転職直後、「OKRを明日までに」と言われて手が止まる。数字は置けるのに、現場が動かない——そんな時は“先行指標”から書きます。価値(Aha)×速さ(TTV)×継続(翌日活性)。これだけで、会議が短くなり一歩が決まります。
結論:PdMのOKRは「Aha(初回価値)・TTV(価値到達時間)・翌日活性(D1)」で設計すれば動きます。Oは価値テーマ、KRは先行指標の“差分”で書き、週次は撤退・継続・新規の入替だけにします。
OKRが“先行指標”で動く理由(200字導入)
成果が出ないOKRの多くは、売上や契約などの遅行指標で固められています。遅行は正しいが、週次の意思決定には使いづらい。だからこそ、初回価値(Aha)、価値到達の速さ(TTV)、翌日の継続(D1)に分解し、差分で見る。これで「いま入れ替えるべき施策」が見えるようになります。以下は現場で使える例文と台本。まずはコピペでOK、チーム語に微調整してください。
価値と短期運用の全体像は課題解決型PdM 完全ガイド/設計思想は価値提供型PdMの設計図が土台になります。
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OKR例文15(コピペOK|5カテゴリ×各3)(200字導入)
Oは“価値の題名”、KRは“先行指標の差分”で書きます。各セットは「O→KR→受け入れ基準(Gherkin)」まで一気通貫。数字は“増やす幅”で表現し、撤退条件もセットで明記します。自チームの語に置換して使ってください。
【A. 初回体験(オンボーディング)】
O:初回体験を“迷わない”にする
KR1:Aha +7pp / KR2:TTV −1.0分 / KR3:D1 +3pp
受け入れ基準:Given 初回/When 住所1文字/Then 0.5秒で候補3件
撤退条件:Aha +5pp未満 × TTV悪化 → 入替
O:説明をUI内化する
KR1:ヒント到達率 +15pp / KR2:P95 0.5秒維持 / KR3:オプトアウト率 横ばい
受け入れ基準:Given 入力10秒/When 滞在/Then 非モーダルヒント表示
O:次の一歩を標準化する
KR1:成功直後の次導線到達率 +20pp / KR2:D1 +3pp
受け入れ基準:Given 成功直後/When コンファーム/Then 1クリックで主要機能へ
【B. 探索・検索】
O:目的地までの“直行性”を上げる
KR:検索→目的画面の直行率 +15pp / P95 0.5秒維持
受け入れ基準:Given 検索1文字/When 入力/Then 候補3件即表示
O:再開率を上げる
KR:最近の◯◯からの再開率 +10pp / D1 +2pp
受け入れ基準:Given 初回/When 表示/Then 最近3件を最上段に
【C. 記録・フォーム】
O:入力の摩擦を消す
KR:フォーム完了率 +12pp / TTV −0.8分
受け入れ基準:Given 初回/When 表示/Then 必須2項目のみ
O:エラー復帰を速くする
KR:失敗後の再送率 +15pp / 離脱率 −5pp
受け入れ基準:Given 送信失敗/When 再送/Then 入力保持
【D. 共有・チーム】
O:共同編集の“最初の1歩”を軽くする
KR:共有リンク作成率 +15pp / コメント到達 +10pp
受け入れ基準:Given 詳細/When 共有/Then 1クリックでリンク作成
O:レビューのやめる判断を明確にする
KR:週次の撤退数 ≧1 / 継続数=1 / 新規数=1 を維持
受け入れ基準:Given 週次/When 判断/Then ログ5行を貼付
【E. 継続・リテンション】
O:24hの“軽い背中押し”で戻す
KR:通知経由の到達率 +12pp / D1 +3pp / オプトアウト 横ばい
受け入れ基準:Given Aha→24±6h/When 未実行/Then 通知1回のみ
O:直行率で習慣化を作る
KR:ディープリンク直行率 +20pp / D1 +2pp
受け入れ基準:Given 通知/When 復帰/Then 対象画面に直行
OKRチェックリスト(誤用回避)
- Objectiveは“体験の変化”で書く(例:初回価値を30秒で)
- KRは先行指標の差分(Aha +pp/TTV −分/D1 +pp)
- KRは3つ以内、達成基準は受け入れ基準とリンク
O:初回価値を30秒で体験できる状態にする
KR1:住所1文字→候補3件→保存の成功率 +7pp
KR2:TTV median 2.6→2.1分(−0.5分)
KR3:翌日活性 +3pp
30分でOKRを作る手順(200字導入)
OKRは“早く雑に出して、週次で入れ替える”が正解です。価値テーマ(O)を1行で決め、KRはAha/TTV/D1から1〜3本だけ。受け入れ基準(Gherkin)を1施策1本、撤退条件を合わせて明文化します。下の台本を読み上げれば、30分でチーム合意まで到達できます。
[00-05] Oを1行で確定(価値の題名)
[05-12] KR=Aha/TTV/D1の“差分”で3本以内
[12-20] 受け入れ基準(Gherkin)を各1本
[20-25] 撤退条件を数値×条件で決定
[25-30] ダッシュボードの項目と文言を一致→公開
週次運用:撤退・継続・新規の入替(200字導入)
週次は“差分→入替”に限定。遅行指標(売上等)は月次に回し、会議は30分で閉じます。ログは5行テンプレに固定し、読み上げて終了。これで議論が“進捗の説明”から“意思決定”に切り替わります。
意思決定ログ(5行)
前提|Aha +2pp/TTV −0.4分/D1 +1pp
候補|オンボ文言AB/非モーダルヒント/次導線
判断|撤退=ヒント/継続=次導線/新規=文言AB
撤退条件|Aha +5pp未満 × TTV悪化 → 入替
学習|短文×配置が効く
KPIの並べ方はKPI設計と運用ガイドで統一すると、計測とPRDの言葉ズレが消えます。
よくある失敗→言い換えテンプレ(200字導入)
OKRの失敗は、抽象語と遅行偏重に集約します。下の置換で“可観測な言葉”に変換してください。Gherkinとセットで運用すると、週次の戻りが激減します。
NG「分かりやすいUIに」→ 修正「住所1文字で候補3件/0.5秒」
NG「オンボを丁寧に」→ 修正「成功直後に次導線→24hで通知1回」
NG「数字を上げる」→ 修正「Aha +7pp/TTV −1.0分/D1 +3pp」
提出前チェック(3分)(200字導入)
公開前の最終チェックです。迷ったら数を減らし、言葉を短く。OKRは“入れ替え前提”で軽く運ぶのがコツです。
- Oが1行の価値テーマになっている
- KRはAha/TTV/D1の差分で3本以内
- 受け入れ基準(Gherkin)が各1本で可観測
- 撤退条件が数値×条件で明文化されている
- 週次は“差分→入替”だけで運用する
FAQ
- Q. 遅行指標は入れない方が良い?
- A. 週次では外し、月次で軽く確認します。OKRのKRは先行指標中心で。
- Q. KRの目安値はどう決める?
- A. 直近2週の中央値から“入替で届く幅”に設定。迷ったら+5pp/−1.0分から。
- Q. どうやってチームを巻き込む?
- A. 30分台本で全員読み上げ→Gherkin合意→撤退条件を声出しで確定します。
OKRテンプレ詰め合わせ(PDF)
例文15・30分設計台本・週次レビュー台本・チェック表のPDFは以下から。
PdM初心者のための仕事大全【保存版】 /
PdMキャリア戦略:ゼロイチ〜スケールの実務
特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)/キャリア戦略シート(PDF)


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