ユーザーインタビュー完全ガイド|ジュニアPdMのための質問例&失敗回避

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ユーザーリサーチ

🔧 AI、テンプレによる
価値提供の効率化
現役PdMの「実務の武器庫」

企画書、PRD、KPI設計...。
「フォーマット作り」に時間を使っていませんか?
シニアとして現場で磨き上げられた「Notionテンプレート」を複製し、空欄を埋めるだけで、プロのドキュメントが完成します。

📂 収録テンプレート(一部)

  • PdM企画テンプレ
  • KPI設計テンプレ
  • PRDミニテンプレ
  • Slack運用テンプレ
  • 検証ログ/振り返りテンプレ
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※Notionにワンクリックで複製可能

「インタビューしたのに、次の打ち手が決まらない……」——ジュニアPdMからよく聞く悩みです。結論から言うと、“目的 → 仮説 → 対象 → 質問設計 → 実施 → 記録・分析 → 意思決定”の順で進めれば、ユーザーインタビューは再現性のある武器になります。

この記事では、未経験〜ジュニアPdMが最短で成果につなげるための完全ガイドを、現場での学び(企業名・具体数字は非公開)をベースに整理しました。会話例・質問テンプレ・失敗回避リストまでまとめてあるので、今日から実装できます。

1. まずは“目的設計”で9割決まる

インタビューは「聞き出す場」ではなく、意思決定の材料を集める場です。次のどれを決めたいのかを最初に一つだけ選びます。

  • ペインの特定:離脱の理由、躊躇の瞬間、代替行動の実態
  • 価値仮説の検証:「〇〇が価値だ」という前提が現実にフィットしているか
  • フロー設計の修正:初回価値到達(TTV)を遅らせている摩擦の発見

目的が決まれば、質問は自然と削れます。逆に目的が曖昧だと、質問は増え、ノイズが増えます。

2. 仮説 → 対象 → リクルートの型

私の基本はこの順番です(BtoBtoCの立ち上げ時に定着させたやり方)。

  1. 仮説を1行で言語化(例:「初回のプロフィール作成が長すぎて離脱している」)
  2. 対象を明確化(例:直近1週間で登録→途中離脱した人/登録完了後1週間以内の継続者)
  3. リクルート条件と謝礼(必要人数・属性・実施方法、日程候補)

この設計メモをチームで共有し、合意が取れてから動くと、後工程の衝突が激減します。

3. 質問設計の黄金ルール(テンプレつき)

誘導しない・未来予測をさせない・事実を掘る。これだけ覚えておけば、ほぼ外しません。以下は私の定番テンプレです。

3-1. 導入(アイスブレイク)

  • 「今日は〇〇の体験について、実際にやったことを中心に伺います。正解はありません。気軽に思い出しながら教えてください」
  • 「録音は社内共有のみで使い、個人が特定される形では扱いません。問題なければ始めますね」

3-2. 行動起点の深掘り(コア)

  • きっかけ:「最初に〇〇を使おうと思った瞬間を、できる範囲で時系列に教えてください」
  • 選択の裏側:「その時、他にどんな選択肢がありましたか? それを選ばなかった理由は?」
  • 摩擦の瞬間:「一番『うっ…』と止まったステップはどこでしたか? その時、何が起きていました?」
  • 代替行動:「もし〇〇がなかったら、どうしましたか? 直近で似た体験は?」
  • 継続の理由(継続者向け):「続けている理由を3つ挙げるとしたら? その中で一番大きいのは?」

3-3. プロービング(掘り下げ)の合言葉

  • それは具体的にどういうことですか?
  • 最後にそれをしたのはいつですか? その時まず何をしました?
  • ほかにありますか?」(Silent Probe:沈黙を恐れない)

3-4. やってはいけない質問

  • 未来予測:「もしこの機能があったら使いますか?」→ 過去の事実を聞くに置き換える。
  • 二重質問:「AとBで困ったことは?」→ 一問一意。
  • 誘導:「やっぱり◯◯は使いづらいですよね?」→ 中立な言い回しに。

4. 会話でわかる“良い掘り下げ”の例

:「最初につまずいたのはどのステップでした?」
ユーザー:「プロフィール写真を探すのに時間がかかって…」
:「最後にその作業をしたのはいつですか? まず何をしました?」
ユーザー:「スマホのアルバムを開いて、でも顔がはっきり写ってるのがなくて…」
:「その時、画面には何が表示されていました?」
ユーザー:「選ぶボタンが小さくて、戻ると消える感じで…」

