PdMのためのKPIツリー設計ガイド【最短で成果に効く作り方|2025年版】

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結論:KPIツリーは「Aha%→TTV→D1」の先行指標から逆算して設計すると、最短で成果に効きます。

「KPIが多すぎて追い切れない」「売上しか見ていないので現場が動かない」――よくある相談です。KPIツリーの役割は、毎週の意思決定を早くすること。だからこそ、結果指標(売上・LTV)からではなく、先行指標(Aha%/TTV/D1)から設計するのが最短です。本稿では、KPIツリーを“そのまま会議で使える”粒度に落とし込み、NSM・OKR・ロードマップまで一気通貫でつなげます。

KPIツリーの原則:結果ではなく先行から作る

結果指標は重要ですが、短期に動かせないため判断が遅くなります。Aha%→TTV→D1は「体験の継ぎ目」を直接捉えるため、毎週の並べ替えに向いています。

  • Aha%:価値の初回成立率=入口の広さ。
  • TTV:価値に到達するまでの時間(p50/p95)=速度。
  • D1:翌日復帰率=連続性。

Aha→TTV→翌日活性の順で見ると意思決定が速くなります。詳しくはKPI設計と運用ガイドへ。

コピペ素材(原則の一文)
「KPIツリーは、先行指標→結果指標の順でつなぐ。売上は“結果”として最後に置く。」

まとめ:先行から作ると“今週やること”が自動で見える。

設計ステップ①:NSMを決める(価値行動の回数)

まずは事業の成長を最もよく説明する「価値行動」をNSM(North Star Metric)に定義します。数えやすく、施策で動かせる単位に。

  • 例:学習アプリ=「週の完了レッスン数/有効ユーザー」
  • 例:SaaS=「週の有効レポート出力数/アカウント」
  • 基準:再現性/可観測性/価値近接性

コピペ素材(定義テンプレ)
「NSM=週次[価値行動X]完了数/有効ユーザー

まとめ:NSMは“価値の回数”。PVなど虚栄指標は避ける。

設計ステップ②:NSMを先行指標に分解する

NSMを「どうやって動かすか」を明らかにするため、Aha%→TTV→D1の先行指標に砕きます。

  • 入口(Aha%):初回価値成立までの障害を列挙。
  • 速度(TTV):手数・迷い・待ち時間を分解(p50/p95で管理)。
  • 連続(D1):“続きカード”と通知で再開を設計。

コピペ素材(分解図の読み上げ文)
「NSMはAha%↑→TTV↓→D1↑の連鎖で上がる。今週はAha前の入力−2項目に集中。」

まとめ:分解できないNSMは“眺めるだけ”になりがち。

設計ステップ③:結果指標を最後につなぐ

売上・CVR・LTVなどの結果指標は、先行指標の“後ろ”にぶら下げます。これで「因果の説明」がシンプルになります。

  • 売上=CVR×単価×有効ユーザー
  • CVR=Aha%×購入導線の摩擦(TTV)
  • リテンション=D1→W1→M1の階段

コピペ素材(因果の一文)
「売上を上げる=Aha%を上げ、TTVを短縮し、D1を増やすことの積み上げである。」

まとめ:売上は説明の終点。毎週は先行指標で動かす。

設計ステップ④:イベント命名とダッシュボード配置

「誰が集計しても同じ数」を作るため、イベント命名・属性・粒度を固定します。ダッシュボードは縦一列で。

  • イベント例:aha_action_donettv_to_aha_msd1_active
  • 属性:新規/既存、初回からの経過日、チャネル
  • 配置:NSM→Aha%→TTV(p50/p95)→D1→CVR→売上

コピペ素材(データ辞書の行定義)
イベント名/発火条件/主キー/属性/例/集計粒度

まとめ:命名が揺れると会議が崩れる。辞書を固定。

運用:OKRとロードマップへ接続する

設計したKPIツリーは、OKRのKRとロードマップに落とすと日々の判断に降りてきます。

  • OKR(KR):Aha% +Xpt/TTV p95 −Y秒/D1 +Zpt
  • ロードマップ:Q1=Aha直行、Q2=TTV短縮、Q3=D1強化
  • 週次レビュー:“並べ替え会議”で先行指標→施策の順で合意

コピペ素材(週次アジェンダ)
1) Aha%/TTV/D1の先週対比
2) 阻害トップ3→小改修→判定条件
3) 次週リリースとロールバック基準

まとめ:KPIツリーは“会議の台本”。数字→施策→意思決定で回す。

よくある失敗と対策

ツリーが「装飾」になる典型パターンを先回りで潰します。

  • 指標が多すぎ:先行3つ+結果3つで十分。残りはサブ。
  • 定義が曖昧:完了条件・p95定義を文書化して固定。
  • 更新されない:週次レビューで“更新当番”を明確化。

コピペ素材(最小セット宣言)
「今期はNSMとAha%/TTV/D1/売上の6指標のみを“主”とし、他は補助に回す」

まとめ:少ないから速い。速いから成果が積み上がる。

関連記事

FAQ

Q1:売上やMAUをKPIツリーの最上位に置いてはいけない?
A:置いても構いませんが、運用は先行指標から始めてください。売上は“結果”の確認に留めます。

Q2:B2BでもAha%/TTV/D1は使える?
A:使えます。Aha=初回の業務成果、TTV=そこまでの時間、D1=翌日の再開で置き換えてください。

Q3:指標が動かないときの処方箋は?
A:Aha断絶→TTV悪化→D1阻害の順で優先。小改修を1週間で回して“学び”を得ることが最短です。


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