KPIダッシュボードの作り方|ジュニアPdM向け“見れば動ける”設計テンプレ(AARRR対応)

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PdM

🔧 AI、テンプレによる
価値提供の効率化
現役PdMの「実務の武器庫」

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📂 収録テンプレート(一部)

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「ダッシュボードはあるのに、会議が進まない」——よくある悩みです。原因はシンプルで、“見れば意思決定できる粒度”になっていないこと。この記事では、ジュニアPdMが明日から回せるダッシュボード設計テンプレと、運用ルーチンを、各項目にミニ解説を添えてまとめます。指標の基礎は関連記事もどうぞ:PdMが成果を出すKPI設計と運用の実践ガイドKPI設計と運用術KPI設計入門

1. まず“先行指標”で設計する(AARRRのどこを動かす?)

  • Acquisition(獲得)
    例:自然検索UU、記事→LP遷移率。なぜ:入口の量と質を分けて把握するため。どう:チャネル別・クエリ別の切り口を必ず用意。
  • Activation(初回価値)
    例:Aha到達率、TTV中央値。なぜ:継続の土台。どう:「Ahaイベント」を1行で定義(保存/送信/完了など)。
  • Retention(継続)
    例:翌日/7日活性、機能活用率。なぜ:プロダクトの粘り強さを確認。どう:コホート表で“傾き”を見る。
  • Referral(紹介)
    例:紹介リンク経由率。なぜ:価値の伝播を測る。どう:招待送信→登録の2段階で追跡。
  • Revenue(収益)
    例:有料転換率、ARPU。なぜ:最終的な成果。どう:先行指標と紐づけて語る(単独で見ない)。

2. イベント設計:まずは“3本柱”だけ

  • 開始点(Start)
    例:app_open / page_view_top。なぜ:TTVの母集団を定義。どう:匿名ID/ログインIDの紐付け方針を最初に決める。
  • Aha到達(Activation)
    例:save_success / first_transfer_completed。なぜ:改善の主戦場。どう:“成功時のみ”を記録し、失敗は別イベントで。
  • 継続フラグ(Retention)
    例:d1_active / d7_active。なぜ:翌日・翌週の再訪を測る。どう:定義は「価値に触れた行動」に限定(単なる起動はNG)。

3. レイアウト設計テンプレ(各ブロックにミニ解説つき)

【トップ:健康診断(今日の意思決定に必要な“3行”)】
1) Aha到達率(前週比/当週目標) … <ミニ解説:初回価値の強さ。オンボ改善の直撃指標>
2) TTV中央値(分) … <ミニ解説:価値までの距離。UI変更の即時効果が出やすい>
3) 翌日活性(%) … <ミニ解説:Ahaの説得力。短期の“粘り”を見る>

【ファネル:AARRR(先行→遅行の順)】
- Acquisition:チャネル別UU/遷移率 … <ミニ解説:量と質を分離>
- Activation:Aha率/TTV … <ミニ解説:初回のコア体験>
- Retention:コホート曲線 … <ミニ解説:傾きで体感する>
- Referral:招待→登録ファネル … <ミニ解説:2段階管理>
- Revenue:転換率/ARPU … <ミニ解説:先行指標との紐づけで解釈>

【診断:アラート&Guardrail】
- エラー率(Ahaパス) … <ミニ解説:価値到達の道が壊れていないか>
- 問い合わせ件数/新規UU … <ミニ解説:副作用監視>

4. 物語:会議が動き出した“3行ダッシュボード”

:「Aha +4pt、TTV -0.8分、翌日活性 +3pt。勝ち要因は?」
Eng:「状態保持のRelease以降、Ahaが底上げされています」
CS:「問い合わせは横ばい。副作用は出ていません」
:「次は例示カードに寄せます。判定は金曜」

指標の“3行”があるだけで、議論は自然と打ち手に向かいます。

5. 運用ルーチン(各行に“やる理由”を添える)

  • 毎週 月AM:スクショ貼付
    理由:数値の“既読”をそろえる。どう:トップ3行+勝ち/負け要因を1行で。
  • 毎週 水PM:ミニふりかえり
    理由:週後半に舵を切れる。どう:Aha/TTVの動きと改善仮説を箇条書きで。
  • 毎週 金PM:判定会
    理由:AB/小改修の継続or停止を決める。どう:判定は“KR寄与/副作用/工数”の3点で。

6. KPI選定チェックリスト(初心者向け補足つき)

□ KPIは“行動の事実”で測っているか
  - 例:「保存を押した」「送金が完了した」
  - 補足:アンケートの“感想”はKPIにしない

□ 先行指標→遅行指標の因果メモがあるか
  - 例:「Aha +5pt ⇒ 翌日活性 +3pt ⇒ 転換率 +1pt(過去スプリント根拠)」
  - 補足:数ヶ月後の売上だけを根拠にしない

□ 定義が“一行”で共有されているか
  - 例:「翌日活性=価値行動を翌日に再実行した割合」
  - 補足:誰が読んでも同じ計算になる文言に

7. イベント命名&計測テンプレ(各行に例つき)

prefix_object_action
- app_open        … 例:アプリ起動。開始点の母集団定義に使う
- search_result_view … 例:検索結果を表示。Ahaの前段行動
- save_click / save_success … 例:保存の試行/成功。Aha定義の中心
- d1_active / d7_active … 例:翌日/7日活性。価値行動の再現を測る

補足:失敗(_fail)は成功と別イベント。失敗率=fail/(success+fail)とするため。

8. よくある失敗と回避策(初心者向け)

  • 失敗:グラフが多すぎて意味が分からない
    回避:トップは“3行”だけ。残りは折りたたむ。
  • 失敗:売上だけ見る
    回避:Aha/TTV/翌日活性を必ずセットに。
  • 失敗:イベント定義が毎週変わる
    回避:定義変更は“Decision Log”に記録し、過去データと区切る。

9. コピペ用:ダッシュボード要件(解説入り雛形)

■目的(Why)
- <書き方> 今週の意思決定を速めるための“3行”を一画面で共有
- <理由> 何を変えるかの議論にすぐ入るため

■対象(Who)
- <書き方> PdM/Eng/Design/CS/分析
- <理由> 役割ごとに見る粒度を合わせる

■指標(What)
- <書き方> Aha率 / TTV中央値 / 翌日活性(トップ3)
- <理由> 先行→遅行の筋道を作る

■計測(How)
- <書き方> app_open / save_success / d1_active を必須イベントに
- <理由> 最小構成でも学べる形にする

■運用(When)
- <書き方> 月AMスクショ・水PMミニ振り返り・金PM判定会
- <理由> 小さく早くズラせるように

10. 関連記事(内部リンク)

11. 有料note&特典テンプレ

ダッシュボード雛形(先行指標ボード)とイベント設計シートは、有料noteで配布。購入者特典:PdMスキルテンプレート集(PDF)キャリア戦略シート(PDF)

12. まとめ:“3行”で動き、“コホート”で確かめる

ダッシュボードの役割は、会議を速く終わらせることです。トップの3行で舵を切り、ファネルとコホートで裏を取る。来週までにまず、Aha/TTV/翌日活性の3行をあなたのプロダクトで可視化してみてください。

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