結論:価値提供型PdMは「潜在課題を見つけて価値に変える」ことが仕事です。顕在課題を解決するだけでは差別化できません。ユーザーがまだ言語化していない行動の中に“次のAha”を見つけ、その体験を定着させる——ここに価値提供型PdMの真髄があります。
1. 潜在課題は「行動」から見つかる
【導入】
アンケートやヒアリングだけでは限界があります。ユーザーは本音を言葉にできないからです。価値提供型PdMが注目すべきは行動ログと繰り返し。どの画面で滞留しているか、どこで“離れてまた戻る”か、行動に潜在課題のヒントが隠れています。
【具体例】
学習アプリで「初日は触るが、翌週に続かない」というケース。行動ログを追うと「復習ボタン」を誰も押していない。潜在課題は“次に何をすればいいかが分からない”ことでした。
コピペ素材:
「潜在課題は“行動ログ×繰り返し”から見つける」
2. Ahaを再定義する
【導入】
顕在課題では「Aha=最初に便利さを感じる瞬間」。しかし価値提供型PdMでは“新しい習慣に触れる瞬間”をAhaに置き換えます。
【具体例】
経理SaaSで「自動仕訳が出る瞬間」をAhaと定義したが、それだけでは1回使って終わり。Ahaを「翌月も自動仕訳が繰り返される安心感」に再定義することで、長期利用が定着しました。
コピペ素材:
「Ahaを“習慣化の起点”に再定義する」
3. TTV短縮の実務:不要は削る、価値は残す
【導入】
TTVは「価値到達までの時間」。短ければ短いほど良いわけではありません。削る=捨てるではなく、価値に直結しない要素を後に回すことが本質です。
【例文】
・初回サインアップで住所や部署名を削除 → Aha% +3.2pt
・サンプルデータを自動投入 → TTV p95 −9秒
・推奨アクションを1択に → D7 +2.1pt
コピペ素材:
「TTV短縮=Aha前の摩擦を削り、後回収できる仕組みを作る」
4. 次回活性(Dτ):定着を測る指標
【導入】
毎日使うサービスばかりではありません。だから「翌日活性(D1)」ではなく“次回活性(Dτ)”で見るべきです。τはプロダクトの自然な利用周期に合わせます(例:学習=D7、経理=D30)。
【具体施策】
・Aha直後に「続きカード」を表示
・τの前日に通知を1本だけ送信
・通知は必ずカードに紐づける(単発は効果なし)
【成果例】
B2Bで比較レポートを“続きカード”にした → D7 +2.1pt改善
コピペ素材:
「Dτ=自然な利用周期に合わせた“次の一歩”の定着率」
5. 30日で“一往復”する改善ロードマップ
【導入】
机上の最適化では意味がありません。30日で必ず一往復させて、学びを数字で出すことが大切です。
- Day1–3:Aha定義とログ埋め込み
- Day4–10:TTV p95赤旗の削除(不要入力や摩擦ポイント)
- Day11–20:続きカード+通知実装
- Day21–25:Dτで判定(+◯pt/悪化なし)
- Day26–30:横展開 or 撤退
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FAQ
Q1:潜在課題はどうやって見つける?
行動ログと繰り返しに注目してください。離脱や未利用の部分にヒントがあります。
Q2:Dτの測り方が分からない
プロダクトの自然な利用間隔(週次、月次など)に合わせて定義すればOKです。
Q3:削った入力は後で困らない?
Aha後にカードやプロフィール導線で回収すれば、事業影響はほぼありません。
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