「想定問答は作ったのに、面接で詰まってしまう」。夜のカフェで手帳を開いたジュニアPdMが言いました。私はペンで三角形を描いて説明します。事業価値、顧客価値、そして先行指標(Aha/TTV/翌日活性)。この三点で答えれば、余計な装飾は要りません。
結論:PdM面接は「事業価値 × 顧客価値 × 先行指標」で一貫して答えると一次は突破できます。
全体像:評価される回答の“型”を先に決める
ねらいは「再現性のある意思決定ができる人」と伝えること。やり方は、質問の種類を分解し、型に流し込むこと。失敗は、横文字の羅列や作業の列挙に寄ること。以下のテンプレを下地にして、あなたの文脈に置き換えてください。
意思決定と価値づくりの全体像は、課題解決型PdM 完全ガイド/価値提供型PdMの設計図で先にそろえると、面接の回答がぶれません。
カテゴリ別:回答テンプレ(合計100問のうち“使える20問”を先出し)
まずはここから。各カテゴリで「骨子→テンプレ→置き換えポイント」をセットにしています。残り80問の完全版は記事末のリンクから入手できます。
1) 経験・役割の整理(基礎)
Q1. 直近の担当領域は?
A(骨子):事業価値×顧客価値×先行指標で要約
A(テンプレ):BtoBtoC領域で、Aha/TTV/翌日活性を指標にオンボ改善を担当。意思決定はRICE(先行指標版)と撤退条件で運用。
Q2. PdMの役割をどう定義する?
A(テンプレ):価値仮説→検証→意思決定→運用のループを回す設計者。先行指標で“やる/やらない”を決め、チームの自律性を高める。
2) 課題発見とリサーチ(原文→行動→時間)
Q3. ユーザーの声をどう施策に落とす?
A(骨子):原文→行動→時間→UI/仕様→KPIの一直線
A(テンプレ):原文を“行動×時間”に言い換え、UI内説明/自動化に変換。KPIはAha/TTV/D1に落とし、2週間で学習ループ。
Q4. インタビューでの失敗と学びは?
A(テンプレ):機能語で誘導→事実/感情/行動の順で聞く型へ修正。結果、TTV短縮の着眼が得られた。
インタビュー設計の要点は、ユーザーインタビュー完全ガイドにまとまっています。
3) 施策の優先順位(RICE×依存×撤退)
Q5. 優先順位はどう決める?
A(テンプレ):RICEを先行指標寄りで採点し、依存関係と撤退条件をセットで合意。会議は30分で「入れ替え」と「やめどき」だけ決める。
Q6. 失敗施策をどう終わらせる?
A(テンプレ):Aha +5pp未満かつTTV悪化を“撤退条件”に設定。満たしたら入替。
4) 計測とダッシュボード(3枚だけ)
Q7. 追う指標は?
A(テンプレ):Aha到達率、平均TTV、翌日活性の3つのみ。遅行指標は別会で扱う。
Q8. 指標が悪化したとき?
A(テンプレ):水曜10時のデイリーで“摩擦1点潰し”。入力→自動化、説明→UI内化のどちらかで当日リリース。
5) チーム運用(CS×PdM)
Q9. CSとどう連携?
A(テンプレ):共通台本7点と3段エスカレーションでTTVを短縮。成功直後の“次の一歩”を固定文言で案内。
Q10. 合意形成が難航するとき?
A(テンプレ):“受け入れ基準”を読み合わせ、可観測条件で判断。意思決定ログに残す。
6) 志望動機と価値提供(採用側が聞きたいこと)
Q11. 志望動機は?
A(テンプレ):事業価値×顧客価値×自分の経験で3行。入社後90日のAha/TTV/D1改善プランまで言い切る。
Q12. 入社後の90日計画は?
A(テンプレ):Week1-2 指標定義/オンボ観察、Week3-6 入力→自動化、Week7-12 リマインドと台本運用。
7) ケース問題(短答の骨子)
Q13. D1活性が低下。最初の一手は?
A:イベント定義の確認→成功直後の“次の一歩”導線→24hリマインド。翌週に差分評価。
Q14. 新機能の利用率が伸びない。
A:ゼロ状態の再設計(サンプル初期配置)、フォーム内ヒントへの言い換え、Aha再定義。
8) ガバナンス/ステークホルダー
Q15. 意思決定のログはどう残す?
A:前提/KR/選択肢/判断/撤退/学習を1ページ。反証から始めるスクリーニングで再現性を担保。
Q16. 依存関係で詰まる。
A:設定/データ/UI/通知/CS運用の5層で依存表を作成。前提作業を先に。
逆質問テンプレ(相手の“現実”を掴む)
逆質問は「現実の運用」を聞き出す場です。先行指標の運用状況を確認し、入社後の期待値を揃えます。
・Aha/TTV/D1は現在どう定義・共有されていますか?
・中間レビューの台本や受け入れ基準は運用されていますか?
・撤退条件を合意した上での“入れ替え”は、直近3ヶ月で何度ありましたか?
当日〜翌日の運用:連絡文面とチェックリスト
面接での印象は、文面で締まります。短く、相手の価値と先行指標の言葉で整えてください。準備の抜け漏れはチェックリストで潰します。
【コピペOK】当日のリマインド(自分宛)
・Aha/TTV/D1の定義を暗唱
・直近の学習ログ(結果/気づき/次の仮説)を1行で
・失敗→直し方の具体例を2つ用意
【コピペOK】お礼メール(翌日朝)
件名:昨日の面接のお礼(氏名)
本文:昨日は貴重なお時間をありがとうございました。
Aha/TTV/D1の運用方針に共感しました。入社後90日の計画(Aha→TTV→D1)を添付いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
仕上げ:自分の“面接台本”を1枚で作る
最後に、あなた専用の台本に落としましょう。3分で読み上げれば、そのまま一次に臨めます。
■ サマリー:事業価値×顧客価値×先行指標(3行)
■ 実績:Aha/TTV/D1の差分×2件(各1行)
■ 強み:意思決定/リサーチ/運用/計測(各1行)
■ 90日計画:Week1-12の骨子(3行)
■ 逆質問:上の3問を読み上げ
スキルの全体像は、PdMスキルマップ完全ガイド|現役PdMの習得戦略で要点を確認できます。
まとめ:三点で答えるだけ
どの質問にも、事業価値・顧客価値・先行指標の三点で答える。今日やることはひとつ——上のテンプレをコピーして、自分の言葉に置き換え、読み上げ練習を3周。一次は突破できます。
FAQ
- Q. 数字が出せません。
- A. 絶対値でなく差分でOKです。「Aha +◯pp/TTV -◯分/D1 +◯pp」と変化で示しましょう。
- Q. 未経験で話すネタが少ないです。
- A. PRD断片と受け入れ基準1件を用意してください。考え方の一貫性が伝われば十分です。
- Q. ケース面接の準備は?
- A. 原文→行動→時間→UI/仕様→KPIの一直線で回答を作り、2週間の学習ループまで言い切ってください。
もっと深く・すぐ使える完全版
この記事の想定問答は全100問のうち20問を先出ししました。残り80問の完全版と回答例、台本PDFは以下から。
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