結論:ユーザーインタビューは「仮説を検証する場」であり、“雑談”ではありません。Aha%→TTV→D1に沿って質問を設計すると、学びが行動に直結します。
「ユーザーの声を聞いても、結局どう活かせばいいのか分からない」――これはインタビューが“雑談”に終わっているサインです。2025年のPdMに必要なのは、聞いた瞬間に意思決定に活かせる構造的なインタビュー設計です。この記事では、仮説検証を目的にした実務的な進め方と、すぐ使えるテンプレを紹介します。
インタビューの目的を明確にする
最初に決めるべきは「何を検証するのか」です。目的が曖昧だと、得られる情報も曖昧になります。
- 仮説を置く:Aha定義/TTV短縮/D1阻害に関する仮説。
- 質問を作る:仮説がYESかNOかを判別できる問い。
- ゴールを設定:次の施策を決められる状態。
コピペ素材(目的の一文)
「このインタビューの目的は、◯◯という仮説を検証すること。」
まとめ:目的なきインタビューは浪費。例:Aha到達を阻む入力項目が本当に障害かを確かめる。
質問設計の基本ルール
質問は「誘導せず」「体験ベース」で聞くことが原則です。未来の意見ではなく、過去の事実を聞きましょう。
- 誘導しない:「便利でしたか?」ではなく「どんなときに使いましたか?」
- 体験を聞く:「次回使いますか?」ではなく「最後に使ったのはいつですか?」
- 順序を工夫:軽い質問から深い質問へ。
コピペ素材(質問テンプレ)
1) 最初に使ったきっかけは?
2) そのとき困ったことは?
3) 解決できた瞬間は?(Ahaに相当)
4) どのくらいの時間で価値を感じた?(TTVに相当)
5) 翌日も戻ろうと思った理由/戻らなかった理由は?(D1に相当)
まとめ:事実を聞き、指標に紐づける。例:Aha体験を得たユーザーと得ていないユーザーを分けて聞く。
インタビューの進め方(30分テンプレ)
30分あれば十分です。時間を区切って進めると聞き漏れが減ります。
- 5分:導入(自己紹介・目的説明)。
- 20分:質問(テンプレに沿って進行)。
- 5分:振り返り(感想と追加意見)。
コピペ素材(導入文)
「今日は◯◯の仮説を検証するためにお時間をいただきました。自由に率直なご意見をお願いします。」
まとめ:時間配分を守ると、参加者も安心。例:冒頭で「30分で終わります」と明言すると信頼が増す。
結果を意思決定につなげる方法
インタビュー結果は“言葉の引用”ではなく“意思決定に使える形”にまとめます。つまり、仮説をどう扱うかがゴールです。
- YES:仮説は裏付けられた→次の施策を拡張。
- NO:仮説は否定された→代替仮説を立て直す。
- MIX:一部ユーザーには成立→セグメントを再定義。
コピペ素材(結果サマリ雛形)
仮説:◯◯はAha阻害要因である
結果:YES/NO/MIX
次の施策:◯◯を改善/別仮説を検証/セグメント分割
まとめ:インタビューは意思決定の材料にする。例:仮説がNOなら潔く撤退する。
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FAQ
Q1:サンプル数はどのくらい必要?
A:10名で十分です。重要なのは数ではなく「仮説がYES/NOを判断できるか」です。
Q2:リモートでも問題ない?
A:問題ありません。画面共有や録画を活用すれば対面と同等に学べます。
Q3:専門のリサーチャーがいない場合は?
A:PdM自身が実施して構いません。むしろ仮説を自分で確かめる方が学びが早いです。
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