このやり取りだけで「写真選択UI」「戻る時の保持」「完了までの所要時間」の仮説が立ちます。事実の粒度まで降りられると、実装の会話に直結します。

5. 実施オペレーション(当日の動き方)

  • 場づくり:最初の3分は環境説明+同意+アイスブレイク。専門用語は使わない。
  • 役割分担:進行1・記録1(要点とタイムスタンプ)。可能ならPMとデザイナが同席。
  • 録画・録音:端末の通知は必ずオフ。メモは「発言の要旨+時刻+画面状態」。
  • 終了3分前のまとめ:「今日一番印象に残ったことは?」で再確認。

6. 失敗あるある&回避策

  • 仮説が多すぎる:一回のインタビューで仮説は1〜2本に絞る。残りは次回。
  • 人数で安心する:n数より行動の一貫性を見る。5人で十分なことが多い。
  • 議事録が“感想文”発言の抜粋(時刻) → 観察(事実) → 解釈(仮説) → 次の検証の順で残す。
  • 答え合わせが遅い:当日30分の即時ふりかえりで施策の当たりを決める。

7. 記録・分析・意思決定までの“つなぎ”

おすすめは簡易なアフィニティと、意思決定メモの併用です。

  1. カード化:発言の断片を1テーマ1枚で付箋化(デジタルOK)。
  2. グルーピング:「同じ摩擦」を束ねて、頻度の高い山を作る。
  3. 命名:「写真探しコスト」「戻ると消える不安」など、チーム内で通じる短い名前に。
  4. 意思決定メモ課題 / 機会 / 対策候補 / 捨てた案 / 次の検証を1枚に。週次で更新。

8. BtoBtoCで効いた“現場の工夫”(実例・匿名)

立ち上げ期に、継続率の谷が消えなかった時期がありました。私たちは「初回体験の摩擦」を洗い直し、“写真を選ぶ・説明を読む・次へ進む”の3点に絞って短時間のインタビューを連続実施。会話の要点は次の通り。

  • 説明が長いと読まれない。例示>説明に置き換えると理解が早まる。
  • 「戻る」で作業が消える不安が大きい。状態保持+安心の文言で離脱が減る。
  • 完了までの目安時間が見えない。進捗ステップで先が読めると継続しやすい。

この学びを小さく反映したところ、TTVが目に見えて短縮。以降、“インタビュー → 小さなUI変更 → すぐ計測”のループを標準化しました。

9. そのまま使えるスクリプト(抜粋)

■導入(1分)
今日は〇〇のご利用体験について、実際にやったことを中心に伺います。正解はありません。録音は社内共有に限ります。問題なければ始めますね。

■行動の時系列(5分)
最初に〇〇を使おうとしたきっかけを、できる範囲で時系列に教えてください。

■選択と理由(5分)
その時、他に検討した手段はありましたか? それを選ばなかった理由は?

■摩擦の瞬間(7分)
一番止まったステップはどこでした? その時、画面では何が起きていました?

■代替行動(3分)
もし〇〇がなければ、どうしていましたか?

■クロージング(2分)
今日の話で、一番モヤモヤしていることは何ですか?

10. さらに学ぶ(関連記事・内部リンク)

11. 有料note&特典テンプレ

この記事のスクリプト全文・同意書サンプル・ふりかえりシート・メモの書き方は、有料noteで配布しています。購入者特典として、以下のPDFもご利用いただけます。

  • PdMスキルテンプレート集(PDF)
  • キャリア戦略シート(PDF)

ミニマムでいいので、まずは5本。今日のスクリプトで短時間インタビューを回し、“事実の山”を作るところから始めましょう。

12. まとめ:判断材料は“現場の事実”から

ユーザーインタビューは、特別な才能よりも手順の正しさで差がつきます。目的を一つに絞り、行動の事実を掘り、即日ふりかえりで次の一手に接続する。これを続ければ、PMF前後の迷いが減り、チームの議論は前に進みます。次のスプリントまでに、まず1回。あなたのプロダクトに必要な答えは、必ず現場に転がっています。

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