仕様会議が長いのは、議論の入口が“要望”だから。私は順番を変えます。「先に受け入れ基準で線を通す」。その後に仕様を詰めると、会は短く終わります。
結論:PRDは「受け入れ基準→先行指標(Aha/TTV/翌日活性)→依存」の順で最小化すると、決め切れます。
全体像(ねらい→やり方→失敗と直し方)
ねらいは、曖昧さを減らし“終わった”を定義すること。やり方は、Gherkinで可観測な基準を書き、先行指標の差分をKRに置く。失敗は、仕様を増やし続けて完了が遠のくことです。
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
PRDテンプレ一式
受け入れ基準15例とPRD雛形のPDFは以下から。
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特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)/キャリア戦略シート(PDF)
Gherkin例文15(コピペOK)
1) 住所自動補完
Given 初回ログイン / When 住所1文字入力 / Then 0.5秒以内に候補3件以上/選択で自動補完
2) サンプル初期配置
Given 初回状態 / When ダッシュボード表示 / Then サンプルデータ3件を即閲覧
3) 成功直後の次導線
Given 成功イベント達成 / When コンファーム表示 / Then 1クリックで次の主要機能へ遷移
4) 24hリマインド
Given 成功から24h経過 / When 未完了 / Then 通知を1回送信(オプトアウトを尊重)
5) P95応答
Given 初回導線 / When 主要画面表示 / Then P95 0.5秒以下
6) イベント定義の一致
Given 仕様合意 / When 計測タグ更新 / Then Aha/TTV/D1がPRDと同じ定義
7) フォーム内ヒント
Given 入力欄フォーカス / When 10秒滞在 / Then ヒントを非モーダルで提示
8) エンプティ状態
Given 初回状態 / When コンテンツなし / Then 次の一歩ボタンを提示
9) エラー復帰
Given 送信失敗 / When 再送 / Then 入力内容は保持される
10) 検索パフォーマンス
Given 検索入力 / When 1文字入力 / Then 候補を0.3秒以内に提示
11) 権限
Given 一般ユーザー / When 管理機能にアクセス / Then 非表示(403は出さない)
12) アップロード
Given CSVアップロード / When 1MB以下 / Then 3秒以内に完了
13) 非同期のスピナー
Given API待機 / When 0.3秒超 / Then スピナー表示/0.1秒以下で非表示
14) モバイル入力支援
Given モバイル端末 / When 番号入力 / Then キーボードは数字に
15) アクセシビリティ
Given 主要ボタン / When Tab操作 / Then フォーカスリングが視認可能
PRD雛形(差し替え式)
■ 背景:初回入力で滞留、Ahaが低い
■ 目的:Aha +7pp/TTV −1.0分/D1 +3pp
■ 受け入れ基準:上記Gherkinから3つ
■ 依存:API◯◯/分析タグ/通知設定
■ 計測:イベント名/成功条件/属性
■ 撤退条件:Aha +5pp未満 かつ TTV悪化 → 入替
NG→修正(置換テンプレ)
仕様の“願望文”を“可観測条件”に置き換えます。
NG「入力をスムーズに」→ 修正「住所1文字で候補3件/0.5秒以内」
NG「オンボ説明を手厚く」→ 修正「成功直後に次導線/24hリマインド1回」
Slack文面(招集/終了)
[招集]明日13:00-13:30 PRD読み合わせ。Gherkin3本を確定→依存と撤退条件を決めます。
[終了]受け入れ基準3本を確定。Aha/TTV/D1の差分で評価、撤退条件は「Aha +5pp未満 × TTV悪化」。
意思決定の考え方は課題解決型PdM 完全ガイドが土台になります。
FAQ
- Q. 受け入れ基準は何本が適切?
- A. 1施策あたり3本程度が目安。増えるほど完了が曖昧になります。
- Q. 先行指標とどう結びつける?
- A. PRDの目的はAha/TTV/D1の差分で表現し、週次レビューで差分のみ共有します。
PRDテンプレの完全版
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