はじめに
PdM(プロダクトマネージャー)として新しい環境に飛び込むとき、最初の90日は「成果への助走期間」です。
しかし多くの人が、この期間を感覚で過ごしてしまい、気づけば時間だけが過ぎてしまいます。
そこで今回は、転職直後のPdMが迷わず動ける「週ごとのアクションプラン」を紹介します。
これは私が複数のプロダクト立ち上げや改善プロジェクトに関わる中で培った方法を基にしています。
フェーズ1(1〜4週目):観察と理解の徹底
まずは「知る」ことに全力を注ぎます。この期間は施策実行よりも、情報収集と関係構築が最優先です。
| 週 | タスク | ポイント |
|---|---|---|
| 1週目 | 自己紹介・関係部署への挨拶回り プロダクト概要資料・KPIの確認 |
初対面で信頼感を与える。数字は全体像を把握するために重要。 |
| 2週目 | CS・営業への同席、ユーザーの声の吸収 過去の施策履歴・振り返り資料の確認 |
現場感覚を理解し、ユーザー起点で考える準備をする。 |
| 3週目 | 主要ステークホルダーとの1on1実施 課題の一次リスト化 |
相手の期待値や不満を聞き出すことが信頼構築の第一歩。 |
| 4週目 | 現状の課題を整理し、仮説を立てる | まだ提案はせず、課題理解を深める。 |
フェーズ2(5〜8週目):小さな成果で信頼を固める
この時期は「クイックウィン」を狙います。短期間で成果が見える施策を実行し、周囲に「任せられる人」という印象を与えます。
| 週 | タスク | ポイント |
|---|---|---|
| 5週目 | 課題リストから小改善案件を選定 実行計画を簡易に共有 |
影響範囲が小さく、即効果が出るものを選ぶ。 |
| 6週目 | 改善施策を実行 関係者に進捗をこまめに共有 |
スピード感と透明性が信頼を生む。 |
| 7週目 | 改善の成果を数値・声で可視化 次の施策候補を提示 |
成果を「見える化」することで、承認を得やすくなる。 |
| 8週目 | 改善施策の効果測定・振り返り | 良かった点・改善点を整理して次につなげる。 |
フェーズ3(9〜12週目):中期施策の着手
最初の60日で得た知見と信頼をもとに、中期的な施策に着手します。この段階では社内の合意形成が鍵になります。
| 週 | タスク | ポイント |
|---|---|---|
| 9週目 | 優先度の高い課題を選定 解決策の案を複数準備 |
1案に固執せず、選択肢を持って議論に臨む。 |
| 10週目 | 関係部門との合意形成 リソース確保の交渉 |
相手のメリットを明確に伝える。 |
| 11週目 | MVP開発の準備 検証計画の策定 |
小さく作って早く試す姿勢が重要。 |
| 12週目 | 施策実行と検証開始 | 結果に応じて次のアクションを即決できるようにする。 |
このプランを成功させる3つのコツ
- 「聞く」時間を惜しまない:施策の質は情報量に比例します。
- 小さく始めて大きく広げる:最初は小さな成功体験を積むことが重要。
- 透明性を持って進める:進捗や成果をこまめに共有することで安心感を与える。
まとめ
最初の90日を「観察→小さな成果→中期施策」の3フェーズに分け、週単位で行動を明確にすれば、転職直後でも迷わず動けます。
このプランをベースに、自社や自分の状況に合わせて柔軟に調整してみてください。
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