結論:PdM面接は「価値(Aha)→到達の速さ(TTV)→継続(翌日活性)」の順で5分に圧縮すれば通ります。
「何をどこから話すか分からない…」という迷いは、評価者の視点で並べ替えるだけで解消します。本稿は、想定質問45を“評価グリッド”で整理し、5分回答の骨組み・PRD断片・Slack合意台本までコピペで使える形にしました。最短で“伝わる”ことに全振りしています。
意思決定と価値づくりの全体像は課題解決型PdM 完全ガイドと価値提供型PdMの設計図が近道です。
1. 面接官の評価グリッド:何を見て「合格」を決めるのか
最初に“採点表”を知れば、答え方は自動的に決まります。多くの面接官は①誰のどの課題に価値を届けたか(Aha)②どれだけ速く到達させたか(TTV)③翌日以降の継続(D1)に再現性があるか、の三点で判断します。ツールや肩書きの話は補助線。ポイントは「成果の因果(前→後)」を1枚で語れるかどうかです。
要点:課題の定義→価値仮説→最小施策→計測→学び→再現、の順で並べる/“忙しさ”ではなく“価値が動いた証拠”で語る/指標はAha→TTV→D1で統一する。
【評価グリッド(コピペ可)】
- 誰に:主要セグメントと状況
- 何を:初回価値(Aha)の定義
- どう速く:TTVを短縮するための分岐削減/文言/導線
- 継続:翌日活性(D1)/再開率
- 証拠:前後比較 + 合意ログ(Slack) + PRD断片
具体例:「初回ガイドを3カード化→TTV短縮→翌日活性+相対改善」という因果をスクショ1枚で示すと、評価者の理解が一気に進みます。
まとめ:採点表に合わせて並べ替える—これだけで通過率は上がります。
2. 5分回答の骨組み:G/W/T + 価値指標で“迷わず”話す
時間が短い一次面接では、G/W/T(Goal/Why/Trade-off)に価値指標を重ねます。結論を先に置き、非スコープは早めに宣言。曖昧な成功ではなく、Aha→TTV→D1の差分で“動いた事実”を渡しましょう。以下の台本は、質問が何であっても5分に収めるための共通フォームです。
要点:最初にGoal(価値の形)を宣言/Why(根拠=定性+ログ)で支える/Trade-off(何を捨てたか)で意思決定力を示す/最後に学びと再現性を一言で。
【5分回答台本(そのまま使える)】
1) 結論:Aha到達率を◯pt改善し、TTV中央値を◯%短縮、D1を◯pt押し上げた
2) Goal:対象セグメントの初回価値を「◯◯できた」に定義
3) Why:定性n=5+イベントログで阻害=用語/分岐と特定
4) Trade-off:説明を削り図解化、導線を1本化(非スコープも宣言)
5) 計測:前後2週間でAha/TTV/D1を比較、結果は◯◯
6) 学び:◯◯が効いた。別機能にも適用し再現見込み
具体例:「成功トースト追加で再開フローを短縮→D1改善」という短い因果を、G/W/Tの枠で説明すると、議論が価値中心に収束します。
まとめ:枠に当てはめるだけで、どの質問にも5分で答えられます。
3. 想定質問45を4群に分けて“型”で返す
頻出質問は4群(課題発見/優先順位/実行と合意形成/成果と再現性)にまとめれば管理できます。各群で使う語彙は固定し、語尾だけを状況に合わせて変えるのがコツ。以下は面接でそのまま読めるテンプレ集です。
要点:群ごとに“1枚のカード”を用意/数値のないときは仮説→検証の順で語る/失敗談は学びと再現に接続する。
【質問群と即答テンプレ】
A. 課題発見:「対象は◯◯、Ahaは◯◯。定性n=5+ログで阻害=◯◯」
B. 優先順位:「G/W/Tで判断。価値に寄与しない◯◯は非スコープ」
C. 実行/合意:「Slackで決定権と期限を先出し→反対意見は◯◯で吸収」
D. 成果/再現:「Aha◯pt↑/TTV◯%↓/D1◯pt↑、別機能へ◯◯を適用見込み」
具体例:「データが少ないとき?」→“先行指標で仮説→小さく検証→次の意思決定”と短く返し、詳細はPRD断片に委譲します。
まとめ:質問は“群→台本→事例”の順で回収すれば崩れません。
4. ミニ課題/ホワイトボードは「PRD一枚」で制す
当日課題は、見栄えより“合意可能な骨子”が勝ちます。PRDを一枚で出し、目的→価値指標→解決案→計測までを先に置く。非スコープとトレードオフを明記すると、完成度より判断力が評価されます。以下のPRD断片を下書きにしてください。
要点:目的は価値指標で書く/解決は分岐削減・文言・導線のどれか1つに絞る/検証は「前後比較+簡易定性」まで。
【PRD断片テンプレ(コピペ可)】
目的:Aha到達率 +10pt / TTV中央値 -30% / D1 +8pt
背景:初回導線の分岐と用語難で離脱
解決:導線1本化+用語を図解に置換+成功トースト
KPI:Aha/TTV/D1(前後2週間比較)
非スコープ:◯◯のフル開発、外部連携
トレードオフ:説明量を削り、問い合わせ増加はFAQで吸収
具体例:「課金導線の改善」を求められたときも、まずは“無料体験のAha短縮”に寄せるほうが短期の勝率は高い、と言えると強いです。
まとめ:PRD一枚で“合意可能な現実解”を提示しましょう。
5. 職務経歴/ポートフォリオ:見出しと証拠で“読みたい順”を作る
最後に、書類の整え方です。読み手は忙しい—だから“見出しで要点を完結”させます。役割の広さ→価値指標→再現性の順で並べ、裏付けに前後比較、Slack合意、PRD断片の3点を添えると、読まれる確率が跳ねます。
要点:見出しは成果の因果を1行で/証拠はリンクではなく画像1枚で/“転用の余地(再現)”を最後に短文で。
【職務経歴:見出しテンプレ】
「Aha→TTV→D1の一貫改善で継続を伸ばしたPdM。最小施策で合意→検証→学びを量産」
【添付セット】PRD1枚 / Slack合意スクショ / 前後比較
【一言ナビ】「1枚で全体→詳細は口頭で補足します」
具体例:応募先に合わせて「通知/オンボ/検索」のどれに再現できるかを一言添えると、“うちでも通じる”と判断されやすくなります。
まとめ:書類は“1枚で伝わる設計”に。これが通過率を決めます。
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FAQ
- Q. 数値を出しにくい案件しかありません。どう語ればいい?
- A. Ahaの定義→仮説→最小施策→前後比較(スクショ/問い合わせ数などの代理指標)→学び、で“因果の物語”を作りましょう。
- Q. 反対意見への対処はどう説明する?
- A. Slackで決定権と期限を先出しし、反対意見はトレードオフの節で吸収。決定後は検証の期日で再チェック、と短く述べます。
- Q. 直近の失敗は聞かれたら?
- A. 失敗は「仮説→検証→学び→再現」の流れで語り、次の案件で適用した事実を添えれば評価はプラスになります。


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