先置き)
(具体例)画像の遅延読込と推薦の次画面退避でp95を短縮。三行で回すだけでも前に進みます。
まとめ:30→60→90で“差分の束”。評価材料はこれで揃います。
3. ポートフォリオは「一枚PRD+前後比較+計測ログ」で十分
(導入)分厚い資料は読まれません。採用側は短時間で再現性を見たい。だから一枚PRDと前後比較のスクショ、そしてAha/TTV/D1のログだけで十分です。
(要点)PRDはGoal/Non-Goals/Metric/Acceptance/Risk→MVPの一枚。前後比較は見出し(結果の約束)・導線・エラー文の3点。ログはAha到達率・TTV p50/p95・D1の差分。面接ではPRD→前後→ログの順で提示すると通りやすい。
コピペ素材:一枚PRDテンプレ
【Goal】Aha=3分で◯◯完了(到達率+◯pt)
【Metric】Aha到達率 / TTV(p50,p95) / D1
【Non-Goals】今期やらないことを3点
【Acceptance】Given◯/When◯/Then 応答 p95 ≤ 1500ms(例外◯◯時は◯◯)
【Risk→MVP】最大不確実性×最小実験(判定=先行指標)
(具体例)CSV10万行の取込はp95 90秒以内、重複はスキップ。PRDで言い切ると、テック面接の納得感が変わります。
まとめ:一枚PRD+前後比較+ログ=“再現パック”。読み手のTTVも短い。
4. 未経験の“代替実務”5選:現職なしでも作れる
(導入)「実務がない」が壁に見える時ほど、代替実務を作る。小さいが確実に効くものを、Aha/TTV/D1で回す。私のチームでもここから合格者が出ています。
(要点)①個人LPでA/Bコピー(結果の約束 vs 説明) ②フォームの遅延バリデーション実装 ③小さなWebアプリでp95一本化 ④インタビューを5件やり定量に落とす ⑤Notionで週次“三行”運用。成果は必ず先行指標で示す。ポートフォリオは前章の形式で整理。
コピペ素材:Aha一行定義&面接台本
【Aha一行】新規ユーザーが◯分で◯◯を◯◯まで完了(判定:Aha到達率/TTV/D1)
【面接台本】「価値は“初回成功までの距離を縮める力”です。直近はAha+◯pt・TTV p95 −◯分・D1+◯pt」
(具体例)見出しを「2分で見積り保存—電話はかかりません」に差し替え、クリックを1つに。小さなLPでも差分が出て、面接の通過率は一段上がります。
まとめ:代替実務でも“差分”は作れる。積み上げれば十分に戦えます。
5. 計測の並べ方で意思決定が速くなる(Aha→TTV→D1)
(導入)数字が揃っていない環境でも、順番を守れば迷いが減る。Aha→TTV→D1の並べ方は、私がチームを動かす時の標準です。
(要点)Ahaは時間つきの一行で言い切る。TTVはp50→p95の順で救う。D1は“再開したか”の代理指標でよい。遅行(CV/売上)は確認用に回す。週次は三行だけ、判定日は先に置く。
コピペ素材:フォームCVRの即差し替えコピー
NG:「ご連絡先をご入力ください」
OK:「2分で結果を保存 — 電話はかかりません」
(具体例)エラー文は「原因→行動」を一行で。例:メール「正しくありません。例:name@example.com」。これだけで遅い人(p95)が救えることは多い。
まとめ:順番が整うと、毎週“次の一手”が自動で決まります。
テンプレの実物は固定ページから(無料プレビューあり)
設問セット/コピー文例/受入条件・PRD雛形は、下記の窓口からnoteへご案内しています。
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FAQ
- Q. 実務がないのに数字はどうやって出しますか?
- A. 代理指標でOK。完了率・応答p95・翌日の再開など“小さな継続”で先行差分を作れます。
- Q. ポートフォリオはどこまで必要ですか?
- A. 一枚PRD+前後比較+計測ログの3点セットで十分です。厚い資料より“読み手のTTVが短い”方が評価されます。
- Q. 面接で詰まります。
- A. 実績3行と面接台本をそのまま読み上げてOKです。希望ではなく提供価値(Aha/TTV/D1)でアンカーを置きましょう。
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