結論:状況に応じて「課題解決型」と「価値提供型」を使い分け、Aha%→TTV→D1で意思決定すると最短で成果に届きます。
「今、私たちはどのスタンスで進めるべきか?」――ロードマップが迷走するとき、多くはモードの取り違えが原因です。既存の課題を潰すのが得意な“課題解決型”、新しい体験価値を作るのが得意な“価値提供型”。どちらも正しいのに、いつ、どう切り替えるかの判断が難しい。そこで本稿では、許可ハブ記事「課題解決型PdM 完全ガイド」と「価値提供型PdMの設計図」を土台に、現場でそのまま使える切替フレームを提示します。
2つの型の違い:目的・着眼点・成果の出方
両者の差は「何を起点にするか」。課題解決型は“阻害要因を取り除く”、価値提供型は“新しい価値体験を作る”。どちらもAha%→TTV→D1に作用しますが、効き方が異なります。
- 課題解決型:Aha直前の障害を除去してAha%とTTVを即時改善。
- 価値提供型:新しい“続きたくなる理由”を作りD1とNSMを押し上げる。
- 判断軸:既存フローに明確な阻害があるか? ないなら価値を創るフェーズへ。
コピペ素材(定義の一文)
「課題解決型=阻害削減でAha直行を作る/価値提供型=“続きたくなる”体験価値を増やす」
まとめ:阻害が見えるときは解決、見えないときは価値創出へモード切替。
いつ切り替える?:Aha%→TTV→D1で見るスイッチ条件
感覚で切り替えると迷子になります。先行指標の“しきい値”でモードを変えましょう。数分で判断できる実務ルールです。
- 課題解決型を継続:Aha%が低い/TTV p95が遅い(ボトルネック顕在)。
- 価値提供型へ移行:Aha%が目標±3pt内/TTV p95が基準内でもD1が伸びない。
- 往復運動:D1改善後に新規Aha断絶が見えたら再び解決モードへ。
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
コピペ素材(スイッチ宣言)
「今週はAha%が基準内のため、価値提供型に切替。‘続きカード+通知’でD1 +2ptを狙う」
まとめ:先行指標のしきい値で自動的にモードが決まると、議論が短くなる。
課題解決型:最短で効く実装テンプレ
“今そこにある阻害”を潰すための定石です。1週間で数字を動かす小さな改修を回します。
- Aha直前の断絶を特定:初回フォーム項目の削減、ゲスト開始、SSO。
- 着地統一:すべてAha直前の画面に落とす(お知らせ一覧はNG)。
- 安全弁:TTV p95悪化時は即ロールバック。
コピペ素材(チェックリスト)
・初回は1–2手でAhaへ
・主要ボタンは1つ
・“続きから”無しの導線を排除
まとめ:Aha%↑とTTV↓が同時に動けば成功。例:フォーム−2項目→TTV p95 −8秒。
価値提供型:D1を伸ばす“戻る理由”の設計
阻害が減ったら、ユーザーが“続けたくなる価値”を作ります。鍵は「昨日の続きに1タップで戻れる」仕組み。
- 続きカード:ホーム最上段に固定。進捗・残り時間・再開ボタン。
- 復帰通知:前回行動+23〜27時間帯で個別最適。必ず続きカードへ深い着地。
- 成果の保存・共有:保存が“再開の理由”になる設計。
コピペ素材(通知文)
「昨日の◯◯、残り3分。1タップで再開できます」
まとめ:価値提供=“再開のデザイン”。D1 +2ptが見えれば次の価値拡張へ。
チーム運用:モード別のOKR×ロードマップ
モードが曖昧だと計画が崩れます。OKR・ロードマップに落とし込んで運用に定着させましょう。
- 課題解決型のKR:Aha% +Xpt/TTV p95 −Y秒。
- 価値提供型のKR:D1 +Zpt/NSM +α(価値行動/週)。
- ロードマップ:Q1=解決(Aha直行)→Q2=提供(続きカード・通知)。
コピペ素材(週次アジェンダ)
1) 先行指標の先週対比(Aha%/TTV/D1)
2) 今週のモード宣言(解決 or 提供)
3) 小改修×3件と撤退条件
まとめ:モード宣言→KR→施策で会議が締まる。
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FAQ
Q1:常にどちらか一方で運用すべき?
A:いいえ。週次で先行指標を見て切替える“往復運動”が最速です。
Q2:価値提供型はギャンブルになりませんか?
A:D1とNSMで早期判定します。着地は必ず“続きカード”に統一し、最悪体験(p95)は監視。
Q3:B2Bでもこの切替は有効?
A:有効です。Aha=初回の業務成果、価値提供=翌日の再開理由(テンプレ・自動化)に置き換えてください。
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