結論:PdMポートフォリオは「前後比較」「PRD断片」「合意ログ」をAha→TTV→D1でつないだ“3枚”に圧縮すれば勝てます。
面接官は作品集ではなく“再現性”を見ます。長いストーリーや盛りだくさんの図よりも、価値(Aha)→到達の速さ(TTV)→翌日継続(D1)の差分が一目でわかる3枚の方が通ります。シニアPdM/組織マネージャー視点で、非開発でも作れる題材の選び方から提出運用まで、現場でそのまま使えるテンプレをまとめました。
Aha→TTV→翌日活性の並べ方は、詳細をKPI設計と運用ガイドに置いています。因果を先に揃えると合意が速くなります。
1. なぜ“3枚”なのか:採用側の採点表は「価値→速さ→継続」
最初の30秒で「再現できるPdMか」を判定されます。ここで刺さるのは、1枚目:Aha/TTV/D1の前後比較、2枚目:目的を価値で書いたPRD断片、3枚目:Decision/期限が見える合意ログ。この3枚が因果でつながっていると、ドメインが変わっても“型”で仕事を進められることが伝わります。細かい画面や多数のグラフは不要。意思決定の筋が見えることが最優先です。
要点:①前後比較は1枚で完結 ②PRDは目的を価値指標で ③合意はDecision/期限/変更窓を明記 ④数字が弱くても相対差分と代理指標でOK ⑤非公開情報はモザイクで守る。
【3枚セットの骨子(コピペ可)】
1) 前後比較:Aha到達率/TTV中央値/D1(前2週→後2週)
2) PRD断片:目的=Aha+◯pt/TTV-◯%/D1+◯pt、非スコープ、検証2週間
3) 合意ログ:Decision(人)/締切(日時)/変更窓(24h)/論点3つ
まとめ:3枚で“因果の物語”を作る—これが最短の説得材料です。
2. 題材の選び方:非開発でもOK—オンボ/通知/再開導線が最短
重い開発を伴う案件は時間がかかり、評価軸も増えてブレやすい。まずは「オンボーディング」「通知運用」「再開導線」のいずれかで、文言2行化・図解1枚化・導線1本化・成功トースト・“1通・直着・抑制”などの軽量施策を回します。これらはAha/TTV/D1に直結し、前後比較が作りやすい題材です。副作用(離反や問い合わせ)も代理指標として添えられます。
要点:①初回価値に近い領域から ②施策は小さく速く ③前後比較が撮れるかで選ぶ ④副次KPI(成功トースト閲覧/FAQ閲覧)も出せる題材が◎ ⑤個人/副業プロジェクトでも十分。
【題材チェックリスト(コピペ可)】
- Aha定義が一文で言える(誰が何を“できた”か)
- 施策が非開発で回せる(2行化/図解/導線1本化/通知1通)
- 前後2週間の比較が可能(nが足りなければ中央値で)
- 副次KPIが測れる(トースト/FAQ/問い合わせ)
まとめ:軽量×因果直結のテーマを選ぶ。数字が動けば説得は一撃です。
3. 作り方:前後比較→PRD→合意の順で“型”を固める
作業は常に「価値→速さ→継続」の順に。まずAha定義を一文で固め、阻害の特定(定性5人+イベント1本)→最小施策→前後比較→PRD断片→合意ログの順で整えます。PRDは目的を価値で、非スコープと検証期間を先出し。合意ログはDecision/期限/論点3つ/変更窓を短文で固定。3枚が同じ物差しで語られていることが最重要です。
要点:①Aha定義を先に置く ②イベントは最小 ③PRDは価値KPIで書く ④Slack合意は先に“期限と決定権” ⑤画像は1枚に収め、注釈は最小。
【PRD断片&Slack台本(コピペ可)】
<PRD断片>
目的:Aha +◯pt / TTV中央値 -◯% / D1 +◯pt
解決:説明2行/図解1枚/導線1本化/成功トースト/通知1通・直着・抑制
検証:前後2週間+定性n=5、対象=新規セグメント
非スコープ:外部連携/全面改修
<Slack合意>
件名:Aha/TTV/D1改善の一次合意
Decision:PdM(◯/◯ 18:00〆) 変更窓:24h
論点:①2行化 ②導線1本化 ③再開トースト
まとめ:3枚の“言語”を揃える—それだけで再現性が伝わります。
4. レイアウト:1ページ要約→詳細の“直着導線”で見せる
見る側の時間を奪わない配置が武器です。1ページ要約に「前後比較の小画像」「PRD断片の要点」「合意ログの抜粋」を並べ、各画像はクリックで原寸に直着。文章はG/W/T(Goal/Why/Trade-off)を縮約し、数字は相対差分と中央値中心。主観語(簡単/直感的)は禁止し、“残り手数”や所要で置換します。これで5分面接に耐える構成になります。
要点:①1ページに“扉”を作る ②画像は直着 ③数字は率+中央値 ④主観語は具体へ置換 ⑤注釈は次の一手を示す短文だけ。
【1ページ要約テンプレ(コピペ可)】
見出し:Aha→TTV→D1の一貫改善で継続を底上げ
前後比較:Aha +◯pt / TTV -◯% / D1 +◯pt(小画像→原寸)
PRD:目的/解決/検証/非スコープ(各1行)
合意:Decision/期限/変更窓、論点は3つ
次の一手:導線1本化 or 通知“1通・直着・抑制”
まとめ:“直着の一枚”で入口を作る。読ませる前に“見せて”通します。
5. 提出と運用:面接5分台本&お礼メールで“判断材料”だけ渡す
提出後は運用で差がつきます。面接冒頭に5分台本を読み上げ、紙1枚の要約を手渡し。長文ではなく「判断材料」を渡すのがマネージャーの仕事。お礼メールは当日中に、要点と添付3枚だけ。条件交渉に進んだら、同じ型で“入社後30-60-90日”の初手を言い切ります。
要点:①5分台本で結論→根拠→取捨→再現 ②紙1枚を持参 ③メールは短く添付3枚 ④30-60-90を言い切る ⑤同じ言語で最後まで通す。
【5分台本&メール(コピペ可)】
台本:
1) 結論:Aha +◯pt / TTV -◯% / D1 +◯pt を実現
2) 根拠:定性n=5+ログで阻害=用語難/分岐過多
3) 取捨:2行化/導線1本化/成功トースト/通知1通(非スコープ明記)
4) 再現:30d=Aha定義、60d=TTV短縮、90d=D1検証
メール:
件名:本日の面接お礼とポートフォリオ3枚
本文:要約1枚+前後/PRD/合意の3枚を添付しました。判断の材料としてご査収ください。
まとめ:運用は“短く具体”。判断材料を速く渡し、次の会話に進めます。
有料note(特典あり)
テンプレをまとめて使うならこちら(特典PDF2点:PdMスキルテンプレ集/キャリア戦略シート)。
FAQ
- Q. 数字を開示できません。どう見せれば?
- A. 相対差分(+◯pt/-◯%)と中央値で十分。前後比較とPRD/合意を“因果の3枚”にすれば再現性が伝わります。
- Q. 一つの案件だけで足りますか?
- A. まずは1案件でOK。通過後に“同型の転用案”を口頭で補足すれば、汎用性の評価が上がります。
- Q. どの順で見せるのが良い?
- A. 常に「前後比較→PRD→合意」の順。意思決定の型として頭に入りやすく、面接の時間管理もしやすいです。


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