結論:ペルソナは「ユーザー像を飾る資料」ではなく、「意思決定を素早くする道具」です。
しかし現場では「架空の人物紹介」に終わり、使われなくなるケースが多々あります。本稿ではPdMが実務で活かせる形にする方法と、よくある落とし穴を解説します。
1. ペルソナの正しい使い方
ペルソナは「誰の、どの瞬間の、どんな課題を解決するか」を明確にするためのツールです。細かいプロフィールや趣味嗜好は本質ではありません。
実務で使える定義:
・セグメント:どのユーザー層か(例:中小企業の経理担当)
・状況:どの瞬間に困っているか(例:月末締めで残業が続くとき)
・ジョブ:何を成し遂げたいか(例:請求書を正確に処理したい)
・成功指標:どれだけ改善できるか(例:作業時間短縮/エラー率低減)
2. 具体例:良いペルソナと悪いペルソナ
悪い例:
「30代、独身、コーヒーが好き。休日はキャンプに行く」
→ 事業判断には使えない情報ばかり。
良い例:
「40代、経理部主任。月末の請求処理で毎月3時間以上の残業をしている」
→ プロダクト要件(自動突合、エラー検知)に直結する。
3. よくある落とし穴
- 装飾しすぎ:人物像を膨らませることが目的化し、意思決定に使えない。
- 固定化:市場やユーザーは変化するのに、ペルソナを放置してしまう。
- 恣意的な設定:「こういうユーザーが欲しい」という社内目線で作り、現実と乖離。
4. ペルソナを活かすコツ
・必ず実データやインタビューに基づく
・「どの瞬間のどんな課題か」に絞る
・プロダクトの意思決定で繰り返し参照する
・3か月〜半年ごとに見直す
おすすめ参考リソース
ペルソナを“飾り”にせず“道具”として使うために、PdM実務を網羅した一冊も役立ちます。
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FAQ
Q1:ペルソナは何人作るべき?
A:基本は1〜2人で十分です。複数作ると焦点がぼやけます。
Q2:ペルソナとターゲットの違いは?
A:ターゲットは「市場の塊」、ペルソナは「具体的なユーザー像」です。ターゲットを分解して具体化したものがペルソナと考えましょう。
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