はじめに
プロダクトマネージャー(PdM)として転職したばかりの方や、未経験からPdMになった方にとって、最初の大きな壁となるのが「要件定義」です。
「そもそも何を決めればいいの?」「仕様書ってどう書くの?」「エンジニアやデザイナーにどう伝えればいい?」——こうした疑問や不安は多くのジュニアPdMが抱える共通の悩みです。
本記事では、PdM初心者がつまずきやすい「要件定義」の落とし穴と、それを乗り越えるための実践的な考え方や手順を解説します。
要件定義とは?PdMにおける役割
要件定義とは、「ユーザーにどんな価値を提供するか」「そのためにプロダクトがどんな機能を持つべきか」を明文化する工程です。
PdMにとって、ビジネス側と開発側の橋渡しとして最も重要な工程の一つです。
よくある失敗例とその原因
- 「要望」ばかりを集めてしまい、本質的な課題が不明瞭
→ユーザーの声をそのまま機能に落とし込むと、機能ばかりが増えてしまいます。 - 詳細な仕様をPdMが一人で決めようとしてしまう
→エンジニアやデザイナーとの連携不足で、実装不可能な案になりがち。 - 意思決定の軸が曖昧で、議論がブレる
→プロダクトの目的やKPIが明確でないまま進行してしまうパターン。
未経験PdMが要件定義を進めるステップ
① 課題の構造化
- ユーザーインタビューや問い合わせログをもとに、問題の背景や頻度・影響度を整理
- 「課題 vs 要望」を切り分けて考える
② ユースケースベースでの要件整理
- 「誰が、どんな状況で、何を達成したいか」を明確にする
- ユーザーストーリー形式(例:「◯◯なユーザーが、△△を達成するために、□□を使う」)が有効
③ 優先順位の明文化
- MoSCoW法(Must/Should/Could/Won’t)でチームと共通認識を持つ
- ビジネスインパクトや開発コストも加味して検討
④ 関係者との合意形成
- ワイヤーフレームやプロトタイプを活用して共通理解を促す
- 「Notion」「FigJam」などを使うと視覚的にも伝わりやすい
実務で使えるテンプレート・ツール
- Notion:ユーザー要件テンプレート、ユーザーストーリーリスト管理に最適
- Miro / FigJam:構造図や関係図の作成に便利
- Googleスプレッドシート:優先順位や開発リソースの整理
関連リンク(内部リンク)
まとめ
未経験PdMにとって、要件定義は「最初の登竜門」です。
しかし、ユーザー視点で課題を整理し、チームで協働しながら仕様を明確にしていけば、誰でも一歩ずつ上達できます。
最初は時間がかかっても構いません。実践を通じて少しずつ「要件定義力」を身につけていきましょう。


コメント