はじめに
「ロードマップを作ってください」と言われた瞬間、何から手を付ければいいか分からなくなる——これは未経験PdMだけでなく、経験者でも起こることです。私も初めてロードマップを任されたとき、スケジュール表を作ることと戦略設計が頭の中でごちゃ混ぜになり、チームを混乱させてしまったことがあります。
この記事では、未経験からでも実践できるロードマップ作成法を、現役PdMの経験と具体例を交えて解説します。
1. ロードマップとは何か
ロードマップは単なる工程表ではありません。
「なぜこの順番でプロダクトを成長させるのか」を示す戦略図です。これが明確になると、チーム全員が同じ方向を向き、意思決定もスムーズになります。
- ビジョンを達成するための道筋を示す
- 優先順位を明確にする
- 関係者間の合意形成を促す
2. ロードマップ作成のステップ
私が実務で使っている流れは以下の通りです。
- ゴール設定:ビジネスKPIとユーザー価値の両方を指標化
- 現状分析:プロダクトのフェーズと課題を把握
- 施策案の洗い出し:短期・中期・長期で実施したいことを全て書き出す
- 優先順位付け:MUST/SHOULD/NICE TO HAVEで分類
- タイムライン化:施策を四半期単位に配置
特に優先順位付けの段階で関係者を巻き込むと、後の合意形成が格段に楽になります。
3. ストーリーで考えるロードマップ
ロードマップは、単なる箇条書きよりも「物語」として描くと説得力が増します。
たとえば、あるジュニアPdMは新規プロダクトの立ち上げで、こういう流れを描きました。
「最初の3ヶ月でユーザーインタビューを行い、仮説を検証。次の3ヶ月でMVPを開発し、ベータユーザーに提供。その後6ヶ月で正式ローンチと同時に拡張機能を追加」
このストーリーがあったことで、チームは納得感を持って動き、スケジュール遅延も最小限に抑えられました。
4. 実務で役立つテンプレート活用
有料noteでは、ロードマップ作成にも応用できるPdMスキルテンプレート集を配布しています(詳細はこちら)。企画書や要件定義テンプレート、KPT振り返りフレームなどが含まれ、ロードマップ策定時の抜け漏れを防ぎます。
5. 行動計画はキャリア戦略シートで管理
ロードマップが完成しても、日々の行動が伴わなければ意味がありません。そこで役立つのがキャリア戦略シートです。現在地の整理、6ヶ月後の理想像、月・週・日単位のアクションプランまで設計でき、ロードマップ実行の確度を高めます。
6. 関連記事で知識を補強
まとめ
ロードマップはプロダクトの未来を描く地図です。
戦略とストーリーを意識し、テンプレートや戦略シートを活用すれば、未経験からでも実践的な計画が立てられます。
まずは「3ヶ月間のミニロードマップ」から始め、成功体験を積み重ねていきましょう。


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