「言っていることは同じなのに、通じない」。新人PdMが会議後に漏らしたひと言です。言葉の定義がズレると、意思決定は止まります。まずは5語だけ揃えましょう。
結論:Aha・TTV・翌日活性・反証・撤退条件の5語を“短文で”統一すれば、現場の会話は通ります。
使い方の前提(ねらい→やり方→失敗と直し方)
ねらいは、議論を短くして前に進めること。やり方は、定義→使いどころ→誤用→例文の4点で統一。失敗は、横文字の説明で終わってしまい、行動に落ちないこと。以下はコピペ用です。
Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
Aha(初回価値)
ねらい:初回の“価値がわかった瞬間”を測る。やり方:UI内の成功イベントで定義。失敗:説明や動画視聴をAhaと呼ぶこと。
定義:初回の成功体験(例:サンプル登録→成功)
使いどころ:オンボ設計/ゼロ状態の再設計
誤用:チュートリアル完了=Aha とする
例文:「Ahaを25%→32%に。住所自動補完を導入」
TTV(Time to Value)
ねらい:価値到達までの時間を短縮する。やり方:中央値で測り、UI内化/自動化で直す。失敗:平均値や体感で語ること。
定義:Aha達成までの所要時間(中央値)
使いどころ:入力→自動化/説明→UI内化
誤用:売上やMAUの議論に混ぜる
例文:「TTVを7.0→6.0分に。入力を自動補完へ」
翌日活性(D1)
ねらい:翌日に“もう一歩”進める習慣を作る。やり方:成功直後の次導線と24hリマインド。失敗:通知を多投すること。
定義:翌日アクティブ率(イベントorセッション)
使いどころ:成功直後の次遷移/24hリマインド
誤用:帰納で「通知を増やす」へ走る
例文:「成功直後の次導線でD1 +3pp」
反証(Falsification)
ねらい:思い込みを早く捨てる。やり方:バックログ精査を反証から始める。失敗:賛成材料だけを集めること。
定義:仮説を“否定できる証拠”を先に探す姿勢
使いどころ:RICE採点前のスクリーニング
誤用:「反対意見の割愛」
例文:「反証で寝かし→削除を50%に」
撤退条件(Kill Criteria)
ねらい:やめどきを決め切る。やり方:KRとペアで合意。失敗:空文化し、結局やめないこと。
定義:「この値ならやめる」閾値(先行指標で)
使いどころ:OKR/レビュー/施策合意
誤用:売上や感想で曖昧にする
例文:「Aha +5pp未満かつTTV悪化 → 撤退」
FAQ
- Q. 定義は誰が決めますか?
- A. PdMが案を出し、開発/CSと読み合わせて合意。ダッシュボードとPRDに明記します。
- Q. 競合の用語と違っても大丈夫?
- A. 社内で統一されていればOK。外部比較の際は補足を入れます。
インサイトの取り方はユーザーインタビュー完全ガイドが最短です。
保存版テンプレ
用語の定義表と会議台本のPDFは以下から。
PdM初心者のための仕事大全【保存版】 / PdMキャリア戦略:ゼロイチ〜スケールの実務
特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)/キャリア戦略シート(PDF)
用語の超短答:Aha/TTV/D1を一筆書きでつなぐ
Aha=保存成功の判定、TTV=起動→保存の時間、D1=翌日の再開直行率。この3点をUIイベントで定義すれば、議論は毎週“入替”に進みます。


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