結論:価値提供は当たれば大きいが外せば重い。だからこそ、“表の体験だけ”を最小で出し、結果(YES/NO/MIX)をAha%→TTV→D1で即判定し、学びをテンプレ化して横展開する。学習速度が本命です。
顕在課題はp95で塞げますが、潜在課題は「行動→仮説→定量」の反復でしか見つかりません。にもかかわらず、現場では学びが会議ログに埋もれ、翌週に再現できないことが多い。そこで本稿では、実験の結果をそのまま“コピペ運用できるテンプレ”に昇華し、横展開まで一気に運ぶ仕組みを提示します。目的は、学びを加速度(週次)で積み上げること。感想や物語ではなく、再現可能な手順にして残します。
原則:学びは“指標×着地×再現手順”で書く
学びが再現されない理由は、書き方が抽象的だから。以下の3点で固定すれば、誰が見ても同じ動きになり、翌週にそのまま使えます。
- 指標:Aha%/TTV(p50・p95)/D1の差分を%や秒で標準表記。
- 着地:通知・導線の行き先を“続きカード”に統一(お知らせ一覧はNG)。
- 再現手順:UIコピー・設定値・配信帯・撤退条件を明文化。
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
コピペ素材(学びの一文テンプレ)
「通知帯=前回+23〜27h/文言=事実+残り時間+再開/着地=続きカードで、D1 +2.1pt/TTV p95 変化なし」
まとめ:指標→着地→手順で書くと、翌週に“同じ勝ち”を再現できる。
実験→ナレッジの“即時昇華”テンプレ
会議で読み上げ→そのままナレッジ棚に置ける粒度に。感想や反省は要らない。何を、どこへ、どう置くと、どれだけ動いたかだけを書きます。
- タイトル:#value-bet-12 続きカード×残り時間提示
- 目的:D1 +2pt(安全:TTV p95 悪化なし)
- 結果:D1 +2.4pt(新規チャネルA)/TTV p95 ±0秒/Aha% +0.6pt
- 着地:通知・レコメンドは全て続きカードにディープリンク
- 手順:帯=前回+24h/文言=「昨日の◯◯、残り3分。1タップで再開できます」/UI=ホーム最上段固定
- 撤退:D1 +2pt未満で撤退/p95 +5秒でロールバック
- 横展開:既存ユーザー&OS別へコピー、配信帯のみ±2hでAB
コピペ素材(カード形式で保存)
タイトル/目的/結果(指標差分)/着地/手順(帯・文言・UI)/撤退/横展開
まとめ:要素は7点。これ以上は書かないから速い。
横展開の実務:勝ちを“導線×セグメント×面”へコピー
勝ちは一発で全展開しない。導線(通知/バナー/レコメンド)→セグメント(新規/既存・チャネル)→面(ホーム/詳細/検索)の順に拡げると、事故らず最短で広がります。
- 導線:まず通知で当たり確認→バナー→レコメンドへ。
- セグメント:勝ちが出た母集団から隣接へ。勝ち条件をメモ(例:新規×モバイル)。
- 面:ホーム最上段→機能面→検索結果へと“続きカード”を増やす。
コピペ素材(横展開チェック)
導線=通知→バナー→推薦/セグメント=勝ち母集団→隣接/面=ホーム→面A→面B
まとめ:順番を守るほどp95の事故が減る。拡大は“安全第一”。
速度を支える“人力SOP”:表は最小、裏は人で回す
価値提供の初動は重い自動化は不要。表の体験だけ作って、裏側は人で回せば週次で学べます。
- 受付:専用Slack/フォームで新規リクエストを束ねる。
- 処理:テンプレ生成→人力校正→メタ情報(進捗%・残り時間)だけ保存。
- 反映:続きカードへT+15分以内に適用。遅延許容をヘルプで明記。
コピペ素材(SOP雛形)
受付→テンプレ→校正→適用→計測→カード化(学び)
まとめ:人力でよい。学習速度が上がれば、当たりにだけ重投資すればいい。
ダッシュボード:誰が見ても同じ数になる配置
議論を速く終えるには、数の並び方がすべて。縦一列で先行→結果の順に配置し、p95は赤旗で可視化します。
- 配置:Aha% → TTV p50 → TTV p95 → D1 → CVR
- 命名:
aha_action_done/ttv_to_aha_ms/d1_active(属性は新規/既存・チャネル・OS) - 読み上げ:「Aha% +Xpt/TTV p95 −Y秒/D1 +Zpt」だけで意思決定。
コピペ素材(週次読み上げ固定文)
「今週:Aha% +2.0pt/TTV p95 −6秒/D1 +2.3pt。勝ち=続きカード×残り時間。次は既存ユーザーへ横展開」
まとめ:表記を固定すると、会議は30分で終わる。
“価値提供できるPdM”を増やす内製研修(90分)
価値提供は希少スキル。内製研修は、実験→学び→横展開の書き方を“手で覚える”カリキュラムにします。
- 30分:Aha定義と続きカードのUIルール。
- 30分:擬似自動(Wizard of Oz)で表だけ作るハンズオン。
- 30分:学びのカード化ワーク(7要素テンプレで一斉作成)。
コピペ素材(告知文)
「学びの言語化90分:続きカード×D1で価値を当て、カード化して横展開まで持っていく」
まとめ:書き方を統一すると、チーム全体の学習速度が跳ねる。
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FAQ
Q1:学びのカード化は誰がやる?
A:実験オーナーがその場で書き上げます。7要素テンプレで5分以内を基準に。
Q2:NOやMIXの実験も残すべき?
A:必ず残します。撤退条件と勝ちセグメントの境界が資産になります。次の当たりの“地図”です。
Q3:B2Bの複雑な権限・承認でも回せる?
A:回せます。表はドラフト再開と続きカードだけ作り、裏の承認は人力SOPで運用しながらD1で判定します。
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