結論:PdM面接は「Aha→TTV→翌日活性(D1)」の“価値の線”で答えると、一発で評価者の言語に合います。
面接室に入る前、私はいつも候補者にこう言います。「機能名ではなく、価値の線で話そう」。Aha(初回価値)にどう近づけたか、TTV(価値到達時間)をどう短くしたか、そして翌日(D1)に何が起きたか。たったこれだけで、面接官のメモは「任せられる」に変わります。この記事は“よく聞かれる質問”への回答テンプレをすべて価値線で統一した台本集です。
インサイトの取り方はユーザーインタビュー完全ガイドが最短です。
1. 自己紹介の型:1分で「差分×Scope」を言い切る
導入(200〜300字):自己紹介が長いと、その後の会話が重くなります。PdMの自己紹介は「差分(Before→After)×Scope(任せられる範囲)」を1分で言い切るのが最短。数値は実数でなく相対差分(+◯pt/-◯%)と中央値で十分です。価値の線で語ると、続く質問がプロダクトの“面”に自然と揃います。スキル列挙は後送でOK。ここでは「価値を動かす再現性」の一文だけを置きます。
要点:①差分= Aha/TTV/D1の3点②Scopeを名詞で一行③相対差分+中央値で話す④実装名は最小⑤次に続く面(オンボ/検索/再開…)を示唆。
具体例:「オンボ面で説明2行+導線1本→TTV中央値-20%→翌週Aha+8pt」。
【1分自己紹介 台本(コピペ可)】
「価値線(Aha→TTV→D1)を1SPで動かすPdMです。
直近はオンボ面で Aha +◯pt/TTV中央値 -◯%/D1 +◯pt。
Scopeは PRD/実験/優先度/CS連携、実装名は最小で運用します。」
まとめ:自己紹介は“差分×Scope”の一文で始める。
2. 実績の深掘り:STARより短い“SAA(状況→対応→差分)”で300字
導入:プロジェクト説明は長くなりがち。面接ではSTARを圧縮し、SAA(Situation→Action→After)で300字にまとめます。目的(Aha)を冒頭に、対応は1SP×2本、結果はAha/TTV中央値/D1の相対差分だけ。証拠は前後スクショとPRD断片を添える体で語れば、面接官の“再現性フィルター”を通過します。
要点:①目的=Ahaの一文②Action=1SP×2③After=相対差分のみ④期間=前後2週間/対象=new⑤撤退条件も一言。
具体例:「候補即表示+説明2行化でTTV中央値-20%、翌週Aha+8pt」。
【300字ケース回答 テンプレ】
目的:newが◯◯を30秒で完了(Aha)
状況:用語難/分岐でTTVが長い
対応:説明2行+導線1本(1SP×2)をPRD一枚で合意
差分:Aha +◯pt/TTV中央値 -◯%/D1 +◯pt(前後2週/new)
撤退:未達は施策Bへ切替(判断:金曜18:00)
まとめ:SAA×価値線で、短く強く伝える。
3. 指標の聞かれ方に答える:実数なしで“相対差分×中央値”運用
導入:面接で一番ズレるのが指標の話です。実数は機密に触れやすいので、相対差分と中央値で答えるのが安全かつ十分。Ahaの到達率、TTVは中央値、D1はnew対象と“再開TTV”。分母や期間は前後2週間で統一すれば、評価者はすぐ比較軸を持てます。
要点:①Aha=率②TTV=中央値③D1=new/再開TTV併用④前後2週間⑤命名規則で資料を一枚。
具体例:「Ahaは+8pt、TTV中央値は-20%、D1は+5pt(前後2週間/new)」。
【数字の答え方 フォーマット】
Aha:到達率 +◯pt(対象=new/前後2週)
TTV:intent→Aha の中央値 -◯%
D1 :翌日活性 +◯pt(副=再開TTV -◯%)
※実数は非開示。相対差分のみで回答。
まとめ:実数は要らない。相対差分と中央値で十分に通じる。
4. 失敗の語り:Trade-off/撤退/学びを“運用の型”に落とす
導入:失敗談は評価者が最も見たいパートです。ポイントは「何を捨てたか(Trade-off)」「どこでやめたか(撤退)」「次にどう仕組みにしたか」。価値線で語り、運用の型(PRD一枚、10分レビュー、変更窓24h)に落として締めましょう。感情ではなく、再現性を示す場所です。
要点:①捨てた基準②撤退条件③再発防止=台本化④合意ログ⑤次の1SP。
具体例:「動画チュートリアル撤退→説明2行化→TTV短縮→“説明は2行”を規約化」。
【失敗→学び 台本】
失敗:◯◯に固執しTTVが悪化
判断:前後2週の中央値未達で撤退
学び:説明は2行/導線1本を原則化
運用:PRD一枚/10分レビュー/変更窓24hに反映
まとめ:失敗は“捨てた基準”と“運用の型”で語る。
5. 入社後プラン:30-60-90を1分で読み上げ、合意を取る
導入:最後は行動計画です。30日でAhaの定義と計測、60日でTTV中央値の短縮、90日でD1定着と横展開。Scopeと合意窓(関係者/レビュー/変更窓)を添え、相手の基準で修正点をもらいましょう。ここが一番の評価ポイントです。
要点:①価値線の順番②1SP単位③相対差分④Scope/合意窓⑤撤退条件。
具体例:「初月は説明2行+導線1本、金曜判定で次の1SPに繋ぐ」。
【30-60-90 一言台本(読み上げ可)】
30:Aha定義/計測を統一(ダッシュボード1枚)
60:説明2行/導線1本でTTV中央値 -◯%
90:翌日カード+再開TTV短縮でD1 +◯pt
Scope:PRD/実験/優先度/CS連携(合意窓=10分レビュー/変更窓24h)
まとめ:1分で“線”の計画を言い切り、相手の基準で修正する。
有料note(特典あり)
面接台本と提出物テンプレは下記にまとまっています(特典PDF2点:PdMスキルテンプレート集/キャリア戦略シート)。
FAQ
- Q. 実数を聞かれたら?
- A. 機密のため非開示とし、相対差分(+◯pt/-◯%)と中央値、前後2週間・対象=newで回答すれば十分です。
- Q. A/Bテストの経験がないと不利?
- A. まずは前後比較で秒を取りに行く話でOK。安定後にA/Bで精緻化する流れを説明しましょう。
- Q. 組織要件を深掘りする質問は?
- A. PRD一枚化/OKR(Aha/TTV/D1)/10分レビュー/変更窓/撤退基準を確認すれば、運用解像度が伝わります。


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