結論:OKRは「10分レビュー」と「合意ログ一行」があれば、週次の意思決定が止まりません。
会議が長いのは“紙”ではなく“読み方”の問題です。私はPdMのマネージャーとして、Oは一文、KRはAha/TTV中央値/D1の3カードに固定し、レビューを10分の読み上げ台本で運用します。決定はSlackの合意ログに一行で残す——これだけで、翌日の1SPが動き出します。
Aha→TTV→翌日活性の並びで見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。
1. OKRを“10分”に圧縮する理由:価値の線で読む
長い週次は、数字が横並びで“線”になっていないから伸びます。OKRは「顧客が価値に達したか(Aha)」「どれだけ速く(TTV中央値)」「翌日に戻ったか(D1)」の順で読み、意思決定はその線上で行います。3カードに絞ると、議題は自動的に「どの摩擦を削るか」に収束します。
要点:①Oは行動の一文 ②KRはAha/TTV中央値/D1 ③前後2週の相対差で判定 ④中央値で裾を管理 ⑤決定は1SP×2で当日着手。具体例:オンボ改善のOKRを3カードに統一しただけで、週次レビューが45分→10分に短縮、翌週Aha+6pt・TTV中央値-18%が出ました。
【OKRの芯(コピペ可)】
O :newが◯◯を30秒で完了(Aha)
KR:Aha +◯pt/TTV中央値 -◯%/D1 +◯pt(前後2週・new)
判定:毎金曜18:00(中央値/相対差分のみ)
まとめ:OKRは“価値の線”で読むと、議論が勝手に短くなります。
2. 週次“10分レビュー台本”:読む順→決める順→動かす順
会議は“読み上げ”で始め、“合意の音読”で終えます。資料は前後1枚×3カードだけをSlackに直貼りし、回遊を禁止。論点は3つに絞り、決定は1SP×2をその場で割り当て、変更窓24hで細部を現場裁量にします。
要点:①結論先出し ②論点は3つまで ③1SP×2を当日着手 ④変更窓24h ⑤撤退基準は台本内で音読。具体例:「説明2行化」「導線1本化」を同週着手に決め、翌週TTVの裾(p90)が短縮。OKRのKRが一気に前進しました。
【10分レビュー台本(丸読みOK)】
0:00 結論…Aha+◯pt/TTV中-◯%/D1+◯pt(前後2週)
1:00 論点1…用語難(60秒)
2:00 論点2…分岐過多(60秒)
3:00 論点3…再開導線(60秒)
4:00 決定…1SP×2(担当@A/@B 期限=本日18時)
6:00 変更窓…UI細部は24h現場裁量
7:00 撤退…未達→施策Bへ切替(来週自動判定)
9:00 合意ログを音読→解散
まとめ:読む→決める→動かす、を時間で固定すれば崩れません。
3. 合意ログテンプレ:Slack一行で“意思決定”を残す
議事録ではチームは動きません。必要なのは「誰が・何を・いつまでに・どう直すか・変更窓」を一行で残すこと。レビューの最後に全員で音読し、そのままタスク化します。ログは毎週スレッドで積み上げ、検索性を担保します。
要点:①Decision先頭 ②担当/期限は@メンションと日付 ③変更窓は具体時間 ④撤退基準を同文中に ⑤リンクは1件のみ(PRD一枚)。具体例:この形式に変えただけで、当日中の着手率が70%→95%へ跳ねました。
【Slack合意ログ(コピペ送信OK)】
Decision: 説明2行化&導線1本化を本日実装
Owner: @A @B Due: 本日18:00
Metrics: Aha +◯pt/TTV中央値 -◯%/D1 +◯pt(前後2週)
Fail-safe: 未達→施策Bへ切替(来週金曜18:00で自動判定)
Change Window: UI細部は24h現場裁量で修正許可
Ref: PRD一枚 https://e-pdm.net/?p=880
まとめ:合意は“一行”で、誰でも読める形式にそろえます。
4. KRの作り方:Aha/TTV中央値/D1だけに削る
KRが多いと、OKRは“数字管理”になって止まります。KRは3つだけ、相対差分で表現し、起点/終点/対象を脚注に固定。代理指標(PV・UU・滞在)はAppendixへ退避し、意思決定面からは外します。
要点:①KRは相対差分 ②中央値で裾を短く ③対象はnew ④脚注に定義 ⑤Appendixに外出し。具体例:売上やMAUはAppendixに譲り、3カードへ集中した結果、改善の打ち手が毎週1SP×2で回るようになりました。
【KRテンプレ(貼替OK)】
KR1 Aha +◯pt(対象=new/前後2週)
KR2 TTV 中央値 -◯%(intent_shown→aha_completed)
KR3 D1 +◯pt(副:再開TTV -◯%)
※代理指標は別ダッシュボードへ
まとめ:“決める数字”に面を合わせると、速度が生まれます。
5. ケース:OKRを1週で立て直すワーク
週次が崩れているチームを、1週間で復旧させる手順です。最初の60分でOKRを3カードに再構成し、PRD一枚を作って10分レビューに流し込みます。金曜18時の判定で横展か撤退かを自動で決めます。
要点:①Day1=OKR再編 ②Day2=PRD一枚化 ③Day3=実装1SP×2 ④Day5=判定 ⑤翌週に横展。具体例:導線1本化と説明2行化を当週中に実施し、翌週Aha+5pt/TTV中央値-20%。OKRが“回る感覚”を全員が掴みました。
【1週間リカバリー(コピペ可)】
Day1:OKRを3カードに再編(O一文/KR3本)
Day2:PRD一枚化(Goal/Why/Scope/Metrics/撤退/変更窓)
Day3-4:1SP×2当日着手、変更窓24hで調整
Day5:金曜18時 前後比較で自動判定→横展/撤退決定
まとめ:OKRは“作る”より“回す”。回せば数字は追いつきます。
有料note(特典あり)
台本とテンプレ、ダッシュボードの実例は下記にまとまっています(特典PDF2点:PdMスキルテンプレート集/キャリア戦略シート)。
FAQ
- Q. 10分で終わらない時は?
- A. 論点を3つに制限し、Appendixはリンクのみ。読まない資料は会議に持ち込まないでください。
- Q. 売上やMAUをKRに入れないのは不安です。
- A. 遅行指標はAppendixで追い、意思決定は先行の3カードで。結果は自然に追随します。
- Q. 合意ログが埋もれます。
- A. 週次チャンネルのスレッド固定+フォーマット一行で統一。検索は「Decision:」でヒットさせます。


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