面接の終盤、「何か質問はありますか?」。沈黙の数秒で評価が決まることがあります。私は採用側の席でも、候補者の逆質問で“現場を進める力”を見てきました。台本があれば怖くありません。
結論:逆質問は“現実の運用(Aha/TTV/翌日活性・台本・撤退条件)”を確かめる場。テンプレを読み上げれば一次は締まります。
設計思想:なぜこの15問か
ねらいは「入社後のズレ」を減らすこと。やり方は、先行指標・合意形成・依存関係・役割の4領域を網羅すること。失敗は、理念や福利厚生に終始して“現実”を聞かないことです。
先行指標の使い方はKPI設計と運用ガイド、全体像の復習は課題解決型PdM 完全ガイド/価値提供型PdMの設計図が近道です。
テンプレ15(コピペOK)
各ブロックは目的→質問→深掘りの“つながる三連”。読めばそのまま口に出せます。
1. 指標とダッシュボード
- 目的:先行指標の運用レベルを確認。
質問:Aha/TTV/翌日活性はどう定義・共有されていますか?
深掘り:定義の変更は直近いつ・誰の責任で? - 目的:悪化時の初動を見る。
質問:指標が悪化した日の標準対応は?
深掘り:水曜10時のデイリーのような固定運用はありますか? - 目的:意思決定速度を知る。
質問:レビューは何分で何を決め切りますか?
深掘り:撤退条件は誰がどう合意しますか?
2. 合意形成と台本
- 目的:会議の型を確認。
質問:中間レビューに台本はありますか?
深掘り:30分での“入れ替え”実績は直近何回? - 目的:受け入れ基準の実在。
質問:Given/When/Thenの読み合わせはどれくらいの頻度で?
深掘り:未達時の是正は「入力→自動化」か「説明→UI内化」か、どちらを優先? - 目的:反証文化。
質問:バックログ精査は反証から始めますか?
深掘り:寝かし→削除の比率の目安は?
3. 依存・組織運用
- 目的:CS連携の現実。
質問:CS×PdMの共通台本はありますか?
深掘り:一次解決率やTTV短縮の運用目標は? - 目的:データと非機能。
質問:P95応答やイベント定義は誰が責任者?
深掘り:非機能の未達時は誰が止めますか? - 目的:役割の境界。
質問:PdMの役割定義(やらない範囲)は明文化されていますか?
深掘り:直近で境界を越えた事例と学びは?
4. ロードマップ・OKR
- 目的:OKRの先行指標化。
質問:OKRのKRはAha/TTV/D1に紐づいていますか?
深掘り:差分(+pp/−分)で運用されていますか? - 目的:ロードマップの現実性。
質問:依存関係の表は公開されていますか?
深掘り:“線を通す”優先と“全部やる”の線引きは? - 目的:撤退の実例。
質問:直近3ヶ月で撤退した施策と理由は?
深掘り:学習ログはどこで共有?
チェックリスト(出かける前の3分)
すべて“短文で答えられるか”を確認。迷えば、ハブ記事で言葉を整えてから望みましょう。
- 自分のAha/TTV/D1の定義を30秒で言える
- 逆質問の狙いを1語でメモ(指標/台本/依存/境界)
- 締めの一言「入社後90日の改善計画あります」を用意
FAQ
- Q. 雰囲気が硬い会社で聞きづらいです。
- A. 「定義」「頻度」「責任者」の3語で聞くと無難に通ります。
- Q. 逆質問が被りそう。
- A. 先に「他候補と重複していたら調整します」と添えるだけで印象が良くなります。
OKRやKPIの整え方は価値提供型PdMの設計図とKPI設計と運用ガイドに一式まとまっています。
保存版テンプレ
面接100問の回答例と台本PDFは下記にまとめています。
PdM初心者のための仕事大全【保存版】 /
PdMキャリア戦略:ゼロイチ〜スケールの実務
特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)/キャリア戦略シート(PDF)
質問対策:実数が言えないと弱く見えませんか?
守秘がある面接では「差分」で十分です。Aha +pp/TTV −分/翌日活性 +pp の3点に統一し、撤退/継続/新規の“入替宣言”を5行ログで添える。数字より「線の通し方」と再現性が評価されます。
逆質問“言い換え集”で運用の現実を引き出す(即使用可)
逆質問は“良いことを言う場”ではなく、運用の現実を見抜くための道具です。下の型に差し替えるだけで解像度が上がります。
【型:狙い→質問→深掘り】
狙い:先行指標で意思決定しているか
質問:直近2週のAha/TTV/翌日活性の差分で、撤退/継続/新規の入替事例は?
深掘:撤退条件は何で線を引いていますか?
狙い:PRDの粒度
質問:PRDは非スコープ→G/W/T→先行指標の順ですか?
深掘:G/W/Tの“昇格/降格”が直近で起きた例は?
狙い:通知運用の現実
質問:通知は週上限と抑制ルールを先に定義していますか?
深掘:苦情フラグ後のサスペンド期間は?


コメント