はじめに
PdMとして開発チームと仕事を始めたばかりの頃、「スプリントってどう進めればいいの?」と戸惑ったことはありませんか?
アジャイル開発の現場では、スプリントという短い開発サイクルを回す中で、PdMにもスピードと柔軟性が求められます。
本記事では、ジュニアPdM向けにスプリントの基本から、開発チームと連携して成果を出すための実践ステップまでを丁寧に解説します。
スプリントとは?
スプリントとは、アジャイル開発(特にスクラム)において1〜2週間ごとに行われる開発の区切りです。
この期間内で、チームは「完了」まで持っていけるタスク(プロダクトバックログ)を選定し、開発に取り組みます。
スプリントの目的
- 開発のサイクルを短くし、ユーザーの反応を早く取り込む
- チーム全体が同じ方向に進むための共通基盤をつくる
- 不確実な中でも着実に前に進むためのフレームワーク
ジュニアPdMが関わる主なフェーズ
- ①スプリントプランニング
開発する機能や修正内容を決定。PdMは「なぜこれを今やるのか?」の背景や目的を共有します。 - ②スプリント中の進行管理
進捗の把握や課題の解消支援。あくまで「指示」ではなく「支援」に徹するのがポイント。 - ③スプリントレビュー
開発チームと共に成果を振り返り、「ユーザーに届けられる価値は何か?」を明確にします。 - ④スプリントレトロスペクティブ(ふりかえり)
次のスプリントをより良くするため、開発・PdMの立場を越えて改善点を出し合います。
よくある失敗とその防ぎ方
- 「進捗監視役」になってしまう: チームを管理するのではなく、成功を支援する立場で向き合いましょう。
- 目的が共有されていない: なぜこの機能を今開発するのか、ユーザー価値の観点から明示しましょう。
- すべてPdMが決めてしまう: 技術的観点やユーザー体験において、エンジニアやデザイナーの意見を活かす余白を持ちましょう。
実務で使えるポイント
- プランニングの前に「ユーザー文脈」を準備: ユーザーインタビューや問い合わせなど、実際の声をもとに議論をリードしましょう。
- スプリントレビューには関係者を招待: マーケ、CS、営業などに価値を共有することで、組織全体での共感が生まれます。
- レトロスペクティブでのふりかえり質問: 「今回一番よかったこと」「改善したいこと」「もっとできたこと」を3点で共有すると話しやすくなります。
おすすめツール
- Jira: スプリント単位での課題管理に最適
- Notion: スプリントレビューの記録・共有、レトロスペクティブメモ
- Miro / FigJam: ふりかえりの可視化・ブレストに使える
関連リンク(内部リンク)
まとめ
スプリントは「ただ開発を回す」だけでなく、PdMがユーザー価値を最大化するために重要な場です。
ジュニアPdMとしては、無理に完璧を目指すよりも、開発チームとの信頼関係を築き、毎回少しずつ改善していく姿勢が大切です。
「ユーザーのために何ができるか?」を軸に、スプリントに臨みましょう。


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