「OKRは書いた。けれど、毎週の会議が重いまま」——転職直後のジュニアPdMからよく届く相談です。私がチームに入るとき、最初の4週間は必ず同じ運用に切り替えます。議論の深さではなく、前進の回数を増やすために。
結論:OKRは“週次=先行指標の差分で入替え/月次=学習の再設計”で回します。レビュー30分×4週で、成果が静かに積み上がります。
全体像(ねらい→やり方→失敗と直し方)
ねらいは「翌週の行動が1つ増える」こと。やり方は、週次はAha/TTV/翌日活性の差分だけを見て“撤退1・継続1・新規1”を決め、月次はログを束ねてKRと撤退条件を再定義。失敗は、遅行指標や感想に寄って時間切れになることです。
Aha→TTV→翌日活性の並べ方はKPI設計と運用ガイド、運用の思想は課題解決型PdM 完全ガイドを確認してください。
週次レビュー(30分)台本|“入れ替え”を決め切る
[00-05] 目的宣言:先行指標の差分に基づき入れ替え/撤退を決定
[05-12] 差分のみ共有:Aha/TTV/D1(グラフは会前に確認)
[12-20] 判断:撤退1・継続1・新規1(RICEは先行指標版で)
[20-25] 受け入れ基準の読み合わせ(未達1点は“入力→自動化”で是正)
[25-30] 意思決定ログを読み上げ→Close
意思決定ログ(コピペOK)
■ 前提:Aha 25%(±0)/TTV 6.8→6.2分/D1 18→21%
■ 候補:住所自動補完/成功直後の次導線/フォーム内ヒント
■ 判断:撤退=ヒント/継続=自動補完/新規=次導線
■ 撤退条件:Aha +5pp未満 かつ TTV悪化 → 入替
■ 学習:「説明→UI内化」より「入力→自動化」の効きが強い
Slack文面(招集・終了)
[招集]明日16:00-16:30 週次OKRレビュー。Aha/TTV/D1の差分のみ→撤退1・継続1・新規1を決定します。
[終了]決定:撤退1・継続1・新規1。未達は受け入れ基準の是正(入力→自動化)。意思決定ログをスレ冒頭に貼付。
月次ふりかえり(60分)|“KRと撤退条件”を再設計する
4週分のログを束ね、KRの言葉と閾値をアップデートします。ここでは遅行指標(売上/契約)を確認してもOK。ただしKRへは持ち込まないのが原則です。
[00-10] 学習の読み上げ(週次ログ→共通パターン化)
[10-25] KRの見直し(Aha/TTV/D1の差分を再定義)
[25-40] 撤退条件の再設計(例:Aha +7pp未満かつTTV悪化→撤退)
[40-55] 次月の“先にやめること”を決める
[55-60] OKRページを更新→周知
PRD断片(OKRに直結する最小セット)
■ 目的(O):初回体験を“迷わない”状態にする
■ KR:Aha +7pp/TTV −1.0分/D1 +3pp
■ 受け入れ基準:
Given 初回ログイン
When 住所1文字入力
Then 0.5秒以内に候補3件以上/選択で自動補完
提出前チェック(3分)
- 週次:差分→入替→基準→ログの直線で運用できているか
- 月次:学習→KR再定義→撤退条件再設計→「やめる」を決めたか
- ログ:5行フォーマットで1つに束ねられているか
FAQ
- Q. 会議が30分で終わりません。
- A. グラフは会前に確認。会では数値の“差分”のみ口頭で共有してください。
- Q. KRに売上を入れたいです。
- A. 週次KRは先行指標に限定。遅行指標は月次で確認に留めます。
意思決定と価値づくりの両輪はここが基礎です。課題解決型PdM 完全ガイド/価値提供型PdMの設計図で全体像を揃えてください。
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